Maria Muldaur
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The Wild Magnolias
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Kermit Ruffins
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Iris May Tango
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- MARIA MULDAUR / Meet Me Where They Play The Blues (Telarc PHCD-1582)
- THE WILD MAGNOLIAS / Life Is A Carnival (Metro Blue 7243 8 23737 2 8)
- KERMIT RUFFINS / Swing This ! (Basin Street Records BSR 0102-2)
- THE DIRTY DOZEN BRASS BAND / Buck Jump (Mammoth 354 980 195-2)
- FATS DOMINO / Fats Is Back (Bullseye Blues & Jazz 11661-9616-2)
- IRIS MAY TANGO / Let 'em Have It (IMT 0978)
- B.B. KING / Let The Good Times Roll (MCA MVCE-24195)
- LIL' ED & BLUES IMPERIALS / Get Wild ! (ALCD 4868)
- V.A. / And This Is Maxwell Street (Pヴァイン PCD-5527/28)
- V.A. / On The Road Again (VIDEO) (Pヴァイン PVH-39)
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青色: 新録もの |
オレンジ色: 再発もの |
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誰も読みやしねーだろと思いつつ,毎度,頭を悩ませていた「ブルース&ソウル・レコーズ」誌の年間ベスト・アルバム選。今年はやらなくていいっていうんで内心ホっとしてたら,結局「ぶる銀」でやることになってしまった。いつもと同じでとにかくよく聴いた10枚を。今年は2年ぶりにニューオーリンズのジャズ・フェスに行ったこともあって,やっぱりその辺りが中心。夏の来日公演にはブルーノートという会場に違和感を覚えつつも足を運び,結局グチャグチャに楽しんでしまったマグノリアスは文句ナシ。“PARTY”等,再演というよりは現時点でのライヴという感じなんだもの。とにかく痛快だった。それとここ数年,後進に押され気味な感もあったダーティ・ダズン,衰える気配ナシの勢いが抜群のカーミットは現地で観たライヴもホントにカッコよかった。それ以外ではリル・エドのインペリアルズとのリユニオンにB.B.のルイ・ジョーダン作品集,マックスウェルの完全盤に年の瀬も迫ってのドキュメンタリー・フィルム『オン・ザ・ロード・アゲイン』等,嬉し驚きのリリースにも大いに興奮した。そんな中でダントツはマリア・マルダー。個人的には,愛して止まない歌姫のひとりなのだけど,そんな思い入れを抜きにしても素敵なアルバムだと思う。実際にこの原稿を書いている時点でもヘヴィ・ローテーションの一枚なのです。最晩期の録音となるはずのチャールズ・ブラウンとのデュエット曲が収録されているのも嬉しいオマケ。とにかく素晴らしい。 |
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今澤俊夫
山梨県在住のブルース・ライター。最近では、Pヴァイン・レコードのライナーで特に活躍。ニューオーリンズのサウンドにも造詣深し。 |