すもりさんにお誘いを受けてCDラックを物色したけど「今年発売された
CD」が余りにも少ないのに愕然。
John Lee Hooker "1949 Recordings"やThe Cater Brothers "Since You'
ve Come Into My Life"も持っていなかった。自分では気がついていなか
ったが、意外と重要盤を押さえていないのに気がつき「こりゃイカン!」
と焦り気味。
そんなわけで、ベスト10がベスト6になってしまいましたが、ご容赦のほ
どを。
- CARL WEATHERSBY / COME TO PAPA (EVIDENCE ECD 26108-2)
今が旬のCarl Weathersbyの最新作。今年もっとも聴いたCDでした。本人
はもっと高いところを目指しているのだろうけど、どこをとっても文句な
し。「これこそ今年のナンバーワン!」
以下順不同
- V.A. / I Blueskvarter Chicago 1964, Vol 2 (Jefferson Records SBACD 12655/6)
好みで言えば、昨年発売のVol.1に軍配を揚げるが、このVol.2もなかなか
の内容。特にPBBBのレコード・デビュー前の姿が正式にCD化されたのは嬉
しいね。このシリーズには目が離せないが、スウェーデン放送局のソング
・リストを見ると、本編から漏れた曲もあるので、ここは是非コンプリー
トを。
- Jerry "Boogie" McCain / This Stuff Just Kills Me (JERICHO 90005-2)
豪華メンバーをバックに元気いっぱいのJerry McCainじいさんの新作。
Mike Vernonのプロデュースも冴え渡っているが、なによりもご本人のぶ
っといハープに目尻も下がる。
- Wallace Coleman / Stretch My Money (Pinto Blue Music PBM-1954-2)
対してRobert Lockwood Jr. BandのハーピストWallace Colemanの新作は、
「いかにも手作り」といった感じで全体的にチープな作り。が、こちらの
じいさんも歌・ハープ共に活きが良いったりゃありゃしない。わげもんも
頑張らねば。
- Little Buster & The Soul Brothers "Work Your Show" FEDORA FCD-5020
前作の衝撃があまりにも強烈だったために、カヴァー曲で固めた今作はち
ょっと分が悪いか。しかし、ディープなLittle Busterの味わい深い歌声
は健在!ブラック・ミュージックを全く知らない17歳の甥(カリフォルニ
ア在住。ミュージシャン志望)に聴かせたら「この人の声って凄いね!」
と興奮していたのが妙に嬉しい。
- Big Walter Horton and Alfred "Blues King" Harris "Harmonica Blues King" P-VINE PCD-5607
言うことなし。LP時代から愛聴していました。
ゴスペルにも嬉しい新作(再発)が沢山あったが、今回はあえて除外。だって、10枚じゃ収まらなくなるからね。
「21世紀こそは交際費を削ってまでもCDを買おう!」と心に誓う年の瀬で
ありました。
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