2001年ベスト・アルバム10選
真野博生


Anders Osborne


Dr. John


Los Hombres Calientes


Kermit Ruffins

  1. ANDERS OSBORNE / Ash Wednesday Blues (Shanachie 5744)
    まずは、Anders Osborne。すっかりニューオリンズを代表するロックミュージシャンの貫禄が出てきたけれど、もともとはスウェーデン出身のAnders。僕は結構彼のやってる事好きなんやけど、これもそういう一枚となりました。

  2. DR. JOHN / Creole Moon (Blue Note 7243 5 34591 2 3)
    Dr. John。"Gumbo"に始まり、"Going Back To New Orleans"と来て、今回のこの"Creole Moon"。このアルバム、パッと聴いた感じ、あんまりインパクト無いかも知れないけど、聴き続けるにつれてハマっていくと思うねんなー。きっと何年後かには、ニューオリンズ FUNKを昇華させたアルバムとなる事やろう!(たぶん・・・)Michael Doucet、Sunny Landrethというあたりのゲストもエエ感じ。

  3. LOS HOMBRES CALIENTES / Vol. 3: New Congo Square (Basin Street Records)
    Los Hombres Calientes。一枚目も二枚目も、いいアルバムやったと思う。ライブはぜひチェックしてみてください(行く機会があれば・・・)。

  4. KERMIT RUFFINS / 1533 St. Philip Street (Basin Street Records 0130)
    Kermit Ruffins。開店してほぼ一年で閉めてしまったKermitのClubがあった住所をタイトルにしたこのアルバム、いつもと同じ感じなんやけど、やっぱ良かったです。

  5. REBIRTH BRASS BAND / Hot Venom (Mardi Gras Records MG1053)
    Rebirth Brass Band。そのKermitがはじめ在籍していたRebirthのニューアルバム。前のアルバムも良かったけど、またまたこれも。

  6. BOOZOO CHAVIS / Down Home On Dog Hill (Rounder Records 612166)
    Boozoo Chavis。惜しくも2001年5月に亡くなったBoozoo。追悼の意を込めて入れました。

  7. PAPA GROWS FUNK / Doin' It (Papa Grows Funk PMG101)
    Papa Grows Funk。山岸潤史師匠のいる「パパグロ」のデビューアルバム。今やニューオリンズではこのバンドがMeters Funkを継承する。王道を行ってる感がある。

  8. CLARENCE "GATEMOUTH" BROWN / Back To Bogalusa (Blue Thumb 314 549 785-2)
    Clarence Gatemouth Brown。Dr. Johnがニューオリンズに戻るのであれば、GatemouthはBogalusa(ルイジアナ州の田舎町)に戻るのであった。しかし、この人、77才やで、もう!(アッパレ!)Johnny Adamsと演ってた頃、カップリングで一緒になったことがあるんやけど、ホント、口の悪い人やった(毒舌の下町のおっさんって感じ)。

  9. HUNGTINTON & BARRY / Line For Lion (Independent)
    Huntington & Barry。ALL THATというバンドで今一緒に演っている女性SaxプレーヤーのRebecca Barryのアルバム。ベーシストのBill Huntingtonとのコラボレーションアルバムなんやけど、なかなかエエ感じでした。普段のRebeccaは「アラバマ出身の肝っ玉ネエちゃん」。Gatemouthほどではないやろうけど、この子もたいがい口悪い!(笑)

  10. ERNIE K-DOE / Absolutely The Best (Fuel 2000/302 061 157- 2)
    最後にErnie K-Doe。やはり今年の7月5日に亡くなってしまったErnieのベストアルバム!改めて聴くと、「Mother-in-Law」っていい曲やな!余談ですが、Ernieの葬式の時のパンフレットで、「Honorary Pallbeareres」(名誉棺側葬送者。実際に棺を担ぐ訳じゃないけど、故人の栄誉を称えて葬送者として名前を載せる人)のリストに、「James Brown」の名前が入ってました。



赤色: 新録もの

緑色: 再発もの

まのひろなり
単身ニューオーリンズへ渡ってから、早何年になるのでしょう?「ニューオーリンズのギタリスト」という肩書きもすっかり定着した感じです。日本では、たまに帰国したときにライブをやるGO AHEADというバンドを持ってます。(CD「Go Ahead Please」が出ています。)ニューオーリンズでは、ジョニー・アダムス、エディー・ボー、アイアニング・ボード・サム等のバンドでプレイしてきました。
http://www.goahead.nu/





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