- JOHN BOUTTE / At The Foot Of Canal Street (Valley Entertainment VE 15138)
- LOWELL FULSON / The Complete Kent Recordings 1964-1968 (P-VINE PCD-3066〜9)
- THE SONS OF BLUES / Chicago's Young Blues Generation (Evidence ECD 26114-2)
- CLARENCE "GATEMOUTH" BROWN / Back To Bogalusa (Blue Thumb 314 549 785-2)
- HOWARD TATE / Howard Tate (Koch Records KOC-CD-8311)
- LOUIS ARMSTRONG / The Complete Hot Five And Hot Seven Recordings (SONY SRCS 2431-4)
- OLU DARA / Neighborhoods (Atlantic 83391-2)
- RONNIE BARRON / Reverend Ether (Universal UICY-3302)
- FORGOTTEN SOULS BRASS BAND / Don't Forget 'Em (New Orleans Music Online)
- MARCIA BALL / Presumed Innocent (ALLIGATOR ALCD 4879)
CD,ライヴと音楽三昧なのは毎年のことだけど,今年は5月のニューオーリンズ・ジャズ・フェス,8月のキューバと“フィールド・ワーク”も充実、輪をかけて音楽漬けの一年だった。よく呑み,いい音楽が聴けたとなれば、正直「他に何かあったっけ?」って気分だ。ベスト10にあげたアルバムに関しても、ごくごくオーソドックスに気持ちよく聴いた10枚を選んでみた。で、今年のイチバンはダントツでジョン・ブッテ!実はこのアルバム、99年に自分のレーベル(Boutte Works)からすでに出ていた作品なんだけど、今年2月に、Valley Entertainmentなるレーベルから新たにリリースとなってようやく入手できたもの。とにかく声が魅力的だし、歌もメチャクチャうまい。スタンダードからニューオーリンズ風味たっぷりの自作曲まで、本当にシビれた。他ではハワード・テイトにロニー・バロン、サンズ・オブ・ブルースのリイシュー、それにフルスンとサッチモのBOXのリリースにも狂喜した。これだけCDが溢れていながら、未CD化アルバム、未発表テイクもまだまだあるもんだと実感したものだ(ミーターズしかり、ね)。ゲイトの新譜(サニー・ランドレスの好演も忘れられないでしょ!)も最高に気持ちよかったし、ほとんど恋愛状態と言っていいマーシャの新作は言うまでもなくベスト入り。単純だねえ〜、我ながら。
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