2001年ベスト・アルバム10選
今澤俊夫


John Boutte


Sons of Blues


Olu Dara


Marcia Ball

  1. JOHN BOUTTE / At The Foot Of Canal Street (Valley Entertainment VE 15138)
  2. LOWELL FULSON / The Complete Kent Recordings 1964-1968 (P-VINE PCD-3066〜9)
  3. THE SONS OF BLUES / Chicago's Young Blues Generation (Evidence ECD 26114-2)
  4. CLARENCE "GATEMOUTH" BROWN / Back To Bogalusa (Blue Thumb 314 549 785-2)
  5. HOWARD TATE / Howard Tate (Koch Records KOC-CD-8311)
  6. LOUIS ARMSTRONG / The Complete Hot Five And Hot Seven Recordings (SONY SRCS 2431-4)
  7. OLU DARA / Neighborhoods (Atlantic 83391-2)
  8. RONNIE BARRON / Reverend Ether (Universal UICY-3302)
  9. FORGOTTEN SOULS BRASS BAND / Don't Forget 'Em (New Orleans Music Online)
  10. MARCIA BALL / Presumed Innocent (ALLIGATOR ALCD 4879)

CD,ライヴと音楽三昧なのは毎年のことだけど,今年は5月のニューオーリンズ・ジャズ・フェス,8月のキューバと“フィールド・ワーク”も充実、輪をかけて音楽漬けの一年だった。よく呑み,いい音楽が聴けたとなれば、正直「他に何かあったっけ?」って気分だ。ベスト10にあげたアルバムに関しても、ごくごくオーソドックスに気持ちよく聴いた10枚を選んでみた。で、今年のイチバンはダントツでジョン・ブッテ!実はこのアルバム、99年に自分のレーベル(Boutte Works)からすでに出ていた作品なんだけど、今年2月に、Valley Entertainmentなるレーベルから新たにリリースとなってようやく入手できたもの。とにかく声が魅力的だし、歌もメチャクチャうまい。スタンダードからニューオーリンズ風味たっぷりの自作曲まで、本当にシビれた。他ではハワード・テイトにロニー・バロン、サンズ・オブ・ブルースのリイシュー、それにフルスンとサッチモのBOXのリリースにも狂喜した。これだけCDが溢れていながら、未CD化アルバム、未発表テイクもまだまだあるもんだと実感したものだ(ミーターズしかり、ね)。ゲイトの新譜(サニー・ランドレスの好演も忘れられないでしょ!)も最高に気持ちよかったし、ほとんど恋愛状態と言っていいマーシャの新作は言うまでもなくベスト入り。単純だねえ〜、我ながら。



赤色: 新録もの

緑色: 再発もの

いまざわとしお
ブルースのライターとしてご活躍の今澤さんは、山梨在住ながら見たいライブがあると、ためらうことなく東京まで足を運びます。その音楽にかける熱い思いは頭が下がります。ブルースのライブで、野球帽を被った好青年がいたら、それが今澤さんです!(笑)同じマーシャ・ファンということで、今後も仲よくして下さいな。(by sumori)





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