ことしもリイシューに限り10枚選出しました。なお、一応順位がついていますが、目安です。1位を除くと優越つけがたし。
- CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL / Creedence Clearwater Revival (Fantasy 6CCRCD-4434-2)
誰に何と言われようと、ことしのベストはこれです。だって、僕の音楽的なベー
スですから。特に前身のブルー・ヴェルヴェッツとゴリウォッグスがまとめて聴
けるのが嬉しいですね。
- LOWELL FULSON / The Complete KENT Recordings 1964-1968 (P-Vine PCD-3066~9)
- LOWELL FULSON / I've Got The Blues (...And Then Some!) (Westside WESD234)
フルソンは充実していました。この2作でKENTとJEWELはほぼ完璧。KENT時代の
ものはファンキーなものが注目を集めますが、オーソドックスなブルースもいいです。JEWELのものは時代の空気を感じます。この他NIGHT TRAINのSWING TIME時代のものもいいんですが、編集等に難があるので外しました。
- HOWARD TATE / Howard Tate (Atlantic/Koch KOC-CD-8311)
初めて聴いたんですが、素晴らしいヴォーカルです。この声を現役で保っている
ってことは。バックも最高のメンバーですし。ぜひ来年のパークタワーあたりに
呼んで欲しいな。
- FREDDIE WATERS / Singing A New Song (Black Magic CD 9201)
昨年出た遺作は僕には今ひとつだったんですが、このヴィンテージは感動的でし
た。ハイトーンヴォイスの瑞々しさがたまりません。ナッシュヴィルのシーンも
面白そうですね。
- JAMES CARR / The Complete GOLDWAX Singles(Kent CDKEND 202)
惜しい人を亡くしました。でもこうしてきちんとした「追悼盤」が出たのはせめ
てもの幸いです。やはりこの時代なくして彼は語れないでしょう。素晴らしいデ
ィープヴォイス。
- V.A. / Saturday Night Fish Fry (Soul Jazz SJR CD53)
このレーベルのニューオーリンズものコンピは仕事が丁寧で好きです。特にブックレットがちゃんとしているのがいいです。選曲も素敵だし。
- BIG JAY McNEELY / 1948-1950(Classics 5009)
著作権絡みの心配はあります(ビッグ・ジェイは存命している)が、こういう丁寧なリイシューはやはりヨーロッパのコレクターならではだと思います。好きな人なので。
- THE METERS / Kickback (Sundazed SC 11081)
あるもんですね。いわゆる「残り物」なのに、このグレード!ジャケットも最高です。
- V.A. / The Travelling Record Man - Histric Down South Recording Trips Of Joe Bihari & Ike Turner (ACE CDCHD 813)
どうしてこう後から後から未発表音源が出てくるんでしょうか。しかもそれぞれ味わい深いです。
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