2002年ベスト・アルバム10選
伊藤克明(かつ)


Jody Williams


W.C. Clark


Sheryl Crow


Little Milton

  1. JODY WILLIAMS/ Return Of A Legend (Evidence ECD 26120-2) 
    今年一番よく聴いたブルースアルバムがこれです。シカゴスタイルをバックにジョディのギターがガンガン切り込んでくる、まさに私好みのサウンド!!7曲目の"I'm coming back again"のイントロでダブル・チョーキングが出てくるところで興奮して身体をのけぞらせてしまうほど。今年のサンフランシスコ・ブルースフェス、そしてパークタワー・ブルースフェスでと、2度もライブを観れてとても感激でした。

  2. W.C. CLARK / From Austin With Soul (Alligator ALCD4884)
    タイトル通りSOUL色溢れるアルバム。W.C.のヴォーカルもソウルフルですし、全篇で聴かれるホーンがファンキーでカッコいいアレンジです。12曲目の"Real Livin' Hurtin' Man"のスティーブ・クロッパーのようなギターに痺れました!4曲目の"Don't Mess Up A Good Thing"も好きな曲なのですが、このW.C.のバージョンもいいですね。このメンバー構成で是非ライブを観て見たいなぁ〜。

  3. SHERYL CROW / C'mon C'mon (A&M VICA-1006)
    聴いた回数では今年NO1!!! 彼女のことはデビュー当時からファンでアルバムもすべて持ってます!60年代〜70年代のロック色が強く感じられ、アルバムの出来としても ベストだと思います。収録曲に捨て曲なしって感じですべていい曲なのですが、中でもドン・ヘンリーとのデュエットしてる6.の"It's so easy"は珠玉の出来!!!

  4. LOS LOBOS/Good Morning Aztlan (CTCW-53030)
    待ちに待ってた新作でした。ギターのコードカッティングの荒々しさがよい1.、ワウ・ギターがソウルフルな2.、パンキッシュ(?)な曲調が意外なタイトル曲4.などがお勧め曲です。アルバムを通して聴くと、LA辺りのFM局を聴いているような気分(?)になりましたね〜。彼らのライブも観たことがないので、是非観た〜い。

  5. LITTLE MILTON / Guitar Man (Malaco MCD7513)
    相変わらずのハイペースなリリースぶり。前作「Feel It」が素晴らしかったので今作にも期待してました。いつも通り甘〜いギターのトーンに、ソウルフルなヴォーカルが心地良いアルバムです。ラストが"My Way"なのには??ですが、コテコテのブルース曲もありますしこれならより多くのブルースファンにアピールできるのでは?と思ってしまいました。とにかくもっと日本で評価されて欲しい〜〜。あっ、今回のアルバム・ジャケットもいただけません(笑)まだ裏ジャケの写真のほうが良いぞ〜。

  6. DICKEY BETTS BAND / Let's Get Together (FREEFALL FFE7017)
    オールマンズを首(?)になったディッキー・べッツの新バンドのアルバム。私の大 好きなギタリストです。とにかく「自分の好きなことをやりました」的な潔さがいい!!ディッキーのレスポールの音がいつもの通り絶妙なトーンです。10分に及ぶ"ONE STEP BE-BOP"はチャーリー・パーカーへのトリビュートソングだそうですが、途中のディッキーではないギタリストのヘビメタ張りのギターソロがぶち壊しにしてくれてます(笑)ディッキーのソロは流石!!!

  7. JUNIOR WELLS / Live Around The World (LEGACY JK85675)
    ジュニアの晩年のツアーを録音したライブ盤。ブルーノート東京で録音したのも入っていて感無量!!このツアーで初めてジュニアを観たのですが、結局最初で最後になりました・・・。

  8. SNOOKS EAGLIN / The Way It Is (P-VINE PCD-5677)
    これはつい最近買ったばかりのアルバムで、最近はこればかり聴いてます。多様な音楽が絶妙なギターと共に収録されてて、是非ともぶっ通しで聴きたいアルバムですね。癒されます。お気に入りは2.、4.、11.、12.です。

  9. SANTANA / Shaman (ARISTA BVCA-21122)
    大ヒットした前作「スーパーナチュラル」から3年ぶりの新作。豪華過ぎる(多すぎの感がなくもないですが・・)ゲスト陣のバックでサンタナのギターが冴え渡ってます。シングルカットされた"The game of love"でのミシェル・ブランチとの共演も◎

  10. LIL' ED & THE BLUES IMPERIALS / Heads Up! (Alligator ALCD 4886)
    彼らのことはシカゴのBLUESというクラブでライブを観てから好きになりました。このアルバムは彼らのライブの雰囲気がよく出ていると思います。このスライド・ギターでノレない人はいないでしょう!スローな曲もアクセントになってていい感じです。

その他:今年は何と言っても念願の「サンフランシスコ・ブルース・フェス」を観に 行けた事が一番の思い出です。海外のフェスの雰囲気にすっかり魅了されたので、来年以降も各地のフェスに行けたらなぁ〜 と思ってます。

赤色: 新録もの

緑色: 再発もの

いとうかつあき
ホームページHummingbird's Roomを主宰。ブルースだけではなく、海外旅行の旅行記も満載。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~humming/





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