BSR誌、bbさんのところと重複しないように選ぶと、やっぱりリイシューものが多くなります。でもことしは新録も選んでみました。リイシューは歴史的価値などより、聴いて楽しめたものを中心にしてあります。
- LITTLE JOE WASHINGTON / Little Joe Washington (Little Joe Productions)
反則技かとも思いましたが、これはインパクトありました。ギター・スリムばりのFederal時代もいいんですが、90年代のどこか怪しげな、猥雑な雰囲気が最高です。
- V.A. / Honkers And Bar Walkers Volume 3 (DELMARK DE-542)
いくらでもあるんですね。このシリーズは3枚目ですが、エディ・シャンブリーを中心にした編集で、全然飽きさせません。
- SAUNDERS KING / Cool Blues, Jumps & Shuffles (ACE CDCHD 865)
この人、昔から大好きで、LPで聴いていたんですが、イギリスAceらしい丁寧なコンピでまとまって聴けるようになったのが嬉しいです。滑らかな歌とジャジーなギターが絶品です。
- MEMPHIS SLIM / The Come Back (P-Vine PCD-24128)
これを聴いていると、マット・マーフィーには本当に元気になってもらいたいものだと思います。艶のあるスリムのヴォーカルももちろん文句なし!
- CLEO BROWN / 1935〜1951 (Classics 1252)
小粋さとかわいらしさのつまったアルバムです。長いこと病気をしてブランクがあったんだそうですが、こういう素晴らしい才能をもっと早く聴きたかったな。
- SNOOKY PRYOR / And His Mississippi Wrecking Crew (Electro-Fi 3373)
いやいや、実にサウンドがシカゴしてます。もうけっこうな歳だと思うんですが、深みのあるハープとヴォーカルが素晴らしい。バック陣も充実の一枚です。
- CAROL FRAN / Fran-tastic (Sono 1056)
何だかこの人の歌を聴いていると、ホッとしてくつろげるんです。シンプルで適度にジャジーなバックの好演も光ります。嬉しかった1枚。
- SUNPIE / Legends Of The Swamp (Bfr 022802)
最初に聴いた場所がブルーヒートだったんで、このサウンドにはぶっ飛びました。レィジー・レスターのギターをバックにハープ吹きまくるってのも、すごいなぁ。
- SOLOMON BURKE / Don't Give Up On Me (Fat Possum 80358-2)
大人のアルバムですね。バラードが本当に染み入ります。ロックサイドの著名人が気合いの入った楽曲を提供したのもこの人の歌の素晴らしさがあるからでしょう。
- COREY HARRIS / Downhome Sophisticate (Rounder 11661-3194-2)
生ギターのカントリー・ブルースより、この人にはこういった新しいサウンドを追求してもらいたいです。ストリート感覚が面白かったです。
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