2004年ベスト・アルバム10選
hiro


Linda Escobar


Barbara Lynn


Bobby Charles


J.J. Cale

  1. LINDA ESCOBAR / Llorando En Silencio (Escobar Records ESC-1002)
    ブルースサイトにいきなりコンフントなんて選んでごめんなさい。でも、今年一番繰り返し聞いたアルバムです。日本では大手ショップに行ってもこの種の音楽は、フラコ・ヒメネス以外ほとんど見あたら無いのが現状で残念な限りです。
    アコーディオンとバホセストとリズム隊のみのピュアな演奏スタイルと、爽やかなリンダのボーカルがグッときます。「Mananitas Mananitas」と言う曲では今年急逝したコンフントの重鎮Tony de la Rosaがボーカル参加しており、多分これが彼のラストレコーディングになると思いそれも感慨深いものがあります。1曲目の「El Corrido de Kenji」、、、何度聞いても胸をうちます。

  2. WILLIE WALKER AND THE BUTANES / Right Where I Belong (One On One Records CDONO761955)
    このアルバムも良く聞きました。夏頃ショップで薦められ出足の1曲目を試聴して一 発で気に入りました。元々シャウトしまくるソウルは苦手なので、ミディアムテンポを中心にした選曲と塩辛気味のWillieのボーカルは嵌りました。21世紀になっても、こういうの有りなんですね(笑)。この勢いで来日してくれ〜!!

  3. BARBARA LYNN / Movin' On A Groove - Blues & Soul Sensation (P-Vine/Dialtone PCD-25018)
    今から25年以上前に見た、『You'll Lose・・・』でのレフティにギターを抱えたイラストジャケは個人的に女性アーティストのカッコ良さの象徴だったんですが、80年~90年に出た数枚は今一路線が定まら無い印象だっただけに、このアルバムは感激でした。中でも「He Ain't Gonna Do Right」での、なんとも言えないチープさはこの人ならではの世界と思います。カズ・カザノフのサポートが光ってます。ダイアルトーンに感謝です。ラストの「Sugar Coated Love」も良かった!

  4. THE SUBDUDES / Miracle Mule(Back Porch 72435-98651-2-6)
    昨年のイグアナスの新譜も嬉しかったけど、永らく解散状態にあったらしいSubdudesの新譜が出ると知った時は小踊りしました。スライドギターやアコーディンが絡むルーツっぽい演奏に、ソウルフルなトミー・マロンのボーカルが正に「おー!これ、これ!!」でした。そう、彼らも是非ライブを見てみたいバンドです。

  5. BOBBY CHARLES / Last Train to Memphis (Rice 'N' Gravy PRPCD016)
    70年当時から最近までの過去録音の未発表音源集だそうです。1曲目でのサニー他、多くのゲストを巧みに配置してその人達の個性を活かしながら、でもそれでいて 埋もれる事無く存在(ボビーの)が際立ってるのはさすがです。今まで、日の目を見なかったのが惜しい限り。ボビーさん、他にまだあるなら早く出しなさい!(命令)。

  6. VARIOUS ARTISTS / Creole Bred a tribute to CREOLE & ZYDECO (Vanguard Records 79741-1)
    以前リリースされたケージャン版に続くザディコバージョン。タジ・マハールやシンディ・ローパー、ミッシェル・ショクト等の参加も面白しろかったけど、ブルージーにきめたカーリー・テーラーそれにロージーやショーンにキース、ネーザンらの手によるクリフトンの「I'm Coming Home」はトリビュート盤らしくとっても興味深かったです。

  7. VARIOUS ARTISTS / Testifyin' Country Soul Revue
    コンピレーション続きですが、これも嬉しかった。
    この時期にこの面子が揃って、新録・新譜が出るとは夢の様です。

  8. WAYNE TOUPS / Whoever Said It Was Easy
    久々に届いたウエインの新譜は、今一弾け具合が乏しく残念でしたが久々の新譜リリースが嬉しくって挙げちゃいました。ケージャンで言えば聴いた回数ではボーソレイの新譜の方が圧倒的に多いのですが、、、。

  9. DEXTER ARDOIN AND THE CREOLE RAMBLERS / What You Come To Do (Louisiana Radio Records 5731)
    同時期に届いたとってもクールなクリス・アルドワンの新譜と悩んだんですが、フィドルが絡んだりヌーボーザディコとは一線画したクレオールムード溢れるデクスターのに軍配が上がりました。双方コーラスワークがとても心地良いです。クリスも、地味にギター・ベースで参加してます。

  10. J.J. CALE / To Tulsa and Back
    今年終盤になって聴いたジョン・フォガティー、トニー・ジョー・ホワイト等のベテラン勢のアルバムどれも良かったんですが、その中からの一枚となるとやっぱりこれです。特段珍しい事をしている訳でも無いいつもながらのJ.J. Caleなんですが、あの声とギターを聴けば思わず頬が緩みました。タイトル通り、タルサ録音と言うのも(マイペースさが感じられ)良かった。


赤色: 新録もの

緑色: 再発もの








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