2005年ベスト・アルバム10選
厚木ファッツ


Shemekia Copeland


Byther Smith


Johnny Guitar Watson


Memphis Slim & Buddy Guy

  1. SHEMEKIA COPELAND / The Soul Truth (P-Vine PCD-23687)
    今年はなんと言ってもコレ!でしょう。 シェエメキア?シェミーカ?・・・、ややこしいですがシェメキアで行きましょうか。スティーブ・クロッパーのプロデュースによって大きく羽ばたいたと言えるシェメキア渾身の一撃!もともとその実力(歌唱力)には定評があると思いますが、このCDは楽曲がまた素晴らしく、彼女の歌唱力と見事な相乗効果を発揮していますね。ブルースとかR&Bとかジャンルにとらわれず色んな層の人たちに聴いて欲しい1枚です。個人的には全曲ホーンが入っていても良かったのでは?と思いますが・・・。でも100点!!
  2. OTIS RUSH / All Your Love I Miss Loving - Live At The Wise Fools Pub, Chicago (P-Vine PCD-23722)
    僕としてはこれを1位に、とも思いましたが、まあ後進に道を譲るということで御大は2位にしました。この時期の演奏としては"Live In Europe"が既出ですので音的には大体の予想はついてましたが、"Live In〜"とは音質がかなり違う(良い)ので楽しめました(こちらのほうが各楽器の音量のバランスも良いのでGood)。バンド的にも非常に安定していますので、ライブ盤としてはかなりのクオリティではないでしょうか?僕的には"Tops"と競るなあって感じですね("Tops"はまとまり過ぎてる感もありますが)。ギターはナニを使ってるんだろう??やっぱその時期は白いジャガーかなあ。この時期、急に白いギターに変えたのですが、何か訳でもあるのでしょうか?
  3. JOHNNY GUITAR WATSON / In Concert (Inakustik INAK 6539) [DVD]
    これにはシビれた!かっこ良すぎ!!実は僕、ジョニーは生で見れなかったので、このDVDで我慢してますが、コレ見ると余計に悔しいですね。生で見たかったなあ。ギターのこのパキパキ具合、ジョニーしか出せないでしょう〜。ジョニー自身、かなりのギタースリンガーですが、あまり冗長にはギターを弾かずツボだけ押さえるところがまた憎い。俺って上手いんだけど、こんだけしか弾いてやんないよーとでも言わんばかりにツボだけ・・・、ジラされると悶絶しちゃうんですなあ。
  4. VARIOUS ARTISTS / Funky Blues 2nd Junction (Tower Records PTRCD 2)
    上のジョニーに続き、またまたファンキーモノですが、もうファンキーとしか言いようのないファンキー(なんのこっちゃ?)です。よくもまあこれだけファンキーおじさん/おばさんを集めたもんだ。これを聞くと自然に元気が出ます(ファンキーに奮起ー・・、サムい?)僕が知らないアーティストもこのCDには含まれているのですが、そういう人たちの音が聞けるというのも嬉しいですね。新たな発見にハマる可能性も大!是非3、4、・・・・10000・・・とシリーズ化して欲しいですね。
  5. BUDDY GUY / Bring 'em In (Silvertone 82876724262)
    久々のバディの内角高めのストレート(直球:138km/h)。最近はちょっとチェンジアップを多投していたような感じでもありますが、見ためもちょっと変わって(老けた?)、作品の路線も変わった(戻った?)感じです。僕としてはその前評判から"Slippin' In"のような作品を予想していたのですが、同じ路線ながら印象としてはちょっと地味目ですね。やっぱチェンジアップの多投で真っ直ぐが鈍ったか・・・(井川のように。ゴネるなよ)。いやいや、でも気合十分、バディ節が炸裂しております。でもやっぱ、ちょっと歳食ったかなあ。
  6. B.B. KING & FRIENDS / 80 (Geffen 0602498842461)
    ゲストたくさんCDで、正直「またかよ」と思いましたが、聴いてみると意外とBBとゲストが自然に溶け合っていていい感じでした!歌もギターも相変わらずのBBですが、ギターのキレはやはり歳のせいか若干衰えが見えるようです・・・・?でも歳考えると・・・80歳、スゲ〜!!80であの歌とギターはやはり超人的です。まいった。僕の好きな"Hummingbird"をジョン・メイヤーとやってるのですがメイヤー君ちょっと遠慮しすぎ、もっと頑張って欲しかった。さてはポロシャツ、ジーパンでスタジオ行って失礼だと怒られたか?!(いいんですけど)
  7. MEMPHIS SLIM & BUDDY GUY / Southside Reunion (Maison de Blues 982 274-3)
    実はお目当てはバディとジュニアなんですねー。メンスリ ファンには怒られそうですが(メンスリ言うなー!誰かさんじゃないんだから)、聴いてみるとやっぱ”あの時期”のバディのミミズ千匹ウニョウニョギターが全開で素晴らしい!(ジュニアは地味)。スリムさんももちろん良いのですが、やっぱバディに耳がいっちゃうんですよ。ボロボロのブラウンのストラトキャスターをしごくバディが目に浮かぶ・・・・。’70紙ジャケCD=いなたい(微妙) という大方の図式を覆す逸品ですね。♪ジャケットの内側の写真にサイババが〜!と思ったら弟さんでした♪チクショ〜!!!
  8. TAIL DRAGGER / My Head Is Bald (P-Vine PCD-23723)
    またまたうがった聴き方なんですが、やっぱルーリー(・ベル)&ビリー(・ブランチ)に耳が・・・・。当のご本人さんに関しては実は僕的には可もなく不可もなくなんですが、やっぱルーリー&ビリーに耳が・・・・。レコード会社の戦略に見事にカモられてますが、損した気分どころか得した気分でこのCDを聴いています。ルーリー、良いんですよ、これが。全盛期のプレーかというと、そうではなく、今現在のプレーに近い感じでしょうか(僕の言う”全盛期”は American Folk Blues Festivalでのサニーランドスリムのバックにおける超絶プレー)。しかし、ビリーは今も昔も全然変わらんなあ。
  9. BYTHER SMITH / All Night Long (P-Vine PCD-23677)
    この人、日本では人気ないんとちゃうかなあ。ブルースマンで誰が好き?という質問に今まで”バイザー スミス!”と答えた人いませんもん。みんな隠してるのかなあ・・・・。僕、けっこう、いやかなり好きです。こういう人って日本には来ないんだろうなあ。年末にやってた”あの”フェスティバルももうないし・・・。歌がちょっとヨロけたりもしますが、いい味を出してますし、ギターもいかにもモダンブルースといったスクイーズタイプで、その筋の人には受けると思いますが、どうなんでしょ??いかんせん、”この歌、どっかで聴いたぞ??”的なパ※りっぽい部分もありますが、まあブルースの世界ではトリビュート、オマージュ、デフォルメ、スチール(アカンがな)何でもありと言うことで・・・。しかしジャケ写のギターが凄い・・・。ディマジオ系ハイパワーP.Uが豪快に付いたギターを絞り込むバイザーが・・・。
  10. 厚木ファッツ・ブルースバンド / Live In Japan - Best (2枚組み)
    昨年12月リリース、売り上げ(無料配布)3枚の作品です。もちろんランクインは冗談です!!2004年までのライブを録画したビデオからマシな演奏を単にCDに焼いただけの代物ですが、いや〜我ながら聴くと顔から火が出ますなあ。たった1年前の演奏でも、”若い”んですねえ、リズムが(落ち着きがないと言うか・・・)。この1年でメンバーはかなり老け込んだということでしょうか??実際、僕は心脂肪だけだったのが肝脂肪もついちゃったし・・・。血圧も上がり気味だし・・・。更年期だし・・・(30代ですけど)。さて、ビール飲んで牡蠣鍋でも食うか。

赤色: 新録もの

緑色: 再発もの




ベスト・ライブ





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