取り敢えず、2005年に買ったものを引っ張り出してみました。
相変わらず、ブルースやソウルはほとんどありません、そんな奴にブル銀のベスト選定の資格があるのか?一抹の不安を感じながらも、そんな奴にも参加要請した陶守さんに責任転嫁(笑)して以下選盤してみました。
少ないながらも、ケニー&レイフル・ニール親子のスリム・ハーポのトリビュートやシュメキア・コープランドの新譜などは良く聴いたのですがここは除外して、圧倒的に多いルイジアナ〜テキサスのローカル音楽を中心に絞って10枚選びました。
選んだ理由は、昨年同様良く聴いたもの10枚ですので順位はありません。一部、2004年のものもありますが自分が聴いた(聴く事が出来た)のが、2005年と言う事でお許し下さい。
- LOS SUPER 7 / Heard It on the X (TELARC 83623)
コアメンバーと思ってたロボスの面々が抜けたけど、何故か逆にチカーノ度が増して、プレーヤにセットして聞き出したらいつの間にか終わってるそんな一枚です。
- LOS TEXMANIACS / A Tex-Mex Groove (Maniax Records)
Los Super Sevenにも参加してたバホセスト弾きMax Bacaのバンド、ピュアなコンフントとLOS LOBOSやTexas Tornadosの面々が参加してるものがあり、ゆったりとした気分にさせてくれるアルバムです。
- LINDA ESCOBAR Y SU CONJUNTO / Conjunto Dream (ESC-1003)
バンドメンバーも一新して息もピッタリで、ミンゴ・サルディバーがゲスト参加してるタイトル曲も勢いがあって楽しめます。
- TINA Y LOS GALLITOS / The Youngest Conjunto in America (GAL-1542)
ザディコやケージャンと同様に、コンフントでもCD等のメディアだけに頼らずにコミニティーの中で育ち・普及する音楽には年齢なんか大きく関係無い事を感じる一枚です。
- BLUERUNNERS / Honey Slides (Bayou Vista)
ロック度が増して入魂の一枚。スライドギターとアコの音が心地良い。
- SONNY LANDRETH / Grant Street (Sugar Hill Records SUG-CD-3994)
もう一年近くになるんですね、購入当時はそれこそカーステレオで掛けっぱなしでした。
- ROSIE LEDET / Pick It Up(Maison de Soul Mds-1085)
この所、一年に一枚のペースで新作をリリースしてるロージーの新譜は、音の厚みも増してダンサブルで、それでいて過去ボーカル面で勢いが空回り気味になる傾向もあったけど今作はとてもクールで安心して聴けます、ベスト盤と思います。
- STEP RIDEAU / Step Ahead (Bridge Entertainment 2007-2)
何と言ってもステップのボーカルは、サザン・ソウルテイストが溢れててとってもが好きです。ヒューストンザディコ特有の勢いだけではない、選曲の上手さと何より個性豊かなアコーディオンを巧みに操って独特の世界を演じてます。
- WAYNE TOUPS / Reflections of the Past (D&R Records 05-110)
ウェインの新譜は、タイトル通りトラディッショナルな世界を聴かせてくれてます。ロックするケージャンが身上の彼ですが、ここ最近のアルバムでのポップな路線に馴染めなかっただけに面白い企画で、得意のアコーディオン度も高くとっても楽しめました。
- VARIOUS ARTISTS / Our New Orleans 2005 (Nonesuch 79934-2)
思い起こせば、昨年の今頃『クリスマス・ガンボ』と言う企画アルバムを能天気に楽しんでました。まさか、愛すべきニューオリンズ・ルイジアナであんな悲劇が起こるなんて想像すら出来ませんでした。恐らく、双方のアルバムで被る大半のミュージシャンも同様だったと思います。実は、昨日購入したばかりで2度しか聴いてません、でも演奏者の熱い思いが感じられ聴き入ってしまいました。ニューオリンズの復興を願って最後にこのアルバムを選びました。
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