CHRIS ARDOIN AND NUSTEP/ Sweat (Chris Ardoin, no number)
近年のザディコのような過激なアイディアやシャープなリズムを求めると肩透かしを喰らう。
私もそんなミーハーな意気込みで初めて聴いた時にはちょいと地味なアルバムだなあ、なんて思ってました。これがなんとなく聴き流しているうちに気持ち良さに気付かされます。とくに「Chicken Run」「Drag Me No More」などのミディアムテンポで、派手なサビなんぞ無い曲を聴くとトゥー・ステップのリズム本来の味が身に染みる。
J. PAUL JR. / Diary of a Zydeco Rebel (Self-released, no number)
ベスト・ライブ
KEITH FRANK & THE SOILEAU ZYDECO BAND
(Richard's Club, Lawtell, LA, Sept. 4, 2005)
ごめんなさい、ベストアルバムに選曲がとても良かった「GOING TO SEE KEITH FRANK」を入れようかと思ったんだけど、やっぱりKEITHの本来の良さを味わう為には老舗ザディコ・ナイトクラブでなくてはダメなんです。怒涛のアイディアとパワーで約四時間ブっ通されるナイトクラブでのライブ。それに対して、数々の音質の悪いCDアルバム、ジャズフェスなどの大きなフェスティバルでたまに見せるダルダルなライブ、むむっ?KEITHは確信犯か?!(どこまで?!)と思ってしまうのです。