2006年ベスト・アルバム10選
グッゴー


David T. Walker


Bob Dylan


The Resentments


Willie Walker

  1. DAVID T. WALKER /ODE三部作(David T. Walker, Press On, On Love)(ODE)
  2. BOB DYLAN / Modern Times (Sony SICP1138)
  3. VARIOUS ARTISTS / Our New Orleans 2005 (Nonesuch 79934-2)
  4. THE RESENTMENTS / On My Way To See You (Blue Rose 0408)
  5. THE DEREK TRUCKS BAND / Songlines (Columbia 82796928442)
  6. WILLIE WALKER & THE BUTANES / Memphisapolis (Haute/P-Vine PCD-23832)
  7. THE NEW ORLEANS SOCIAL CLUB / Sing Me Back Home (Burgundy 82876 80589-2)
  8. AARON NEVILLE / Bring It On Home... The Soul Classics (Burgundy 82876 85489 2)
  9. HACIENDA BROTHERS / What's Wrong With Right (Proper 700104)
  10. KAREN DALTON / In My Own Time (Light in the Attic LITA022CD)

1.は待ち焦がれていたCD化だったので、貫禄の一位です。ギターファン以外にもぜひ聴いて頂きたい作品達です。どれか一枚だけでしたら、『Press On』がいいかな。

新録物では、2.のBob Dylanに心を奪われました。曲も唄もサウンドもすべてが素晴らしい 作品です。ワタシの中では、2006年度中最高のBLUES ALBUMです。("Rollin' and Tumblin'"など、composerのクレジットは問題ないのかな?)

New Orleansの復興を心から願う数々のアルバムにも良いものがたくさんありました。特に3.のBuckwheat Zydeco, Carol Fran 7.のCyril Neville, John Boutteの唄から、復興を信じる熱い気持ちが伝わってきてとても感動しました。大阪での「MUSIC CARNIVAL '06 (大阪ニューオーリンズ祭り)」も最高のイベントでしたし、陶守さんに初めてお会いできたこともうれしいハプニングでした。復興に向けて我々にできることは、New Orleansの今の音楽をたくさん聴くことではないかと思っています。

4.は来日LIVEも最高だったAustin, TexasのRoots Rockバンドです。メンバーは、各々ソロアルバムも出しているつわものSSW達ですが、唄も曲も素晴らしくて素直に心に入り込んできます。"Death Letter"や"Too Much Monkey Business"なんかもやりますが、 Bluesっぽさはあまりありません。(2月にベーシストのBruce HughesがギタリストのScrappy Jud Newcombと2人で再び来日します)

5.はクラプトンのツアーで大評判のAllman Brothersのギタリストですが、もう今では自分のバンドによる自分の音楽で勝負ができる一人前のアーティストです。ギターのトーンと表現力が、段々と尋常ではないレベルに達して来ているような気がします。決してDuaneのモノマネではありませんし、本人も周りほど意識はしていないようですね。彼もBlues色はそれほど強くないです。

6.は素晴らしい新譜です。聴いていてうれしくなります。生で見たいアーティストですね。8.のAaronの声には、何度心を癒してもらったことか。感謝のアルバムです。9.は、Dan PennプロデュースのCountry Soulです。Southern Soulファンの方は、ぜひ一度 聴いてみて下さい。
http://www.haciendabrothers.com/discography/
(右側の新譜の1. Midnight Dreamなんていかがでしょうか?)

10.は、全然知らないシンガーでしたが、TOWER某店が大PUSHしていたので、試聴したところ ぶっ飛びました。こんなdeepな白人女性シンガーがいたなんて!(93年に他界) Tracy Nelsonを初めて聴いたときのような感動を味わいました。Bob Dylanの「最もフェイヴァリットな女性シンガーと言われているそうです。
http://www.wirz.de/music/daltofrm.htm

今年は不作と言われているようですが、個人的にはまだまだ外したくなかったものがあります。Sam MooreやTony Joe Whiteの新譜もとても良かったし、まだ買っていないのですがJunior Wellsの発掘LIVE盤は、きっと悶絶ものだと思っています。衝動買いしたJonah SmithというSSWのアルバムもかなり気に入りました。Bluesにはなかなか手が回らないのですが、来年は衝撃的な出会いを期待しています。


赤色: 新録もの

緑色: 再発もの




ベスト・ライブ





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