2006年ベスト・アルバム10選
Utam
(Blues 写真館 館主)


Marva Whitney


Roller Coaster


Chris Rea


Sugar Pie DeSanto

  1. MARVA WHITNEY / I'm What I Am (P-Vine/Shout SHOUT-201)
    '06の最後の月にでました、このSoulクイーン!来日は見逃しましたが、本作が年の瀬を熱くしてくれました。バックを務める大阪モノレールを知ったことも大きかったです。JBではありませんが、これは凄かった。
  2. SAM MOORE / Overnight Sensational (Rhino/Warner WPCR-12433)
    ゲストが凄い上に、他人の曲も良い選曲で、サムのカムバックが実感できたすばらしい作品です。最後の"You're So Beautiful"(フルバージョン)まで十分楽しめます。
  3. ROLLER COASTER / How Bad Have You Got It (P-Vine PCD-25046)
    このキャリアのバンドでこの音あり!新メンバー和田耕太郎(vo., harp)加入により更なるパワーを得て前進するBluesマシン。Liveも凄いの一言。小出さんの長いシールドとHarpの客席突入のシーンが蘇えります。
  4. WILSON PICKETT / The Wicked Pickett (Collectables 7767)
    '06に亡くなられた方のうちSoulシーンでは彼の損失は大きかったと思います。ジャケットから濃い!"Mustang Sally"で決まりですね。個人的には"Time Is On My Side"も好きです。
  5. CHRIS REA / The Road To Hell & Back (Polydor 1705960)
    昔の彼の音には興味はありませんが、病気を克服して2002年に「Stony Road」をリリースした彼が、原点のBluesに帰っています。スライドも、渋いのども好きなアイリッシュです。FarewellツアーからのLiveです。
  6. BUDDY GUY & JUNIOR WELLS / Play The Blues (Rhino Handmade RHM2 7894)
    ライノ・ハンドメイドがやってくれました、Bluesのリマスターでオマケつき。これはオマケの部分の彼らの演奏が非常にリラックスした雰囲気の中で行われており、内容の濃さは、彼らが好調なあの時期とあいまって保証付きです。今年出た中ではJunior Wellsの「Live At Theresa's 1975」もよかったです。
  7. BETTYE LAVETTE / The Another Little Piece Of My Heart (Varese Sarabande 708)
    今年は「Wild Women Don't Have The Blues」ショーでマキシン・ブラウン、ビバリー・クロスビー、エラ・ギャレットが見れてよかったけれど、CDでも女性のSoul勢の活躍が目立ちました。"Do Your Duty"等でのノリのよいSoulから聞かせる曲まで非常に内容がありました。声が好きです。
  8. SUGAR PIE DESANTO / Refined Sugar (Jasman 10006)
    7同様、今年の発見の一つです。SoulからR&Bまで渋い。BettyeとSugar Pieをブルース&ソウル・カーニバルに呼んでくれないもんでしょうか?やはり業界長い方だけあります。10.26にアパートの火事でご主人と家財をなくされたのは残念でした。
  9. WALTER TROUT AND THE FREE RADICALS / Live Trout (Ruf 1051)
    今年エレン・フォーリーとかの新譜も出して頑張ってるRUFからの2枚組。ゲストが多彩で、彼はがんばっているわりにはブルースブレーカーズのOBだからか評価が低いのが?ですが、白人ギタリストとしては良いと思います。
  10. THE DEREK TRUCKS BAND / Songlines (Columbia 82796928442)
    Eric Claptonの現在のツアーで新たなファン層を獲得しつつあるDerekですが、ワールド・ミュージックをやるBandとしての音、ヌスラト・ファテ・アリ・ハーンからBluesまですばらしいLiveです。まだまだこれから変わっていくのが楽しみです。

赤色: 新録もの

緑色: 再発もの




ベスト・ライブ
SAM MOORE
(Nov. 14, ブルーノート東京)

20数年前に横浜スタジアムで遠くに見たSamが遂に目の前にいる!あの時の勢いが衰えていない。(若干体力的には厳しかったようですが)声はあのまま。特に後半の"When Something Is Wrong With My Baby"、Billy Prestonに捧げた"You're So Beautiful"を聞いて、見て、泣けました。高い料金と、整理券もらってから始まるまで5時間以上も間があってもその分の価値はありました。





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