2007年ベスト・アルバム10選
Utam
(Blues 写真館 館主)
Koko Taylor
菊田俊介
Ruriko Ogami
The Fumes
KOKO TAYLOR / Old School (Alligator ALCD 4915)
ココが完全回復した証の新譜。7月の日比谷でもその健在ぶりを示した貫禄十分のBlues Mother。"Black Rat"、"Better Watch Your Step"、"Bad Avenue"など私の好みです。
菊田俊介 / Rising Shun (Yotsuba BCSKS-1)
ココと同じく日比谷での雄姿が印象的でした。Rockin' Blues全開で、ゲストも当然ココはいるし、ロッキン日光の三味線とのからみ、いいコラボです。来年も期待してます。
THE BLUES POWER / This Is the Blues Power (P-Vine PCD-26019)
昨年Liveをみて、TrioでMidnight Ramblerまでやってしまう凄さに驚きましたが、この1stの内容もすばらしいものでした。ギターの浅野さんの遺作になってしまいましたが、ジャケもいい。
CHRIS DUARTE / Blue Velocity (Provogue PRD72292)
大阪のBluestoneのコラボが非常にうまくいってるChrisですが、その曲も含め、新たなTrioで録音されたRockin' Blues。彼のギターは押しが強いので好きです。一番良い作品となりました。
MAVIS STAPLES / We'll Never Turn Back (Anti 86830-2)
一曲目から"Down In Mississippi"!他に"We Shall Not Be Moved", "My Own Eyes"と現実の差別、問題への批判を強調してます。表現はメイビスらしく、唄のうまさが際立ちます。
藤島晃一 / Mojoyama Mississippi
新譜でまた、日本語のBluesの新たな世界を構築した藤島さん。画家でもあり、表現をあのNationalリゾネーターの音に載せる。高知なのでめったにLiveみれないのがおしい。
ウシャコダ / Live!松戸一揆 (House of Jive HOJ-WS-0701)
毎年恒例の地元松戸でのLiveから、"Let the Good Times Roll"、"Dark End of the Street"等、日本語混じりの貫禄のBluesを。プロにデビューしたEASTWESTの78年のOpenMCまで入ってるのがいい。ミニCDです。
大上留利子&ジェニファーwith白百合少女合唱団 / Hug (SILVER BIRCH XQBA-1501)
昨年12月大阪のBlackCatで録音された27年ぶりの新譜。大阪で生まれた女、胸が痛い等、ナニワSoulの真髄を聞かせます。バックバンドも良く、ぜひ関東でもLiveが見たいもの。
山岸潤史、塩次伸二 /Together Again〜Blues in New Orleans (Victor VICJ61534)
今年の塩次さんのLA録音ソロに加えてニューオーリンズで山岸さんと録音された傑作。"Reconsider Baby"、"The Stumble"、"Got My Mojo Workin'"等おなじみのナンバーがPGFと一緒に作られており、安心してきける作品。
THE FUMES/ Guns of Gold (Silent Partner Recordings/P-Vine PCD-93043)
昨年の作品ですが、日本では今月発売!Duoにもかかわらず、この勢い!Slide,ドブロも聞かせ、Automobileあたりから一曲おきにぶっとばすBluesが非常に気に入りました。オーストラリアというのも、来日しやすいし早く見たいものです。
赤色
: 新録もの
緑色
: 再発もの
ベスト・ライブ
ヒロ鈴木 & G.J. Juke
(May 31, 荻窪ルースター)
Liveで一番となると難しいんですが、一番印象的だったのが5月のルースターでのヒロ鈴木 & G.J. Juke。メンバーもただものではない方々やってるし、ヒロ鈴木さんはNYでデボラ・コールマン等のサポート、バンドでのLive等活躍されている。唄える人で、ギター(ギブソン、ストラト)をここまでやる方は知ってる方では菊田さんくらいなので、目の前で見られて良かったと思っています。またギター弾くときの表情が画でした。
このサイトについて