2008年ベスト・アルバム10選
Utam
(Blues 写真館 館主)


コージー大内


ヒロ鈴木


Chris Duarte Group


Michael Burks

  1. JEFF LANG / Half Seas Over (P-Vine PCD-95154)
    彼は1stを聞いて、他の話を読んだりして完全に曲解しておりました、あの時点では今一の気に入りでした。しかしサムズのライブはこの新譜からで、そのブルースというよりトラッドなスライドと変則チューニングの技にやられました。オーストラリアはPヴァインもいろいろ発掘してきていますが、おもしろい。Liveの方がDuoのベースと一緒でロックしてました。

  2. BUDDY GUY / Skin Seep (Silvertone 88697-31629-2)
    ひさしぶりにゲストの刺激があったからか、バディもいい感じに弾いてます。ロバート・ランドルフ、デレク&スーザン夫妻とのコラボは成功しています。やっとこういう彼の音がきけました。

  3. SOUL CHILDREN / Still Standing (JEA/Right Now 0020)
    ジャケットをみてゴスペルかと思いきや、メンフィスからのサザンソウルでした。これも弟の紹介でしたが、ヴォーカルの位置もわかるように音が配置され、ひさしぶりに非常に気分の良いソウルのCDです。男性x2、女性x2の編成がなかなかです。

  4. コージー大内 / 角打ブルース (Maruyoshi 02)
    最初に阿佐ヶ谷のチェッカーボードで見てからだいぶ経ちますが、ライトニンの名前をはずし、弁ブルースというジャンルを開拓した彼の苦労は報われたと思います。"オヤジブギ"の弁版と標準語版と聞いたことありますが、前者が圧倒的にインパクトあり。あの英語にもきこえる感じが好きです。ライブ"アコギな人達"で一緒にやってるアーティストも期待してます。

  5. HIROMASA SUZUKI / From Where I am (BSMF BSMF-1011)
    ニューヨークで10数年、いろんなアーティストとも共演し、バンドとしてもCDを出してる彼の1stソロ。ライブが凄い人ですが、CDもいままでの協演者がゲストで彼を盛り立てています。声もいいし、日本語の曲もおもしろい。08年5月の塩次さんとの競演は印象的でした。

  6. 有山淳司と上田正樹 / ぼちぼちいこか’08 (風知空知 FUCHI-001)
    30年ぶりに帰ってきた二人。有山さんが上田さんを良い形で支えてあげています。このデュオのライブはラグタイムという次元を超えて、ジャズでもあり、その上に、このCDの曲で大阪という町を描いている感性に惹かれます。

  7. McCOY TYNER / Guitars (Half Note HN4537)
    有名ギタリストとの共演盤でDVDも付いています。デレク・トラックスもゲスト参加しており、CDには"Slapback Blues"、"Greensleeves"の2曲、DVDには後者一曲が収録されています。これは非常によいコラボだと思いました。他の参加者では、マーク・リボー、ビル・フリゼール、ジョン・スコフィールドも良い。

  8. CHRIS DUARTE GROUP / Vantage Point (Provogue PRD 7261 2)
    ブルーストーンのインスト新譜とどっちをいれようか悩みましたが、歌がありブルースロックのこちらを選びました。クリスはここ2,3年の新譜は毎回良くなってきています。ブルーストーンとの化学的な作用もあると思いますが、彼の感性が良い形ででていきてる。彼もライブ本筋ですが、それはこのCDをきいてもわかります。

  9. MICHAEL BURKS / Iron Man (Alligator ALCD4923)
    弟のお勧めでした。このジャケいいです。でかい黒人が細いネックのフライングV。アリゲーターもこれくらい良い人をだしてくれると嬉しいです。最近でた中では年齢の割には、一番威勢がいい。

  10. MICK HUCKNALL / Tribute to Bobby (Rhino R2 511844)
    ミック・ハックネルはシンプリーレッドのR&Bの音の頃から好きでしたが、歌心があり、やはりルーツであるボビー・ブランドに戻っていきました。彼の曲をこういう形で歌うのもいいなと感じます。"Farther On Up The Road"も"Stormy Monday"もハックネルなりの歌い方です。 ゲストの語りなどおまけのDVDもいいんです。

赤色: 新録もの

紺色: 再発もの




ベスト・ライブ
Roiki
(横浜・ボーダーライン, Sept. 27)

ライブは良いものがかなりありましたが、 その中でも一番印象的だったのが、スカンクちかのがサポートしたRoikiでした。"Death Letter Blues"を期待していったのですが、それは聞けませんでしたが。あのドブロと唄の凄さは!まだな方はぜひ一度 見てください。





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