2008年ベスト・アルバム10選
中林由武


Cedric Watson


Jeffrey Broussard

2008年は極度にCD購入枚数が減ってしまいました。
ルイジアナからは沢山のミュージシャンが来日してくれたのでライブに出掛ける回数は多くなり、ルイジアナのウェブ・ラジオやライブ中継ストリーミングなども数多くなり、また世界中のファンサイトなどでもお宝音源や映像が配信されてたりと…CD購入よりもエアチェックに明け暮れる日々だったように思います。

よって、ほんっとに申し訳ないのですが、2008年「新譜CD」の中で良かった!と自信を持って語れるのは以下の二枚だけになってしまいました。

  1. CEDRIC WATSON / Cedric Watson (Valcour VAL-CD-0004)
    最近パイン・リーフ・ボーイズを脱退してしまったと思っていたら、早速、初のソロアルバムを作ってくれました!古いクレオール・チューン、ブーズー・チェイヴィスなどのカヴァー、そして自身のオリジナル楽曲まで、今まで自分が触れてきたクレオール文化を見事に形にしてくれています。 ※グラミー賞ノミネート作品。

  2. JEFFERY BROUSSARD AND THE CREOLE COWBOYS / Keeping the Tradition Alive (Mason De Soul MDS-1087)
    これは正式には2007年リリースですが、広く流通したのは2008年ということで挙げさせて頂きます。 知る人ぞ知るザディコ・フォースのジェフリー・ブラッサードのバンドです。 この「知る人ぞ知る」と言わなきゃならないのがツライ!
    ザディコ・フォースと言えば現地のザディコ・ミュージシャン達から絶大な信頼を得ているバンドだったのに世間一般からはいまひとつ評価が足りなかったように思います。そんな今までザディコ界街道を突っ走ってきたジェフリー・ブラッサード。 ここへ来てやっと一般的にも評価の得ることが出来た最高傑作。これぞザディコだ!


※番外反則?
Blue Moon Saloon & Guesthouseのライブ・ストリーミング配信
http://www.bluemoonpresents.com/
ちょっと前まではインフラが整ってなかったこともあり、なかなか鮮明な映像・音声が届かなかったことも多かったが、最近はとても臨場感のある配信を行ってくれている。
このBlue Moonはラフィエにあるモーテル&ライブハウスであり、毎週中庭にあるステージで色々なミュージシャンのライブが行われています。そのライブを丸々配信(だいたい一晩4時間分ぐらい)してくれるのでとてもありがたい。

赤色: 新録もの

紺色: 再発もの




ベスト・ライブ
Jon Cleary
(渋谷Quattro, Oct. 15)

完成度の高い、熱く素晴らしいステージにやられました。 現在のニューオリンズ音楽の美味しいところが全て詰まっていて楽しかったです。





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