ブルース銀座: 2009年ベスト・アルバム10選: Nacomi



2009年ベスト・アルバム10選
Nacomi
http://www.office-karasuma.com/nacomi/


Cyrille Neville


Joanne Shaw Taylor


blues.the-butcher-590213


Candi Staton

Nacomiです。
昨年はいろんなどさくさにまぎれて原稿未提出。とっても劣等生な気分のまま、しばらく過ごしましたが、じゃぁ今年は昨年の分をカバーするぐらい立派な原稿がかけるか、、といったらそんなわけもなく。。。私のページを開けてしまったそこのあなた、お付き合いよろしくお願いします。
  1. CYRILLE NEVILLE /Brand New Blues (M.C./P-Vine PCD-24223)
    いわゆるコード進行がブルースしていてもBrand New なフィーリング満載で「かっこいい!」の一言です。テキサスに根をはってニューオリンズを想うシリルの気持ちが現れているとおもう。Special Thanks のシリルの文章にもそれがあらわれてます。

  2. RUTHIE FOSTER / The Truth According to Ruthie Foster (Buffalo BUF-142)
    めちゃめちゃ好き。。。。なのにことごとくライブに行くチャンスがない。今、一番、ライブをみたい人です。ホーンセクションがおいしいところを突いてくるかとおもえばリゾネーターのあたたかい音でつつんでくれたり、、彼女の持ってる幅の広さがうれしい。けど、一番ぐっとくるのは彼女のゴスペルが根底にあるとおもわれる面が聞こえたときです。やっぱ、人のルーツってキラッと輝くのね。

  3. MARIA MULDAUR / Maria Muldaur & Her Garden Of Joy (Stony Plain SPCD1332)
    コンスタントにアルバムを出し続けるパワーが素敵。私は昔のスリムだったドーナツショップの頃のマリアはほとんど聴いていません。ほんとに好きになったのはボーカルに年齢かさねた味がにじみ出て、こぼれでてとまらなくなってから。(笑) 今のMariaが好きです。このゆるい感じのJugがとっても気持ちいいー!

  4. CHICK RODGERS / Essentially Yours (BSMF-2138)
    シカゴの歌姫。説明するまでもないでしょう。KOKO TAYLORの秘蔵っ子、後継者といわれているChickのこのアルバムをささえるミュージシャンも菊田俊介氏はじめKOKOゆかりのメンバー。聴きごたえたっぷり。KOKOも天国で喜んでるでしょうね。

  5. ZYDECO KICKS / Trail Ride (Independent, no number)
    勢いあまってグラミー賞にノミネートされるのではないかとまわりがヒヤヒヤしたご機嫌なアルバム。この調子で日本語ザディコを世界に広めていってほしいな。こういう人たちが日本にいるのが嬉しい。

  6. 町田謙介 / Future Blues (P-Vine PCD-26029)
    中学生の頃からOtis Redding に憧れずっと音楽してきた町田謙介氏。その個性あふれる声での歌いっぷりには、ものすごくソウルとブルースを感じます。アルバムの中のどの曲も好きだけど、マグノリアという愛する女性のことを歌ったうたが大好きで、聴いては悶絶しております。「あの曲を泣きながらきいてる」と言ったら「変わってる」と本人に言われました。(笑)あまりにかっこすぎて、関西に呼んで一緒にライブしました。アルバムもとってもいいけど、やっぱりこの人はライブ!!!!50男の色気があります。ああ、素敵!!!

  7. blues.the-butcher-590213 / Mojo Boogie (P-Vine PCD-27002)
    Blues The Butcher 2枚目のアルバム。絶対的にブルースのカバーしかやらないバンドですがライブに行っても「ブルースを愛してる」というホトケさんの感情丸出しの歌と、その30年を超えるキャリアからくる「凄み」みたいなものから出るオーラを感じずにはおれません。個人的にはドラムの沼澤さんの大ファンなのでライブに通っては食い入るようにみています。(笑)お客さんにも若い女の子が多く、ブルース界の革命的存在???

  8. JOANNE SHAW TAYLOR / White Sugar (Ruf BSMF-2114)
    でました女子ブルースギター弾きです。イギリス本国ではすでに人気者。女子ギター、あいかわらずヨーロッパ勢は強いなぁ。20代前半で若いけど、アルバート・コリンズに憧れてテレキャを弾いているとのこと。ギターも半端なく上手いし、歌も20代のおねえちゃんとは思えない渋さがある。You Tubeでいくつか動画みたけどほんとに20代かな?サバ読んでない?(ごめん)

  9. D.B. RIELLY / Love Potions and Snake Oil (Shut up & play 22261)
    NYのAmerican Roots Musicをやってるバンド。ザディコ、カントリー、ブルースと混ぜ混ぜなかんじが「ニューヨーク?テキサスじゃなくて??」とおもう。(笑)フロントのダニーはアコーディオン、バンジョーをひき歌うのだが実はSAX PLAYERでもある。私の親友、HIRO SUZUKIがギター担当しています。MY SPACEで視聴できるので是非!HPも充実。「Save all your kisses」が個人的に号泣もの。PVもよくできてます。

  10. CANDI STATON / Who's Hurting Now (Honest Jons HJRCD37)
    サザンソウルの歌姫の3年ぶりの新作。Bonnie Raitt やら Bonnie Bramlettのカバーなどもやってる。前作の「His Hands」よりもブルージーでカントリー寄りな気がします。この人の声がすごく好きだし、せつせつと歌い上げるバラードでは涙がこぼれます。バカヤローーーって夕焼けに向かって叫びたくなる。

  11. NACOMI / ひょっこりひょうたん島 (BSMF)
    すみません。(先にあやまっとこ)私の曲です。今年の5月に発売予定の私のアルバムから1曲iTunesで先行配信した曲です。ゆるーーーーーーーくアレンジして、リゾネーターエレキでスライド弾いてます。ハープにKOTEZをゲストにむかえ、ひょうたん島はすすんでいきます。大真面目にやってます。自分でいうのもなんやけどすばらしい出来あがり!!!

赤色: 新録もの

紺色: 再発もの




ベスト・ライブ
MARLENA SHAW
(ビルボードライブ大阪; Aug. 5-7)

「Who Is This Bitch Anyway?」のメンバー(マイナス ラリーカールトン)できてしまった、、というライブ。日本ではこのアルバムは ほんとに人気なのでお客様も連日いっぱいでした。マリーナもリラックスして 安心してやってる感じがすごくみえた。「Street Walking Woman」が例のせりふ付きで始まったのには会場、やんやの大喝采。いいライブだった。





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