2010年は例年になく景気良くCDを買いました!そんな中から10枚に絞るなんてムリっ!とも言ってられないので、選んだのは何度も何度も聴いた、出来の善し悪しというよりも癖になってやめられなくなった、かっぱえびせん級のアルバム10枚です。
- MAVIS STAPLES / You Are Not Alone (Anti/Epic EICP-1400)
何年ぶり、いや、何十年ぶりにLP買いました。とはいえ、まだ一度もターンテーブルに乗せてない….。同じ内容のCDのオマケが付いてたから聴くのは専らCDで、LPは鑑賞専用になってます。さて肝心な内容は、ゴスペルで始まりアコースティックでフォーキーな曲からブルージーな曲まで、新しくも懐かしい仕上がり。プロデュースしたWILCOのジェフ・トゥイーディー、Good Job!
- ROBERT RANDOLPH & THE FAMILY BAND / We Walk This Road (Warner Bros.)
意味深いタイトルだなー。今までのジャム・バンド的なサウンドより、ぐっと地に足が着いたかんじ。今回何曲か入ったカバーの中でもお気に入りはPrinceのWalk Don't Walk。良い選曲。
- QUINCY JONES / Soul Bossa Nostra (Interscope)
アメリカから遠く離れたこの極東の島国で、どれだけクインシーの楽曲が日常に入り込んでいることか。だいたいクインシー・ジョーンズって名前を聞いただけで、何となくバブルでゴージャスな気分になっちゃうのは世代かしら。
ジャケットはマフィアのボスのようなクインシーの写真ですが、中身は豪華ミュージシャン達のクインシー・トリビュート。現役若手の中にこっそりBarry Whiteの激シブささやきが入ってて、一気に深夜のムード。
- JOHN LEGEND & THE ROOTS / Wake Up! (Sony Music Entertainment XAT-1245551847)
超・硬派なカバー集。政治的だったり社会問題を扱ってたりの曲ばかりで、しかも名曲ばかりで、アルバム一枚揃っちゃうってのも凄い事。でも、それより何よりまずカッコイイです。その後でズシンときます。
- MEL WAITERS / I Ain't Gone Do It (Waldoxy 2848)
ますます加速気味な低予算打ち込みが、どうにもスカ〜っと聴こえちゃうインディーソウル。愛好家としては寂しい限りです。でも、そんな寂しさを乗り越えられたのも、甘いのからブルースから盛りだくさん、ジャケットの写真まで脂乗り切ってるぅ〜とビシビシ伝わって来るこの一枚のお陰。ところでこのアルバム、一曲目からメロウなサウンドに乗せてバ〜ベキュ〜って歌ってるんですけど、ブラック・コミュニティーではBar-B-Queってのはラブにも有効なのかな。日本の唄に「あぶったイカ」が出てきても違和感ない、みたいな事なのでしょうか。
- SPENCER WIGGINS / Feed the Flame: The Fame & XL Recordings (Kent Records UK)
めちゃくちゃ良い声です。ぐっときます。シャウト系からポップな曲まで全22曲、これかけてると色んな仕事がはかどります。
- SOLOMON BURKE / Nothing's Impossible (E1 Entertainment EIE-CD-2086)
ウィリー・ミッチェルの遺作かぁ〜、と感慨深く聴いていたら、まさかのソロモン・バークの遺作に。Hiなサウンド。そして深い深いソロモンの声。このコンビでもう一作聴きたかった、は贅沢過ぎかな。本作を聴けて良かったと思うべきか。
- CYNDI LAUPER / Memphis Blues (Downtown)
2010年はいつになくシンディー・ローパーをテレビで観た気がしますが、なんででしょ?本気のブルースと言われている本作ですが、ブルース色よりシンディー色の方がずっとずっと濃厚。数あるデュエットの中でも、B.B.がどーんと構えていておじいちゃんぽくてカワイイです。
- SYSTEMA SOLAR / Systema Solar (Chusma)
カッコ良くしてるのにどうにも垢抜けな〜いエレクトロがくせになる、コロンビア発のシステマ・ソラール。いいなぁー、南米。何をやっても身に付いた風土があふれ出ちゃう感じ。
- ギターパンダ / ロックンロール パンダーランド (redrec RCSP-0020)
この人をキワものと思ってはいけません。とっても真面目なロックです。2曲目に入っている「サイコー」が、深夜のテレビ番組のエンディングになっているのを観た時のびっくりったら無かったなー。ライブもCDもどちらもサイコーです。
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