HORACE TRAHAN / Keep Walking (Independent)
CEDRIC WATSON ET BIJOU CREOLE / Creole Moon Live From Blue Moon Saloon (Valcour VAL-CD-0014)
COREY LEDET AND HIS ZYDECO BAND / Do You Want More? (Independent)
LEROY THOMAS / Jewel Of The Bayou (Maison de Soul 1089)
Louisiana Cajun and Creole Music:The Newport Field Recordings (ROUNDER 11661-6121-2)
ESTEBAN "STEVE" JORDAN / Ahorita (MUSIC CAMP BG-5093)
ESTEBAN "STEVE" JORDAN / Turn Me Loose (MUSIC CAMP BG-5094)
LOS LOBOS / TIn Can Trust (Shout Factory!/Pヴァイン PCD- 24256)
今年も枚数は少ないながらもルイジアナの音を楽しむことが出来た。中でもHorace Trahanの新譜は一番のお気に入り。前作2001年の「That Butt Thing」から9年ぶり、待望の新譜。アルバム・ジャケットはケイジャン・フラッグ(左)とクリオール・フラッグ(右)が並び、そこにルイジアナの地形が浮かび出ているというなんともニクいデザイン。それはルイジアナの現状、また今迄Horace Trahanが歩んできた道程をも物語っているようだ。
最初は家系どおりケイジャン・ミュージシャンとしてデビュー、しかしある時、急遽ザディコに転身、当初は周囲との軋轢も相当あったそうだが、そのような困難を乗り越えて今ではケイジャン、クリオールの両方から支持されるという稀なローカル・ミュージシャンだと思う。前作を発表後はザディコ・オンリーでなくケイジャンもやるし、その他にヒップホップ、ロック、レゲエなども演奏していたらしい。
音楽的にはちょこちょこと色んなことをやって周囲を惑わしてはいても彼への支持が冷めないのはやはりHorace Trahan自身の魅力。言うこと成すこと決してクールではないけどユーモアと慈悲に溢れていてカッコいい。
ルイジアナもの以外では、再発ですがEsteban "Steve" Jordanの国内盤を二枚を挙げさせてもらいます。惜しくもこの国内盤が発売された数日後に彼は亡くなってしまった…これが追悼盤となってしまったのはとても残念。
それと、ロス・ロボス。あんたら、何をやってもカッコいい。とってもズルいです。(毎年同じこと言ってる気がする)
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