2013/4/23
僕のニューオーリンズ音楽遍歴 個人ニュース
音楽好きどうしで話していると、同じ様な音楽が好きな人も、そこにどうやって行き着いたのかは、千差万別であることに気づきます。他の人の音楽遍歴の話を聞くのって、へぇーと思うことも多くて面白いんですよね。
僕はニューオーリンズの音楽にはまってしまってますが、そもそもどうしてニューオーリンズものを聴くようになったのか、ふと考えてみました。
それがどうも、はっきりと思い出せないんです。ブルースについては、高校生の頃にエリック・クラプトンなどのロック経由で聴くようになったのはよく覚えているのですが、ニューオーリンズものはなんだかいつの間に聴くようになったという感じです。
初めて聴いたニューオーリンズものがなんだったかも全く覚えてませんが、多分ファッツ・ドミノでしょう。でも、それは単に有名だから耳にしただけであって、彼がニューオーリンズの人だと知ったのは随分あとのこと。僕は小中学校時代にアメリカに住んでいたので、あっちにいれば、ファッツは聴こうと思わなくても耳にするメジャーな人ですから。
ブルースを聴く過程でプロフェッサー・ロングヘアや、アール・キングを聴いていたのも覚えてますが、これも当初はニューオーリンズの人たちと意識していたわけではなかったと思います。
最初に「ニューオーリンズの人」と意識して聴いたのは、というと…。多分(ほんと多分です)、プリザベーション・ホール・ジャズ・バンドだったかも。僕が高校の頃だったと思いますが、うちの父がニューオーリンズに行って来て、プリザベーション・ホールでお土産に彼らのLPを買って来てくれたのです。
彼らの音楽を聴き「ニューオーリンズに行ってみたい」と漠然と思うようになっていました。スティングの"Moon Over Bourbon Street"という曲もその思いを強くさせた1曲でした。
初めて見た生のニューオーリンズのミュージシャンのライヴはよく覚えています。1986年に来日したアール・キングとジョニー・アダムスでした。これは、はまりました。特にゆるーいノリのアールは、以後僕の最も好きなアーティストのひとりとなりました。
そして1988年3月、念願叶って初めてニューオーリンズを訪れました。たった1泊2日で、フレンチクオーターの中を歩いた程度でしたが、他のアメリカのどこにもない独特の雰囲気は強烈な印象、かつ初めてなのにどことなく故郷に戻って来たような気持ちになったのでした。このときプリザベーション・ホールでデイヴ・バーソロミューのバンドを見ることが出来たのも生涯の思い出となりました。
あとは、大きかったのはニューオーリンズのジャズフェスの放映です。多分、1990年頃からだったと思いますが、NHKのBSで何年か続けて放映していたのです。当初は、BSが始まったばかりで時間が余っていたのか、5日くらいに渡り毎日放送していました。あれを見て「こんなすごい音楽フェスがあるのか!」とかじりつくように見ていました。もちろん、放映されたのは実際のライブからすればほんの一部なんでしょうが、あれで初めて知ったアーティスト少なくなかったように記憶しています。あれは素晴らしい企画でした。是非再放送してほしいですね。
テレビ放送をきっかけに芽生えた「ジャズフェスに行きたい!」という思いを1996年に実現させ、ますますニューオーリンズにはまってしまいました。以後、ジャズフェスは5回行きました。今も機があればと虎視眈々と狙っています(笑)。
現地に行くと特によく判るのですが、これだけ情報化が進んだ現代でも、地元以外では殆ど知られていないような逸材がまだまだ沢山いて、そういう人達を見つけ出して聴くのもまた楽しい。
まだまだ知らないことが多いニューオーリンズ。掘れば掘るほど、その奥深さに気付かされるのです。ブルース、ソウル、ラテン、ジャズ、いろんな音楽が渾然一体と混ざり合って独特のグルーヴを生み出すニューオーリンズの音楽。音楽のジャンルにとらわれず自由に音楽を楽しむことができるようになったのもニューオーリンズの音に出会ったからだと思っています。
僕はニューオーリンズの音楽にはまってしまってますが、そもそもどうしてニューオーリンズものを聴くようになったのか、ふと考えてみました。
それがどうも、はっきりと思い出せないんです。ブルースについては、高校生の頃にエリック・クラプトンなどのロック経由で聴くようになったのはよく覚えているのですが、ニューオーリンズものはなんだかいつの間に聴くようになったという感じです。
初めて聴いたニューオーリンズものがなんだったかも全く覚えてませんが、多分ファッツ・ドミノでしょう。でも、それは単に有名だから耳にしただけであって、彼がニューオーリンズの人だと知ったのは随分あとのこと。僕は小中学校時代にアメリカに住んでいたので、あっちにいれば、ファッツは聴こうと思わなくても耳にするメジャーな人ですから。
ブルースを聴く過程でプロフェッサー・ロングヘアや、アール・キングを聴いていたのも覚えてますが、これも当初はニューオーリンズの人たちと意識していたわけではなかったと思います。
最初に「ニューオーリンズの人」と意識して聴いたのは、というと…。多分(ほんと多分です)、プリザベーション・ホール・ジャズ・バンドだったかも。僕が高校の頃だったと思いますが、うちの父がニューオーリンズに行って来て、プリザベーション・ホールでお土産に彼らのLPを買って来てくれたのです。
彼らの音楽を聴き「ニューオーリンズに行ってみたい」と漠然と思うようになっていました。スティングの"Moon Over Bourbon Street"という曲もその思いを強くさせた1曲でした。
初めて見た生のニューオーリンズのミュージシャンのライヴはよく覚えています。1986年に来日したアール・キングとジョニー・アダムスでした。これは、はまりました。特にゆるーいノリのアールは、以後僕の最も好きなアーティストのひとりとなりました。
そして1988年3月、念願叶って初めてニューオーリンズを訪れました。たった1泊2日で、フレンチクオーターの中を歩いた程度でしたが、他のアメリカのどこにもない独特の雰囲気は強烈な印象、かつ初めてなのにどことなく故郷に戻って来たような気持ちになったのでした。このときプリザベーション・ホールでデイヴ・バーソロミューのバンドを見ることが出来たのも生涯の思い出となりました。
あとは、大きかったのはニューオーリンズのジャズフェスの放映です。多分、1990年頃からだったと思いますが、NHKのBSで何年か続けて放映していたのです。当初は、BSが始まったばかりで時間が余っていたのか、5日くらいに渡り毎日放送していました。あれを見て「こんなすごい音楽フェスがあるのか!」とかじりつくように見ていました。もちろん、放映されたのは実際のライブからすればほんの一部なんでしょうが、あれで初めて知ったアーティスト少なくなかったように記憶しています。あれは素晴らしい企画でした。是非再放送してほしいですね。
テレビ放送をきっかけに芽生えた「ジャズフェスに行きたい!」という思いを1996年に実現させ、ますますニューオーリンズにはまってしまいました。以後、ジャズフェスは5回行きました。今も機があればと虎視眈々と狙っています(笑)。
現地に行くと特によく判るのですが、これだけ情報化が進んだ現代でも、地元以外では殆ど知られていないような逸材がまだまだ沢山いて、そういう人達を見つけ出して聴くのもまた楽しい。
まだまだ知らないことが多いニューオーリンズ。掘れば掘るほど、その奥深さに気付かされるのです。ブルース、ソウル、ラテン、ジャズ、いろんな音楽が渾然一体と混ざり合って独特のグルーヴを生み出すニューオーリンズの音楽。音楽のジャンルにとらわれず自由に音楽を楽しむことができるようになったのもニューオーリンズの音に出会ったからだと思っています。
5