2015/3/23

オーティスを追悼したウィリアム・ベル  R&B/ソウル

いよいよ、今週末3月28、29日とウィリアム・ベルの初来日公演が行われます。彼の代表曲といえば"You Don't Miss Your Water"、あるいは最大のヒット曲"Tryin' To Love Two"ということになりますが、僕には彼がオーティス・レディングに捧げた"A Tribute To A King"が特に印象に残ります。

オーティス・レディングは1967年12月10日、飛行機事故によりキャリアの絶頂期に26歳の若さで他界しました。彼がその3日前にレコーディングした"(Sittin' on) The Dock of the Bay"は1968年1月8日にリリースとなり、同年3月16日に彼にとっては初となるビルボード・チャートのトップの座を獲得。

その快挙とほぼ同時期、ウィリアム・ベルの"A Tribute To A King"はリリースされました。こちらは86位とさほど大きなヒットとはなりませんでしたが、事故死から僅か3ヶ月でのリリース。オーティスへのベルの思いが溢れ出る名曲となっています。

ベルは2つ年下のオーティスをキングと称して功績を称え、その死を悼んだのです。2人は同じスタックス所属のレーベルメイトであり、"You Don't Miss Your Water"をオーティスがカヴァーするなど、結びつきが深かったのでした。

拙訳ですが、歌詞を日本語で書き出してみました。来日公演でこの曲をやってくれるかは判りませんが、やったら泣けちゃうなぁ、きっと。

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William Bell
A Tribute To A King
Words & music by Booker T. Jones & William Bell
Stax 248
Released March 12, 1968

皆、聴いてくれ
とある男のうたを歌うから
彼はいい人生を送ったが
それは長くは続かなかった

彼はジョージア州メイコンに生まれ
無一文の貧しい子どもだった
彼はメンフィスにたどり着き
"These Arms Of Mine"を歌った

彼の名前はオーティス、オーティス・レディングだ
彼のソウルフルな歌声がなければ
この世界は違って見えたに違いない

彼はサンフランシスコからニューヨーク
海外へと飛び回り
どこへ行っても人々は
彼に歓声を贈った

ある日彼はジョージアを旅立ち
ウィスコンシンへ向かった
しかしその晩彼が歌うことはなかった
彼を乗せた飛行機が墜ちてしまったから

彼はソウルミュージックの歌手
メンフィス・サウンドのキングだった
とても悲しい気持ちになるよ
もう彼はいないのだから

彼はギターを手元に携えて
息を引き取った
しかし、彼の魂は
今日も無数のファンの心に生き続けている

彼の名前はオーティス、オーティス・レディングだ
彼の肖像は
音楽の殿堂に飾られるべきだろう

オーティス、彼はビッグOの愛称で親しまれた
オーティス、君を失って寂しいよ
ああ、オーティス
君を失って寂しいんだ


Irving Music, BMI Administered outside the US by Warner Tamerlane Publishing Corp.
Japanese translation by Masahiro Sumori.

YouTube-A Tribute To A King - William Bell
https://www.youtube.com/watch?v=G4nUzXWqw9c
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