2017/12/25

訃報:妹尾隆一郎 1949-2017  ブルース

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妹尾隆一郎
(2017年10月8日、小金井ジャズフェスティバル)
(c)Photo by Masahiro Sumori.

ブルース・ハーモニカ奏者のウィーピイング・ハープ・セノオこと妹尾隆一郎氏が12月17日、入院先の大阪市内の病院で亡くなりました。68歳でした。

1960年代後半より約50年に渡りブルース・ハープ一筋で日本のブルース界を牽引してきたまさに第一人者。妹尾隆一郎を抜きにして日本のブルースの歴史は語れないと思います。

1949年6月17日、大阪生まれ。大学生の頃にポール・バターフィールドを聴いて衝撃を受け、ハーモニカを演奏するようになったそうです。当時の日本では、ブルースのハーモニカを演奏する人は珍しく、草分け的存在でした。

1972年のB.B.キング初来日時に前座で出演。1974年には、ウィーピング・ハープ・セノオ&ヒズ・ローラーコースターを結成。その後、BLUES FILE、Seno-Teraなどでも活躍しました。

近年は胃がんを患い、しばし演奏活動を休止していましたが、今秋復活。小金井ジャズフェスティバル、福生ブルースフェスティバル、ジロキチなどいくつかの公演を行って元気な姿を見せました。本格的な復活に向けて弾みをつけたかに見えましたが、12月に入って腸閉塞のため再び入院。17日22時10分に亡くなってしまいました。

妹尾さんとは、1995年、デトロイトのハーピスト、リトル・サニーが来日した際、一緒にインタビューをしたことがありました。正確に言うと、ハーピスト同士の対談というブルース&ソウル・レコーズ誌の企画で、僕はその通訳として同席したのでした。妹尾さんは色々言いたいことがあったんだと思いますが、前のめりに自分からどんどんサニーに話しかけていて、殆ど僕は所々助け舟を出す程度で、傍観していたように記憶しています。今となってはいい思い出ですが。(記事は同誌No. 4に掲載されています。)

僕は、妹尾さんの演奏は幾度となく見ていると思いますが、初めて見たのは1988年のジャパン・ブルース・カーニバルに登場したローラーコースターだったと思います。10月8日の小金井ジャズフェスティバルで久しぶりに見ることができましたが、この日は闘病明け最初のステージ。しかし、そんなことを感じさせない元気な佇まいでしたし、演奏にも力強さを感じました。それから僅か2ヶ月で亡くなるとは正直信じられない思いです。

ひとつよかったとすれば、最後まで元気に演奏する姿をファンの目に焼き付けて去っていったということでしょうか。

ご冥福をお祈りしたいと思います。

追悼掲示板も立ち上がりましたので、コメントを寄せてください。

妹尾隆一郎追悼掲示板
http://9220.teacup.com/ryu_senoh/bbs

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妹尾隆一郎公認サイトのからの発表
http://www.geocities.jp/weepingharp_senoh/
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