2013/5/9

堪能した!ジャズフェスのネット中継  ニューオーリンズ

今年のゴールデン・ウィーク、皆さんどうすごされましたでしょうか?

僕は近場にちょくちょく出かけつつ、ニューオーリンズのジャズフェス中継を聴いておりました。今年は昨年のようなYouTubeを使った映像中継はなかったですが、恒例の地元FM局WWOZによる中継に加え、TuneInの中にジャズフェス・ラジオが設定されたので、音声中継が2つ。全部はとても聴ききれないボリュームでした。

映像がないのは残念な反面、音声のみだと画面にかじりつくこともなく、出先でも歩きながらスマートフォンで聴けるので、お手軽でしたね。もちろんYouTubeもスマートフォンで見ることはできますが、映像つきだとやはり、どうしても見たくなりますから移動中は厳しいのです。

特に5月3日〜5日にかけてのTuneInの中継は、ウィリー・ネルソン、ビリー・ジョエル、ワイドスプレッド・パニック、ホール&オーツ、マルーン5といった超大物アーティストも中継され、かなりの大盤振る舞い。放送されたアーティスト数は50組くらいはあったのではないでしょうか。

もうフェスは終わってしまいましたが、TuneInでは、一部のライブの再放送が続いています。同じアーティストをループして再生しているようで、まだ聴いてないという方は是非。再放送されているのは全て地元ニューオーリンズ、ルイジアナのアーティストです。超大物はないものの、このフェスを特徴づける聴く価値のある濃いラインアップですよ。

こんなメンツです:
Andrew Duhon
Big Chief Monk Boudreaux
Los Po-Boy Citos
Luther Kent & Trickbag
Voices of St. Peter Claver
Robin Barnes
Steve Riley & The Mamou Playboys
Terrance Simien & The Zydeco Experience
The Breton Sound
Paul Sanchez & The Rolling Road Show
Voices of Wetlands All-Stars
Big Sam's Funky Nation
John Mooney & Bluesiana
George Porter Jr. and Runnin' Pardners
Dwayne Dopsie & The Zydeco Hellraisers
Ivan Neville's Dumpstaphunk
Jesse McBride presents the Next Generation Big Band
Guitar Slim Jr.
Little Freddie King Blues Band

いつまで続くかわからないのでお早めに。もちろん全て今年のフェスからのライブ録音です。

ここから聴けます:
http://tunein.com/station/?StationId=189903

スマートフォンでしたらTuneInのアプリをダウンロードして、New Orleans Jazz Fest Radioを検索してください。

さて、ところ変わって、今メンフィスでは恒例のBlues Music Awardsの授賞式の真っただ中。全米からブルースの名だたる人たちが集結していることでしょうね。これもネット中継してくれるといいのになぁ。行かれている人がうらやましいです。
https://www.blues.org/bluesmusicawards/nominees.php#ref=bluesmusicawards_schedule
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2013/5/9

ジェイムズ・コットン3年ぶりの新譜  ブルース

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JAMES COTTON / COTTON MOUTH MAN
日本盤 Pヴァイン PCD-93714(2013/5/15発売)
米盤 Alligator ALCD4954(2013/5/7発売)

ジェイムズ・コットンの3年ぶりの新譜「Cotton Mouth Man」。7月の誕生日で78歳になるコットンですが、歳を感じさせないごきげんなアルバムを作ってくれました。いや、歳を重ねた今でこそのサウンドというべきでしょうか。もう声は殆ど出ないし、若い頃のような勢いこそないものの、決して枯れてはいません。ハープはいきいきとしているし、なによりもフレージングといい音色といい、100%コットン印です。

ゲスト陣は、コットンの代わりに歌える人という観点で選ばれているようで、楽器のみで参加したゲストは冒頭のタイトル曲に入っているジョー・ボナマッサのみ。グレッグ・オールマン("Midnight Train")、ルーシー・フォスター("Warpped Around My Heart")も楽器は弾いてません。ちょっともったいない気もしますが、主役をしっかり立てたサポートという意味では正解でしょう。

"Midnight Train"では、コットンはイントロで、ハープで汽車の音を表現するブルースでは古典的なネタを披露。コットン自ら「Midnight Train to Mississippi!」とかけ声をかけ、まるで勢いよく汽車が走り出して行く様な躍動感に溢れています。

ダリル・ニューリッシュが歌う"He Was There"は、曲調は"Hoochie Coochie Man"を彷彿させますが、1950年代に南部の畑仕事を捨てて、ブルース華やぐシカゴにやって来たコットンの体験を歌にしたもの。ダリルが「作り話ではないぜ。彼はその場にいたんだ」と歴史の生き証人であるコットンをたたえます。それに応えるようにダリルの歌に絡み付いて来るコットンのプレイが痛快なのです。

彼のハープは、ときにヴォーカルとバトルをするかのように絡みつき、またときには、ヴォーカルのメロディーラインをなぞるようなプレイも聴かせます。ハープに専念しているからこそできるプレイなんですよね。ここには、歌えないことに対するマイナス面は感じられません。逆境をプラス思考で乗り越えて活動を続けて来たコットンらしい前向きなプレイに溢れています。

そして驚いたのはラスト"Bonnie Blue"。故郷の南部の地を歌ったデルタ・ブルース調の渋いナンバーですが、なんとコットン本人が歌っているのです。レコードで彼が歌うのは一体何年ぶりなのでしょうか。声は殆ど出ていないので歌というよりは、囁きに近いですが、力強い囁きです(笑)。聞き苦しいのは否めないですが、これも彼の人生を象徴する曲だと感じました。

"Wasn't My Time to Go"では、「私がブロウできる限り、まだあの世に行くときではないよ」と歌います。実際歌っているのはケブ・モですが、ケブは一人称でコットンの声を代弁しているんですね。

80を超えても元気で頑張って欲しい、そう感じさせる好盤です。まだまだブロウできます。

1. Cotton Mouth Man (feat. Joe Bonamassa) 3:47
2. Midnight Train (feat. Gregg Allman) 3:27
3. Mississippi Mud (feat. Keb Mo) 4:00
4. He Was There 3:44
5. Something For Me (feat. Warren Haynes) 3:41
6. Wrapped Around My Heart (feat. Ruthie Foster) 3:22
7. Saint On Sunday 3:31
8. Hard Sometimes (feat. Delbert McClinton) 3:16
9. Young Bold Women 3:25
10. Bird Nest On The Ground 4:18
11. Wasn't My Time To Go (feat. Keb Mo) 4:17
12. Blues Is Good For You 4:24
13. Bonnie Blue 3:33

Produced by Tom Hambridge
Recorded at Sound Stage Studio, Nashville, TN

【2013年3月来日公演レポート】
78歳、まだまだ元気!ジェイムズ・コットン@コットンクラブ
http://black.ap.teacup.com/sumori/1369.html
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