2013/6/30

Japan Blues Festival(青森)公式サイト  ブルース

今年で11年目を迎える青森市のJAPAN BLUES FESTIVAL。公式サイトはこちらです。

http://www.aomori-yeg.jp/page/page10.html

7月18日(木) - 20日(土)の3日間の開催。昨年に続き出演するマシュー・スコーラー等が盛り上げてくれるでしょう。

僕は金土と見に行く予定です。いい天気になりますように!

詳細や去年の写真についてはこちらもご覧下さいね。

Japan Blues Festival 2013(青森)開催決定(2013/5/1)
http://black.ap.teacup.com/sumori/1410.html
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2013/6/30

Dickey Betts ライブレポート  ロック

1991年のオールマン・ブラザーズ来日以来22年ぶりのディッキーの日本での演奏。これを待ってました!という雰囲気のお客さんで会場は溢れていました。

それにしても、あそこまでオールマン・ブラザーズ大会になるとは驚いた。バンド編成からして、ある程度はそういう内容になることは想像していたけど、僕が行った回はやった6曲中5曲までがオールマン。バンドを追われる形で抜けてから随分時間が経つけど、やはり彼自身もいまだに「オールマン・ブラザーズのディッキー・ベッツ」という意識が強いんでしょうね。

グレッグ・オールマンがソロで来日したときは、最終的にはオールマン・ブラザーズの曲で締めたとは言え、曲目もサウンドもちょっと雰囲気を変えてたけど、ディッキーは「俺はオールマン・ブラザーズをやるんじゃ、文句あっか?」てな感じですわ(笑)。

意外だったのは、オールマンの曲の中でも彼のレパートリーではないものをやっていたこと。この日演奏されたStatesboro Blues、One Way Outはいずれもグレッグ・オールマンがヴォーカルを取っていたナンバー。それを同じくオルガン・プレイヤーがヴォーカルを取る形でやった。そこまでしてやるかぁ。そう言えば、この人、なんとなくグレッグに雰囲気が似ている(似せている?)。

特にStatesboro Bluesは、ギターも元々はデュエイン・オールマンがフィーチャーされ、ディッキーはセカンド・ギター的位置づけ。それでもやるんですねぇ。ちなみに今回スライドは、アンディ・アレドートが弾いていました。そつなくデュエイン役をこなしていましたよ。彼は以前、ラッキー・ピーターソンと共演アルバムを作ったことがある人。そのジャケットの写真とは随分雰囲気が違って南部男っぽかったのは、このバンドにあわせているのかな、やっぱり。

Andy Aledort / Lucky Peterson / Tête à Tête (2007)
http://www.amazon.co.jp/Tête-A/dp/B003W7AXO6/ref=ntt_mus_ep_dpi_7

正直ディッキーは、プレイにかつて程の切れはなかったし、バンドもアンサンブルとしては危なっかしいところもありました。でも、どこをどう切ってもディッキーとしかいいようのないプレイだったし、一時期はオールマン・ブラザーズの事実上リーダーだった「本物」の重みを確かに感じました。

毎回結構やる曲は変えていたようで、この日も冒頭ソロ作の1曲を終えて、「じゃ、Statesboroでもやろうか」みたいな雰囲気でした。彼の足下にはセットリストらしきものが貼られていましたが、見ると19曲も書かれていて、とても1回でできる曲数ではない。きっとあれは、このバンドで演奏できるレパートリーを記した備忘録なんでしょう。実際やった順番もこのリストとは違いました。
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前日はやらなかったという"Jessica"を早くも3曲目にやって、もうお客さんは踊り出して大盛り上がり。この回はやった曲は皆1970年代以前の曲なので、新しい事はなにもやってませんが、お客さんもこれを求めて来たわけだからぜんぜんOK。

"In Memory of Elizabeth Reed"はテンポゆったり目でちょっとオールマンの耳慣れた演奏とは違っていました。オルガンがフィーチャーされない代わりに途中ドラムソロが入ります。1曲が長いこの展開、ノリは完全に3時間コースだよなぁ。しかし、ここはビルボード。70分でライブは終わってしまったのがちと残念。

最後はRamblin' Manで客席も大合唱。しめるところはしめてくれましたね。

しかしまぁ、ステージに並んだマーシャル・アンプの数、なんと4つ。ギターは3人なのに、ひとつは予備?決して広くないステージが、そのおかげでとても狭かった。考えてみれば、ビルボードライブでマーシャルを使っている人を見る事自体が初めてかも。こだわりなんでしょうね。使用したギターもディッキーはSG、あとの2人はレスポール。ギブソン一色ですね。ベースはフェンダーでしたが。
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ディッキーのすぐ隣りで弾いていた息子のデュエインは控え目な感じだったけど、よく見るとディッキーの若い頃によく似てました。なかなかハンサムな好青年。しかし、ディッキーはプレイしている時は自分の世界に入っていて、殆ど彼の方を見ないんですよね。完全に背を向けている。それがちょっと奇妙でした。

久しぶりにサザンロックらしいライブを聴いた感じ。また来てほしいですね。

Dickey Betts & Great Southern
Fri., June 28, 2013, 2nd set
21:35 - 22:45

[Setlist]
Nothing You Can Do
Statesboro Blues
Jessica
One Way Out
In Memory of Elizabeth Reed
Ramblin' Man

[Personnel]
Dickey Betts - guitar, vocals
Duane Betts - guitar
Andy Aledort - guitar
Pedro Arevalo - bass
Mike Kach - organ, electric piano, vocals
Frank Lombardi - drums, percussion
Kenny Crawley - drums, percussion

来日公演日程
6月26日(水) ビルボードライブ大阪 18:30 / 21:30
6月27日(木) ビルボードライブ東京 19:00 / 21:30
6月28日(金) ビルボードライブ東京 19:00 / 21:30
6月20日(日) ビルボードライブ東京 16:30 / 19:30(追加公演)

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ピックもゲット!
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2013/6/26

Jon Cleary Solo Piano Tour 2013  ニューオーリンズ

先日トリオで来日し、熱いライブを展開したジョン・クレアリーが今度はソロでやってきます。2008年の来日時に青山CAYでソロ・ピアノのライヴをやりましたが、バンドとは選曲もプレイもひと味もふた味も違いました。

今回はトリオでは行けなかった地方都市でも多く公演が組まれていますので、お見逃しなく!6/29(土)より主催者のバッファロー・レコードで発売開始です。

以下、バッファロー・レコードのウェブサイトからの情報です:

9月28日(土)浅草 HUB 2 shows!(ドリンク付)
1st Show Open 17:30 Start 18:30
2nd Show Open 20:30 Start 21:00
http://www.pub-hub.com/hub_asakusa

9月30日(月)横浜 Thumbs Up
Open 18:30 Start 19:30
http://stovesyokohama.com

10月1日(火)名古屋 Tokuzo
Open 18:30 Start 19:30
http://www.tokuzo.com

10月3日(木)京都 磔磔 (TakuTaku)
Open 18:00 Start 19:00
http://www.geisya.or.jp/~takutaku

10月4日(金)福岡 Gate's7
Open 18:30 Start 19:30
http://www.gates7.com

10月5日(土)松江 市民活動センタースティックビル5F交流ホール
Open 18:30 Start 19:00
★ピーター・バラカンとのレクチャー・コンサート!
http://www.mnoc.info/
前売 \4,000 当日 \4,500

10月7日(月)富山 市民プラザ 3F マルチスタジオ
Open 19:00 Start 19:30
http://www.oravo.net/

10月9日(水)金沢 Mokkiriya
Open 19:00 Start 19:30
http://www.spacelan.ne.jp/~mokkiriya

10月10日(木)仙台 enn 2nd
Open 19:00 Start 19:30
http://www3.ocn.ne.jp/~enn

追加公演!
10月11日(金)札幌 Coo (くう)
Open 19:30 Start 20:00
前売: \5,000 当日: \5,500
http://www.sapporo-coo.com/?p=3400

10月12日(土)渋谷 Tokyo Women's Plaza Hall
★ピーター・バラカンとのレクチャー・コンサート!
Open 18:00 Start 18:30
http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp
チケット: 先行 \3,500 前売 \4,000 当日 \4,500
協力: Wind Planning 詳細: http://windplanning.jp

追加公演!
Presented by「ブルース&ソウル・レコーズ」マガジン
10月14日(月・祝)青山Eats and Meets CAY
Open 17:30 Start 18:30
9/10までの先行発売で500円OFF。
申し込みはbsr@buffalo-records.comまで

10月15日(火)上越 La Sone
Open 18:00 Start 19:00
http://lasone.net/

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LIVE SHOWSのチケット
バッファローの先行発売: \4,000(6月29日〜7月12日)
前売: \4,500(一般発売 7月13日より)
当日; \5,000
(価格設定が異なる一部公演については、その公演情報記載の価格を参照ください。)
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10/5、10/12のレクチャー・コンサート: Piano Style in New Orleans
「ニューオーリンズ音楽の起源であるシンコペイションを持ち、パーカション、ホーンなど、バンドの持つすべてのエレメンツを再現できるのがピアノだ。」  〜Jon Cleary

第一部では、幼い頃から音楽に親しみニューオーリンズのピアノに魅了されたジョンが、実演を交え彼のピアノスタイルとニューオーリンズ音楽をわかり易
く解説。聞き手はもちろん、良質な音楽をこよなく愛し、リスナーに日々発信し
続けるピーター・バラカンだ。そして第二部は、シンガー・ピアニスト、ジョンの
グルーヴ感溢れるミニ・コンサート。つま先から頭のてっぺんまで、ニューオーリンズ
・ミュージックに浸かるこんな最高の機会を逃す手はない! (協力:wind)

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※2013.8.30、追加公演情報などを加筆
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2013/6/25

訃報: Bobby "Blue" Bland, 1930-2013  ブルース

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Bobby Bland at Long Beach Blues Festival, 1996
(c)Masahiro Sumori.

ボビー"ブルー"ブランドが亡くなってしまいました。ニュースが最初に入って来たのは日本時間の6月24日朝。時が経つに連れて、その抜けた穴の大きさにため息が出るばかりです。

1930年1月27日生まれの83歳。6月23日、メンフィスの自宅で、家族に見守られながら息を引き取ったそうです。

ブルースの黄金期を生き抜いた最後の大物のひとり。彼に匹敵する大物はもうB.B.キングくらいでしょう。陳腐な言い方になってしまいますが、ひとつの時代が終わったんだなと思わずにはいられません。

そのB.B.も今年誕生日を迎えれば88歳。いつまでも元気でいてほしいものです。

ブランドは、3月に肺炎で入院しツアーをキャンセル。その後の容態についての情報は伝わって来なかったので、心配していたところでした。近年はステージではずっと座って歌っていたそうですし、新作も2003年の「Blues At Midnight」を最後に途絶えていました。かつてコンスタントに新譜を出し続けていた人としては、スローダウンした感は否めませんでした。

そんな状況ですから驚きはしませんでした。60年以上に渡って活躍したキャリアも考えれば、大往生なのかも知れません。でも、やはり残念。

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Bobby Bland at Long Beach Blues Festival, 1999
(c)Masahiro Sumori.

1951年にモダン・レコードよりデビュー。チェスを経て、よく1952年にデューク入り。デュークが1973年にABCに買収されるまでの20年あまりの間にR&Bチャートに3曲のナンバー1を含む20曲以上のトップ10ヒットを送り込み、スターの座を不動のものにしました。その中にはエリック・クラプトンがカバーした"Farther Up The Road" (1957年)をはじめ、"I Pity The Fool" (1961年)、"Turn On Your Love Light" (1961年)、"Yield Not To Temptation" (1962年)などの有名曲がずらり。ダンディかつブルージーな歌声で多くのファンを獲得して行ったのでした。

1973年以降は、ABCレコード所属となり、B.B.キングとの共演アルバムを発表するなど活動を続けます。

ブランドがすごいのは、1985年にミシシッピ州ジャクソンのマラコ・レコードと契約し、ここで、デューク時代に負けない"Members Only"という曲でもうひと花咲かせたことでしょう。チャート・アクションではデューク時代には及ばないものの、その後約20年の間に10枚のアルバムをリリースし、チタリン・サーキットを中心に、着実にファンベースを維持していったのです。

来日ツアーは、1978年、1988年、1998年と3度行っています。実はそれ以前にも米軍基地慰問公演で1950年代に来日したことがあるといい、僕が観た1998年のブルーノート公演では、その際に覚えたという美空ひばりの「リンゴ追分」の一節を歌っていたのが印象に残っています。

実は、僕はブルースにはまりだした当初はあまりボビー・ブランドには関心がなく、B.B.キングなどと比べると、何年も経ってから、ようやく聴くようになったのですが、結構そういう経験を持っている人は多いんじゃないかなと言う気がします。というのも、彼はロックとの接点が薄く(有名なロッカーがアイドルとしていたというような話はあまりない)、楽器も弾かないので、ロックファンや、バンドを志す人達の目に留まりにくい存在だったのではないかと思うのです。

僕自身そんな理由で、後回しになっていた感があり、もしクラプトンが"Farther Up The Road"を取り上げていなければ、もっと後回しになっていたかもなんて思います。もったいないことですが。

でも、一回ハマれば、その歌声、存在感にすっかりとりこになってしまうのです。シャウトする際に痰を吐く様に喉を鳴らす独特な唱法は、ファンの間でも苦手という人もいますが、僕はやっぱりあれがなければブランドじゃないよねと思うんですよね。

僕は1998年の来日公演以外に4回アメリカのロングビーチ・ブルース・フェスティバルで彼のライブを見る機会に恵まれました。1996年の公演の際は、なんとガンズ&ローゼズのスラッシュが飛び入り。スラッシュ当人はへろへろな状態だったのですが、ボビーは「ほら、あの有名なギタリストのスラッシュだ。盛大な拍手を!」と彼をもり立てていたのが印象に残っています。これもブランドの懐の深さ故なのでしょう。

ほろ苦い名曲"Members Only"を聴きながら、彼を追悼していたら、泣けて来ました。ボビー・ブランド万歳。安らかに眠って下さい。

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1988年日本公演のフライヤーより
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2013/6/16

ファイニス・タスビーのベネフィット・コンサート  ブルース

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Finis Tasby (left) with King Ernest, 1999
Photo (c)Masahiro Sumori

昨年末、脳梗塞で倒れ闘病中のLAのブルース・シンガー、ファイニス・タスビー。

彼のためのベネフィット・コンサートがLAの現地時間で6月15日にバーバンクで開催されます。彼のために多くのミュージシャンが演奏する盛大なものになりそうです。

FINIS TASBY BENEFIT HOSTED BY TONI DODD & SOUTHBOUND BLUES
at Joe's Great American Bar & Grill
Sat., June 15, 2013, 7pm -1:30am
http://www.facebook.com/events/303322909796529/

出演
Toni Dodd & Southbound Blues
Junior Watson
Kellys' Lot
The King Brothers
Johnny Main
Mighty Mojo Prophets
Tommy Marsh
Delgado Brothers
Randy Chorthoff
Kirk Fletcher
Jan Garfinkle
Little Barry G & Greasefire

近年はマニッシュ・ボーイズのメンバーとしての活躍で知られるファイニス。病状は思わしくないと聞きますが、何とか快方に向かってほしいものです。

遠く離れた日本に住む身としてはコンサートには行けないので、ベネフィットCDを買って支援したいと思います。ファイニスがナイトキャッツで活躍する名手ギタリスト、キッド・アンダーセンとレコーディングしたもので、ブルービート・ミュージックから発売されています。売り上げの50%がファイニスに寄付されるそうです。

Finis Tasby/Kid Andersen / Snap Your Fingers
http://www.bluebeatmusic.com/product_info.php?products_id=20625

ファイニスの所属レーベル、デルタグルーヴが立ち上げた寄付ページもあります。
ファンの皆さん、彼を支援しませんか?

CHIP IN FOR FINIS TASBY
http://www.deltagrooveproductions.com/music/finis.html

ファイニスはもともとテキサスの出身で50年代から活躍するベテラン・シンガーですが、アルバムデビューは、1998年の「Jump Children!」。ボビー・ブランドにも通ずる渋い声を聴かせる人ですが、このアルバムのタイトル通り、ジャンプ、スウィング的な感覚にも溢れたご機嫌なサウンドをしています。

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Finis Tasby / Jump Children!
(Evidence Music ECD 26097-2)
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