2013/8/28

ブルース&ソウル・レコーズのニューオーリンズ特集号発売  BSR誌

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ニューオーリンズの雰囲気満々のストリート・パレードが表紙

「ニューオーリンズの今」を巻頭特集に掲げたブルース&ソウル・レコーズの113号が発売になりました。この企画に関わった皆のニューオーリンズへの思いに溢れた内容になりました。この特集に僕も参加できて、嬉しいです。

これはその名の通り、現在進行形のニューオーリンズのシーンを紹介するものです。そのときどきの雑多な要素を取り込み、大胆かつ柔軟に展開し続けたニューオーリンズの音楽。トラディショナルなジャズや、70年代以前のR&Bなどを知っている人は多いものの、今のニューオーリンズのシーンがどうなっているのかについては、ファンの間でも充分知られていないところが多いのではないか?ならば、そこに焦点を当ててみようということでこの企画がスタートしました。

特に、2005年8月のハリケーン・カトリーナ以降、ニューオーリンズでは人の出入りが起こるなど、よくも悪くも大きな地殻変動が起きています。前回BSR誌でニューオーリンズ特集を組んでから相当日が経っているので、そういう意味でもここで1回特集を組んでおかねばいけないという濱田編集長の思いもあったと思います。

「ニューオーリンズ・ミュージック・ガイドブック」が2007年11月に発行されているので、この特集では、あえて2008年以降に時期を絞っています。もちろん、Dr.ジョンらベテラン勢も2008年以降も活躍している人たちについては取り上げていますが、特に最近出てきたアーティストを紹介することに力を入れています。

古くからのファンの中には「それじゃ面白くないなぁ」と思う人もいるのかも知れません。しかし、新しいサウンドの中にも伝統的な要素が生きているのがニューオーリンズのいいところでもあります。一度だまされたと思って、聴いてみてもらえると嬉しいです。この号に付いている10曲入りのサンプラーCDはそのための入り口になると思います。

濱田編集長、バッファロー・レコードのダグラスさんと企画会議(と称した飲み会〈笑〉)で話したのが6月中旬。その際に思いつくままに色々意見を言った内容が、この特集の土台になっています。特に「今」を語る以上、日本にいる我々BSR誌のライター陣では役不足。現地の人たちを巻き込もうということで盛り上がりました。

僕は「(現地の音楽誌)オフビートのジャン・ラムジー編集長に語ってもらうのはどう?」、ダグラスさんは「ジョン・クレアリーにも記事を書いてもらおう」と言う感じで、アイデアを出しました。嬉しいことにその2つとも実現しました。それぞれ、現地にいる人ならではの興味深い記事になっていると思います。

その後、ニューオーリンズと言えばこの方々。文屋章、今澤俊夫両氏とディスクガイドで取り上げる盤について、意見を出し合い、最終的に58枚を選定。手分けしての原稿執筆が始まりました。大変だったけど、今一度、手持ちの盤を片っ端から聴くのは至福のときでもありました。濱田編集長からは、ブルース&ソウルの枠にとらわれる必要はないと言われていたので、本当の意味で今熱い人たちを取り上げることになったと思います。

付録CDはダグラスさんの選曲です。「バッファロー・レコードでリリースされているものに拘らずに選曲したい」という彼の意向を反映した面白い選曲になっていると思います。僕も選曲過程で色々意見を言わせてもらいました。サンパイ&ザ・ルイジアナ・サンスポッツの曲は僕の提案から収録されたものです。

この号の発売にあわせてダグラスさんがニューオーリンズの音楽を聴くイベントを各地で開催しますので、是非お時間のある方は足を運んでみてくださいね。

とりあえずは、祝発売。VIVA、ニューオーリンズ!

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ブルース&ソウル・レコーズ 第113号 2013年8月24日(土)発売
http://books.spaceshower.net/magazine/m-bsr/bsr-113
特集/ニューオーリンズの今
★ 現地からの声─『OffBeat Magazine』編集長ジャン・ラムジー特別寄稿「ミュージック: ニューオーリンズのハート&ソウル」
★ 現在ニューオーリンズを代表するピアニスト/シンガー、ジョン・クレアリー特別寄稿「ニューオーリンズの音楽とは──」
★ シーンを牽引する最注目アーティストたち[ジョン・クレアリー/トロンボーン・ショーティ/ジョン・ブッテ/ザ・ホット8ブラス・バンド/ダンプスタファンク/ジョー・クラウン]
★ おいしいガンボがたべられるお店
★ “音楽の都”の今を知るディスク58枚──若手からヴェテランまで、2008年から2013年にかけての注目作を紹介!
★ “今”につながるトラディショナル・スタイル

【付録CD】New Orleans Today!
ニューオーリンズの音楽シーンを牽引する、今まさに旬のアーティストたちの最新録音を収録! トラディショナル・ジャズ、R&B、ファンク、ザディコ、ロックなどなど、ジャンルを越えたニューオーリンズ・ミュージックを楽しもう!(Compiled by Douglas Allsopp, Buffalo Records)

1. KERMIT RUFFINS: Treme Second Line
2. LOS PO-BOY-CITOS: Dejame
3. SUNPIE AND THE LOUISIANA SUNSPOTS: Love's Gone
4. BOUKOU GROOVE: Walkin Talkin
5. TERENCE HIGGINS' SWAMPGREASE II: Soul 45 (feat. JON CLEARY)
6. DUMPSTAPHUNK: Blues Wave
7. JOE KROWN, RUSSELL BATISTE JR. & WALTER WOLFMAN WASHINGTON: Never Ever Let You Go
8. TIN MEN: Swerve
9. BONERAMA: Funky Brown Shorts
10. DOUG BELOTE: Cajuns In Cuba

◆ニューオーリンズの音楽を聴くイベントの開催予定
(イベントの詳細についてはバッファロー・レコードへお問い合わせください。)
http://buffalo-records.com/global-image/units/img/1431-1-20130818152508.png
https://www.facebook.com/events/549634325096138/
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