2014/2/28

フジロックにブルース&ソウル3人衆が!  ブルース

いやぁ、びっくりした。昨日(2014.02.27)発表されたフジロック・フェスティバルの出演アーティスト第一弾。なんと、シル・ジョンソン、ボビー・ラッシュ、ラヴェル・ホワイトのブルース&ソウル3人が「Soul Music Legends」というパッケージで出演するそう。このフェスには、これまでもブルース&ソウル系もちょくちょく出演してきたけど、これは想定外でした。

ボビー・ラッシュは2012年4月にビルボードライブ東京に出演しているので約2年ぶり3度目の来日、シル・ジョンソンは1997年のパークタワー・ブルース・フェスティバル出演を最後に来ていないはずなので、実に17年ぶりの来日となります。彼も1979年にも来ているので、3度目。ラヴェル・ホワイトは多分初来日です。ラヴェルは1929年生まれで、この3人では最年長。フェス寸前に85歳の誕生日を迎えます。

これはすごいショーになりそうです。前回ボビーは、トレードマークとも言える女性ダンサーがいないシンプルな編成で来日公演を行いました。(レポートはこちら)今回は、3人一緒ということで、ダンサーを連れてくるのは難しいのかな?どんなショーを展開するのでしょうか。

これを見に久しぶりにフジロックに行きたい!しかし、東京、大阪などでも公演があるといいなぁと思います。これは勝手な推測にすぎないですが、フジロックの主催者であるスマッシュは、普段こういう系統のライブをやるような呼び屋さんではないので、恐らくどこか外部から持ち込まれた企画なのでしょう。

では、それはどこか?ブルース&ソウル系の呼び屋と言うと、チョコクリはもうないし、旧ブルースインターアクションズ(Pヴァイン)は今は呼び屋業はやってません。M&Iカンパニーはブルースカーニバルすらやらなくなってしまいました。他にあるでしょうか?僕はビルボードライブしかないように思うのです。

仮にビルボードライブの持ち込み企画だとすれば、当然最低でもビルボードライブ東京での公演はあるでしょう。大阪もあるかも知れません。実際、去年ガース・ハドソン、ダニエル・ラノアがフジロックに出演し、その前後にビルボードライブの東京と大阪に出演した実績もあります。

ビルボードライブは近年もクラレンス・カーター、キャンディ・ステイトンなどのベテランソウル系を呼んだ実績もありますし、ボビー・ラッシュは実際に2年前に呼んでいます。

あくまでも勝手な希望的観測にすぎないですが、こんな妄想を抱きながら、東京、大阪公演あることを祈りたいと思います。

しかしまぁ、この3人以外にも、出演決定アーティスト中には、今のりにのっているプリザベーション・ホール・ジャズ・バンド、グレイトフル・デッドで活躍したフィル・レッシュ、バッファロー・レコードが一押しのガーランド・ジェフリーズ、スカタライツなどなど、いきなり魅力的なラインアップですね。やっぱり行くしかないのか。

出演アーティスト情報はこちらで
http://www.fujirockfestival.com/artist/

■このコンサートのレポート
フジロック・レポート:SOUL MUSIC LEGENDS
(2014.8.13追記)


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2014/2/23

ブルース&ソウル・レコーズ 116号  BSR誌

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ブルース&ソウル・レコーズ(blues & soul records)誌の最新号が出ました。

今回は、大々的なエリック・クラプトン特集。カラー写真もきれいで、彼のカバーしたブルース曲集のCD付きです。まさに今クラプトンが来日中で、盛り上がっている折でもあるので、これは売れそうですね。

他には3月に出る憂歌兄弟の新譜にあわせた木村充輝、内田勘太郎のインタビュー、4月に来日するホット・ツナのインタビューもあります。

新橋のARATETSU UNDERGROUND LOUNGEも取り上げられました。アラテツさん、カッコいい!(笑)

僕はファンキー・ミーターズのコンサート・レビューなどを書きました。

しかし、新譜レビュー欄トップで取り上げられているフロイド・テイラーが2月20日に急逝してしまいました。60歳。非常に残念です。このレビューを見ていると、一層寂しくなります。RIP。

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ブルース&ソウル・レコーズ 116
2014.2.25発売 ¥1,680(税込)
※特別CD付き

特集 エリック・クラプトン ブルース巡礼
★ ブルースの呪縛から解き放たれて──『アンプラグド』以降に変化したブルースとの距離
★ [座談会]クラプトンがブルースの入り口だった──エリック・クラプトンが取り上げたブルースを楽しむ
★ [ディスク・ガイド]クラプトンのルーツとなったブルースマンたち
★ 3000部限定のお宝本『エリック・クラプトン・トレジャーズ』発売

【付録CD】Key To The Highway - Blues Classics Covered By EC
 エリック・クラプトンがカヴァーしたブルース名曲の中から、主に『アンプラグド』以降にアルバムで取り上げた曲を中心に選曲し、〈ランブリング・オン・マイ・マインド〉〈キー・トゥ・ザ・ハイウェイ〉といったクラプトンのキャリアを語る上で避けられない曲も収録しています。シカゴ・ブルース、カントリー・ブルース、ジャズ・ブルースと、様々なブルースのスタイルを、ブルースの歴史に名を残した名シンガー/プレイヤーの演奏で楽しむことができるCDです。

1. BLUES BEFORE SUNRISE by ELMORE JAMES & THE BROOM DUSTERS
2. RAMBLING ON MY MIND by ROBERT LOCKWOOD JR.
3. RECONSIDER BABY by DAVE MYERS
4. HEY, HEY by BIG BILL BROONZY
5. ROLL AND TUMBLE by BIG JOE WILLIAMS & J.D. SHORT
6. CORRINE, CORRINA by SLEEPY JOHN ESTES
7. HARD TIME BLUES by LANE HARDIN
8. 44 BLUES by ROOSEVELT SYKES
9. COME BACK BABY by WALTER DAVIS
10. GROANING THE BLUES by OTIS RUSH
11. HOW DEEP IS THE OCEAN by JIMMY COE feat. HELEN FOX
12. NOBODY KNOWS YOU WHEN YOU’RE DOWN AND OUT by FLOYD McDANIEL
13. KEY TO THE HIGHWAY by JUNIOR WELLS
14. 3 O’CLOCK BLUES by B.B. KING


【その他の主な記事】
● THE BAWDIES インタヴュー──結成10周年の節目にカヴァー・アルバムを発表
● ホット・ツナ・インタヴュー──ヨーマ・コーコネン&ジャック・キャサディが語るブルース
● 憂歌兄弟(木村充揮&内田勘太郎)インタヴュー──憂歌団を再始動した二人の新作
● セドリック・バーンサイド・インタヴュー
● 注目の映画『大統領の執事の涙』『それでも夜は明ける』『オーバー・ザ・ブルースカイ』
● 戦前ものファンの回春剤──前代未聞の豪華パラマウント・レコード・ボックスにほくそ笑む
● アトランティックR&Bベスト・コレクション1000第5弾
● ブランズウィック・フェイヴァリット・コレクション/シカゴ・ソウルの名門レーベルが生んだ、傑作20タイトルをガイド[パート3]
● 【ライヴ・リポート】ファンキー・ミーターズ
● BSR REVIEW 新作アルバム・リヴュー
フロイド・テイラー/シャロン・ジョーンズ&ザ・ダップ・キングス/フェイム蔵出し音源第3集/ミネアポリス・ソウル&ファンク ほか

【連載】
☆ リヴィング・ブルース・ストーリー第4回/ジム・オニール
☆ ダイヤモンドリングよりブルース第17回/妹尾みえ
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦×編集部H
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ フード・フォー・リアル・ライフ〜歌詞から見るブルース&ソウルの世界[マネー(ザッツ・ホワット・アイ・ウォント)]/中河伸俊
☆ 小出 斉の勝手にライナーノーツ「サム・レイ」
☆ リアル・ブルース方丈記 第二十三回「シカゴは遠くなりにけり」
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.45 「ブラウン・ドアー」
☆ ゴスペル・トレイン「マヘリア・ジャクスン」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BAYOU RHYTHM サウス・ルイジアナの音楽と文化/はたのじろう
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.192/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ WORRIED MAN BLUES〜カントリー・ミュージックよもやま話/渡辺芳男
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ブルース×ロック森羅万象/山崎智之
☆ NEW BORN ROOTS! 新世代ルーツ・ミュージック/福住豪郎
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルの聴ける店
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか
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2014/2/21

Paul Rodgers / The Royal Sessions  R&B/ソウル

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ポール・ロジャーズが作ったソウルのアルバムです。ザ・ロイヤル・セッションズというタイトルからも想像が付く通り、レコーディングが行われたのは、メンフィスのロイヤル・スタジオ。ソウル・ファンには説明不要ですが、アル・グリーンを始めとするハイ・サウンドで有名な由緒あるスタジオです。

バックのメンバーには、ハイのリズム・セクションからチャールズ(organ)とリロイ(bass)のホッジズ兄弟と、アーチー・ターナー(keyboards)、その他M.G.ズでお馴染みのスティーヴ・ポッツ(drums)、元アイザック・ヘイズのバンドのマイケル・トールズ(guitar)とレスター・スネル(organ)などなど、往年のソウル・シーンを支えた名手達が揃っているんですから、お膳立てとしてはこれ以上は望めません。選曲もサム&デイヴ、オーティス・レディング、アルバート・キングなど、お馴染みの曲が中心です。

しかし、聴いてみると、いやぁ実にポール・ロジャーズなんですよね。"I Thank You"のアドリブ的な節回しはソウルフルですが、アメリカの黒人とはひと味違う、フリーの頃から全く変わらないポール・ロジャーズ節です。僕は高校生の頃にフリーやバッド・カンパニーを聴きまくっていたので、何だかこの歌声に懐かしさがこみ上げて来ました。しっとりとマイナーで歌い上げる"Walk on By"のブルージーな雰囲気は、フリーの"Be My Friend"あたりを思い出しました。

日本盤には、Track 11〜13の3曲のボーナス・トラックが収録されていますが、これがまたハイライトと言ってもいい出来なのです。ご機嫌なサム・クックの有名曲2曲に、何とフリーの曲の再演と来たら、やはりファンとしては聴きたいですよね。

そして、日本盤には更にDVDが付いていて、これにはレコーディング風景と、ロジャーズのインタヴューが収録されています。16分程度の短いものですが、固定カメラで撮影されたと思われる映像は、レコーディングの様子見て取れるので見る価値はあると思います。

しかし、ベテラン・シンガーのロジャーズの元気な姿を見ていると何だか嬉しいですね。ライヴもみたいです。

PAUL RODGERS / THE ROYAL SESSIONS
(429 Records/日本コロムビア COZY-834/5)
【収録曲(カッコ内はオリジナルのアーティスト)】
1. I Thank You (Sam & Dave)
2. Down Don't Bother Me (Albert King)
3. I Can't Stand the Rain (Ann Peebles)
4. I've Been Loving You Too Long (To Stop Now) (Otis Redding)
5. That's How Strong My Love Is (O.V. Wright)
6. Walk On By (Dionne Warwick)
7. Any Ole Way (Otis Redding)
8. It's Growing (The Temptations)
9. Born Under A Bad Sign (Albert King)
10. I've Got Dreams To Remember (Otis Redding)

-BONUS TRACKS-
11. Shake (Sam Cooke)
12. Walk in My Shadow (Free)
13. Wonderful World (Sam Cooke)

発売日:2014年1月29日(日本盤)
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2014/2/16

来日記念!Tin Menの写真です。  ニューオーリンズ

2006年、ニューオーリンズのタワーレコードで演奏するティンメンです。

Tin Men at Tower Records, New Orleans, LA, May 2, 2006.
All photos (c)Masahiro Sumori

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Alex McMurray

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Matt Perrine

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Washboard Chaz Leary
下の方についている、呼び鈴が彼のウォッシュボードのポイントです。
いつもチーン!って鳴らしてます。(笑)

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【来日公演日程とバンド紹介】
http://black.ap.teacup.com/sumori/1491.html

【ディスコグラフィー】
Super Great Music for Modern Lovers! (Corrugated Records TM9840, 2003)
Freaks for Industry! (Tin Men, 2005)
Avocado Woo Woo (Threadhead, 2013)
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2014/2/16

Tin Men - Avocado Woo Woo  ニューオーリンズ

そして、2013年リリースの最新作です。

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Avocado Woo Woo
(Threadhead Records, no number, 2013)

1. Jesus Always Gets His Man (McMurray) 3:20
2. Swerve (Leary, McMurray) 4:33
3. Turn My Lights Back On (McMurray) 4:47
4. What Tano-San Say (McMurray) 2:56
5. Avocado Woo Woo (McMurray) 3:40
6. I Got A Guy (McMurray) 4:23
7. Why Don't You Haul Off And Love Me? (Glosson, Rainey) 3:34
8. Lonely One In This Town (Jacobs, Carter) 3:18
9. Signed, Sealed, Delivered I'm Yours (Wonder, Hardaway, Wright, Garrett) 2:52
10. Livin' And Lovin' On The Westbank (Perrine) 4:09
11. Maybellene (Berry) 2:39
12. I've Got Blood In My Eyes For You (Trad., Arr. by Tin Men) 3:19
13. Lies (Keller) 2:15
14. If You Can't Make It Here (McMurray) 4:08

Produced by John Porter
Recorded, mixed and mastered by John Porter at Fudge Recording Studio, FHQ Studio and Independence St. Studio

Special guests
Arsene DeLay - vocals on track 1
Anthony Cuccia - percussion on track 2
The Valparaiso Men's Chorus Boy's Auxiliary (Robert Starnes, Jeff Treffinger and Bill Malchow) - vocals on track 14
Bill Malchow - accordion on track 14

実に8年ぶりとなる新譜。大物プロデューサー、ジョン・ポーターを迎えたのが売りだが、方向性は基本的に変わらず、いや過去2作にも増して弾けている。"Jesus Always Gets His Man"はゴスペル調のコーラスが入ったアップテンポなナンバーだが、「ジーザスは狙いを定めた相手は銃も使わず必ずモノにする」という皮肉たっぷりの歌詞が面白い。タイトル曲は、ひとりぼっちで寂しい思いをしていた男が、Avocado Woo Wooという得体の知れない料理と恋に落ちて人生がバラ色になるという何とも荒唐無稽な歌。しかし、なんだかほのぼの癒される名曲です。カヴァー曲では、スティーヴィー・ワンダーの"Signed, Sealed, Delivered I'm Yours"は前作の移民の歌に負けず劣らず、目から鱗。この編成でやっちゃうと、何でもティンメン・サウンドになっちゃうんです。そして、アレックス・チルトンの"Lies"は原曲以上にハードに展開する。トラディショナルなゴスペルやジャズっぽいものの間にこういうものを挟んで来るのだから、何が飛び出すか判らない面白さがある。

【ディスコグラフィー】
Super Great Music for Modern Lovers! (Corrugated Records TM9840, 2003)
Freaks for Industry! (Tin Men, 2005)
・Avocado Woo Woo (Threadhead, 2013)

【試聴】
ティンメンの公式サイトでアルバムの試聴もできますので、是非。なぜかセカンド・アルバムだけ、エラーになってしまいますが…。
http://www.tinmenmusic.com/music.php

【来日公演日程とバンド紹介】
http://black.ap.teacup.com/sumori/1491.html

【ティンメンの写真】
http://black.ap.teacup.com/sumori/1499.html
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