2014/7/20
ブルース・レコード・ジャケット ブルース

こりゃ、いいです。ぼーっと眺めているだけでもとにかく無茶苦茶楽しいブルースのレコード・ジャケット集、王道の名盤からレアものまでその数900枚以上。
本の紙質もよく、全ページ鮮やかなカラー。レーベルやイラスト、アーティスト、美女ジャケなどなど、テーマごとに分類されたページをめくるたびに覚えるワクワク感は、切手コレクションのストックブックの様でもあります。
はたまた、初めて訪れる中古レコード屋さんの棚を舐めるときの感覚にも似ています。音楽にハマった者ならば判るであろう至福のときがここにあるのです。
存在自体が珍しいジャケット付きのSP盤や、ブルースではあまりない見開きジャケットも面白かった。
高地明氏が日本有数のブルース・コレクターの日暮泰文、和田昇、永田清各氏のコレクションの提供を受けて完成させた本書。読みものが苦手な人でも視覚的に訴えるこの本は楽しめると思いますよ。もちろん、一枚一枚のレコードについて、コメントもちゃんと添えられています。

CDの時代になって久しいけど、やはりアナログ盤っていいものですね。
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「ブルース・レコード・ジャケット」
高地明 編著
ISBN978-4-907435-31-8
定価:2,800円+税
SPACESHOWER BOOKS
2014年7月31日発行
