2015/3/31
ブラサキ3@中野ブライトブラウン ブルース

3月も今日で終わりです。このひと月、僕も見られていないものも色々ありますが、いいライヴがとても多かったですね。
素晴らしかったウィリアム・ベルの初来日は別途レポートしますが、3月24日には、中野ブライトブラウンへブラサキ3のライヴを聴きに行きました。
2012年にビッグ・ジェイ・マクニーリーの来日公演をサポートをし、2014年にはジュエル・ブラウンをフィーチャーした新譜が好評を得た、日本のジャンプ&スウィング・バンド、BLOODEST SAXOPHONE(ブラサキ)。普段はレギュラー・メンバー6人に加え、ピアノに伊藤ミキオを加えた7名編成で活動することもあるものの、より身軽にギグを行っていくためのライト・バージョンのユニットとして、甲田“YOUNG CORN”伸太郎(ts)、Shuji(gt.)、THE TAKEO(upright bass)の3人という小編成で最近やりだしたのだそう。
ストレートで泥臭いシカゴ系ブルースが中心のブライトブラウンが、この日ばかりはスウィング感溢れるちょっとおしゃれな雰囲気に変わりました。
"Stardust"で色っぽくしっとりとスタートしスタンダード中心の選曲。Shujiのオリジナル"SNK Shuffle"は、サックスとギターのユニゾンが決まり、気持ちよくスウィングしました。"Flying Home"は小編成でも賑々しくやってくれました。
サンタナの哀愁のヨーロッパという変化球もあったりして、楽しいライヴでした。アンコール前ラストの"Tequila"では甲田氏の求めに応じて客席も皆で「テキーラ!」
アンコールは、大スタンダードながらこれまでなぜかブラサキでもやったことがなかったという"On A Sunny Side of the Street"で締めました。時間は1セットのみ70分程度と短めでしたが、チャージは500円というお値打ち価格。Shujiさんによると「お試し価格」なのだそうです。
彼らのライヴは、4月18日、再度ブライトブラウンであります。ご機嫌ですので、ご都合の付く方はぜひぜひ足をお運び下さい。
また、ここで知ったのですが、ブラサキとジュウェル・ブラウンの共演盤「Roller Coaster Boogie」がめでたく、欧米でも発売になりました。日本ではBLOODEST SAXOPHONE feat. Jewel Brownとなっていますが、米国盤を見たら、逆にJEWEL BROWN feat. Bloodest Saxophoneとなっており、ジュウェルが主役扱いです。そのため、インストのFlying Homeがカットされているなど、若干曲目が違うようです。
![]() 日本盤ジャケ | ![]() 米国盤ジャケ |
もうひとつ、ブラサキはジュウェル・ブラウンと一緒に今年7月のフジロック・フェスティバル(苗場)への出演も決定しました。それ以外のジュウェルとの日程は発表されていませんが、是非やってほしいですね。
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中野ブライトブラウン
http://www011.upp.so-net.ne.jp/nakano-BB/
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ブラサキ3
Tue., March 24, 2015
Stardust
Night Train
Cocktails for Two
Europa (Santana)
Blue Moon
SNK Shuffle
Trav'lin' Light
Swing to Bop
Flying Home
Only You (The Platters)
Tequila
-encore-
On the Sunny Side of the Street
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甲田“YOUNG CORN”伸太郎

Shuji

THE TAKEO
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[Personnel]
甲田“YOUNG CORN”伸太郎(ts)
Shuji(gt.)
THE TAKEO(upright bass)
