2015/9/22

B.B.キング完全読本、発売されました  ブルース

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「B.B.キング完全読本」が発売になりました。ブルース&ソウル・レコーズ誌による渾身のB.B.キング特集号です。通常の雑誌とは別枠の増刊号です。

2015年9月16日、B.B.の90回目のお誕生日にあわせた発売。ピンクフロイド流に言わせてもらえれば「あなたにここにいてほしかった」、そのひとことに尽きますが、でもやはり誕生日はおめでたいですね。

BSR誌では、過去2回B.B.特集を組んでいますが、今回の完全読本は、そこからの再掲ではなく、殆どが新たに書き下ろされています。ディスクガイドでは、オリジナル・アルバム57枚が全てカラーのジャケ写と曲目リストつきで紹介され、コンピレーションやDVDなども多く取り上げています。

他未公開インタビューや、代表曲の解説、来日公演日程一覧など、データとして非常に充実した内容となっています。吾妻光良氏は、ワダマコト氏と座談会形式で、ギター奏法の進化を分析。この座談会は実際にこの読本のために中野ブライトブラウンで公開で行われたものです。

殆どのページがカラーなのは特に嬉しいところ。ディスクガイドのジャケ写や貴重な写真の数々が色鮮やかに見ることができるのは楽しいものです。

原稿を書いているのはBSR誌のレギュラー・ライター陣が中心で、僕もディスクガイドに参加しています。オリジナル・アルバムを4枚分紹介原稿を書きました。

ライター陣のB.B.への思いがギュッと詰まった一冊です。是非読んでみて下さいね。

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ブルース&ソウル・レコーズ 11月号増刊
B・B・キング完全読本
発売日:2015.09.16
定価:¥1,800+税
発行元:(株)スペースシャワーネットワーク
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2015/9/16

B.B.キング90回目のお誕生日です。  ブルース

2015年9月16日は、キング・オヴ・ザ・ブルース、B.B.キングの90回目のお誕生日です。生きてこの日を迎えられなかったのは残念。あと少しだったんですが。

初めて彼のライヴを見たときのことはよく覚えています。1985年8月28日、ハリウッド・ボウルでのコンサートで、レイ・チャールズとのジョイントでした。もう30年も前のことになります。

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ハリウッド・ボウルは、ロサンゼルス近郊の日本で言えば日比谷野外音楽堂のような野外の扇形の会場ですが、日比谷野音はキャパ約3,000人なのに対しハリウッド・ボウルは17,000人。その後ろの方の席でしたから、B.B.は米粒のように小さかったです。でも、カリフォルニアの夏の夜空に響き渡るB.B.のギターと歌声は最高に気持ちよく、ああこれぞまさにB.B.!というサウンドに感激しました。順番としてはB.B.が先で、1時間ほどの短めのステージ、レイもよかったのですが、B.B.のインパクトでそっちのことばかりが思い出されます。B.B.が「カリフォルニアのお天気は気持ちよすぎて戸惑いますね」というようなことを言っていたのを覚えています。

その前年にB.B.は斑尾のジャズフェスで来日しているものの、そのときは東京公演はなく、悔しい思いをしたのを覚えています。それだけにこのライヴを観れたのが非常に嬉しかったのです。その後、日本でも何度も見ることができましたが、やはり最初に見たときの印象が一番強いですね。

レイと言えば彼のお葬式でB.B.が涙を見せていたのも印象的でした。2人は一緒に来日したこともあり縁が深かったので、特別な思いがあったのでしょうね。B.B.よりレイの方が5歳も年下であったにも関わらず、先に逝ってしまったこともB.B.にとって淋しいことだったのでしょう。

B.B.のお誕生日に合わせて、ブルース&ソウル・レコーズ誌ではB.B.特集の増刊号を出しました。僕も何枚かディスク紹介記事を書きました。ぜひ、手に取ってみてくださいね。その内容は改めて紹介したいと思います。

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2015/9/10

ゲイトマウス・ブラウンが亡くなって10年  ブルース

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Clarence "Gatemouth" Brown
(c)Photo by Masahiro Sumori.

今年はハリケーン・カトリーナから10周年…ということは、クラレンス”ゲイトマウス”ブラウンの没後も10年が経ったということです。

ゲイトマウスは、ニューオーリンズの郊外、スライデルの自宅をカトリーナで失い、避難先テキサス州オレンジの親族の家で10年前の今日2005年9月10日、亡くなりました。81歳でした。偉大なギタリストにしては何とも悲しい最期と言わざるを得ないと思います。その3年後の2008年9月には、彼のお墓までもがハリケーン・アイクの被害に遭い、掘り起こされた状態になるという事件もありました。

そんな、不幸があっても、彼の音楽の素晴らしさは変わらないです。

以前もふれましたが、2004年、亡くなる前の年の映像です。カルロス・サンタナが主宰したフェスティバル出演したときのもので、既にこの頃はだいぶ肺気腫で身体が弱っているはずなんですが、プレイはまだまだキレがあります。そう言えば、この前の年には最後の来日をしてますが、そこでもまだまだ元気なところを聞かせてくれて感激したのを昨日のことのように覚えています。

Clarence "Gatemouth" Brown - I've Got My Mojo Working (From "Blues at Montreux 2004")


「夏が来ーると思い出す」ではありませんが、ゲイトの命日がやって来ると思い出すのは、恒例のゲイトマニアです。ゲイトファンのコゲイトさんが、毎年開催しているゲイト追悼のフェスで、今年は10月4日(日)に開催されるそうです。こちらも今年で10回目です。会場は、いつもの元住吉Power2です。こちらもよろしく。

★Gatemania2015★
毎年恒例ゲイトマウス・ブラウンのトリビュートライブを今年も開催決定!
2015/10/04(日)@元住吉POWERS2
OPEN 18:00 / START 19:00
ADV/DOOR ¥2500
■LIVE
kogate’s express
須田義和(Dr)、西村雄介(Ba)、石原由理(Tb)、上野まこと(Ts)、松木理三郎(Tp)、菊池多加子(Tp)、海付豊(Ts)、古川奈都子(Pf)、小松雅子(Pf)、さるげいと(Gt/Vo)、kogate(Gt/Vo)
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2015/9/9

ティンメンの新譜、最高です  ニューオーリンズ

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Tin Men - On The Shady Side

昨年初来日を果たし、素晴らしいステージを披露してくれたウォッシュボード、ギター、スーザフォンから成るニューオーリンズのトリオ、ティンメン。通算4作目となる新譜が届きました。もう結成して13年も経っていて、それにしては作品数は少ないのですが、今回は前作「Avocado Woo Woo」(2013年)から2年、まずまずのペースです。

内容は、冒頭から思わず口元がほころぶ楽しいサウンドが展開されます。昔懐かしい雰囲気のジャズ、ニューオーリンズR&Bなどを独自の流儀で料理した世界を聞かせてくれます。来日から1年以上経ってのリリースではありますが、日本で演奏された曲も多く収録されており、来日公演を見たのであれば、その続き的なおもむきもあります。

"Chocko Mo Feendo Hey"はDr.ジョンなどで有名な"Iko Iko"の原曲とも言えるダニー・バーカーの1945年のナンバー。 ウォッシュボード・チャズの朴訥とした歌と、呼応するアレックス・マクマレーの合いの手が何とも言いがたいすっとぼけたオモロイノリに仕上がっており、スウィング感溢れるパーカーのバージョンとも、ファンキーなDr.ジョンの演奏とも全然違った味わいを見せています。

"Who Shot The La La?"を髣髴させるジェイムズ・アンドリューズの"Got Me A New Love Thing"(作曲はアラン・トゥーサン)と"Gone So Long"では、ゲストにパパ・グロウズ・ファンクで御馴染みのジョン・グロウが入り、ピアノが転がるニューオーリンズR&Bを展開。いつものティンメンとは雰囲気が変わりますが、やはりニューオーリンズ・サウンドにピアノはいいです。

ファッツ・ウォーラーの"You're Not The Only Oyster In The Stew”は、マット・ペロンのスーザフォン・ソロが素晴らしいです。普段は縁の下の力持ち的役回りのスーザフォンも、ときにリード楽器として大活躍。これも小編成のティンメンらしいところでしょう。

ゲスト参加のフィドラー、Dr. シックとアレックスの漫才のような掛け合いが楽しい”Yo Mama Can’t Dance Like This”も最高。この曲も日本でやっていたのを思い出します。

ハイライトとなるのは、"Sunny Side of the Street"です。ご存知ジャズの大スタンダードですが、Sunny Side(日の当たる側)の真逆を行く改作Shady Side(日の当たらない側-これがアルバムのタイトルになっています)とのメドレー仕立てという変化球付き。まるでジキルとハイドのような明暗を使い分けたウィットはティンメンならでは。いやぁ、まいりました。

ハードロック的なものまでやっていた前作に比べると弾け方は大人しめですが、ティンメンの魅力は褪せません。また来日もしてほしいものです。

TIN MEN / ON THE SHADY SIDE

1. Chocko Mo Feendo Hey
(Danny Barker) 2:19
2. Got Me A New Love Thing
(Allen Toussaint) 3:46
3. Baby Brown
(Alexander Hill) 3:08
4. You're Not The Only Oyster In The Stew
(Johnny Burke and Alexander Spina) 3:51
5. Yo Mama Can’t Dance Like This 3:40
6. Medley: On The Sunny Side Of The Street
- On The Shady Side Of The Street
(Jimmy McHugh and Dorothy Fields; Alex McMurray) 4:28
7. Jitterbug Waltz
(Thomas "Fats" Waller) 6:00
8. I'm In Love Again
(Antoine "Fats" Domino and Dave Bartholomew) 2:22
9. Rubbin On That Darned Old Thing
(Sam Theard) 2:49
10. Dinky Doo
(Dolores Johnson) 3:21
11. Papa Was A Rascal
(James Booker) 4:27
12. Holy Cow
(Allen Toussaint) 3:07
13. Gone So Long
(Alex McMurray) 3:19

[Personnel]
Matt Perrine - sousaphone
Washboard Chaz - washboard & vocals
Alex McMurray - guitar & vocals
with
Dr. Sick on “Yo Mama” (fiddle, vocals) and "Shady Side” (musical saw)
John Papa Gros on “New Love Thing” and “Gone So Long” (piano, vocals)

Produced and mixed by Mark Bingham

Tin Men公式サイト
http://tinmenmusic.com/

2014年来日公演レポート
http://black.ap.teacup.com/sumori/1511.html
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