2015/12/31

2015年に見たライヴ  音楽全般

2015年も本日で終わりです。あっという間の1年でした。今年は、これを含みこのブログに、計73本の書き込みをしました。見ていただき、ありがとうございました。

今年も陶守が見たライヴをリストしてみました。その本数は、全部で44なので、ひと月3、4本のペース。

特に嬉しかったのは、ついに来日したサザン・ソウルのヴェテラン、ウィリアム・ベル。素晴らしいソウルを聴かせてくれました。あと、久々の来日だったジョン・ハイアットもよかったですねぇ。当初はバンドが付かないのが残念と思いましたが、実際みてみたら そんなことは全然なかったです。

2年ぶりに行った青森のブルース・フェスは、天気が怪しかったのですが、なんとか持ちこたえました。ジミー・バーンズも渋い持ち味を発揮したし、有山岸がまた最高でした。しかし、その直後に入院してしまった有山さんが心配です。

しかし、何と言っても1年が終わってみて、一番印象に残っているのはアラン・トゥーサンです。今年一発目に見たライヴで非常に元気なところを見せてくれたのに、あれが最後になろうとは…本当にびっくりの訃報でした。今考えても、本当に残念です。

来年も、いろいろいいライヴに巡り会いたいものです。

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1月21日(水)21:30 Allen Toussaint ビルボードライブ東京
1月29日(木)20:00 John Primer 中野 Bright Brown
1月30日(金)19:30 保利太一/蠣崎未来/kayo/ルゥ 高円寺トラゲット
2月7日(土)19:00 W.C.カラス/夜のストレンジャーズ 三鷹バイユーゲイト
2月18日(水)18:00 VAMPARK FEST 日本武道館
2月26日(木)19:00 Richard Thompson ビルボードライブ東京
3月4日(水)21:30 Dirty Dozen Brass Band ビルボードライブ東京
3月5日(木)19:00 Crosby, Stills & Nash 東京国際フォーラム
3月11日(水)19:00 Jackson Browne オーチャードホール
3月14日(土)19:30 Drinking Hoppys 高円寺JIROKICHI
3月24日(火)20:30 ブラサキ3 中野 Bright Brown
3月28日(土)21:00 William Bell ビルボードライブ東京
3月29日(日)19:30 William Bell ビルボードライブ東京
4月10日(金)20:00 Nacomi & The Blues Temple 四谷BLUEHEAT
4月11日(土) 横浜ジャグバンドフェス 横浜VIVRE前 他
4月12日(日) 阿佐ヶ谷Swing Walk 阿佐ヶ谷パール商店街
5月9日(土)21:00 The funky Meters ビルボードライブ東京
5月16日(土)20:00 Golden Wax Orchestra 三鷹バイユーゲイト
5月23日(土)21:00 John Hiatt ビルボードライブ東京
5月31日(日)21:00 King Cake Baby 恵比寿What the Dickens
6月5日(金)20:00 Mike Garner & Neil Billington 赤坂 Crawfish
6月21日(日)19:00 Jim Kweskin & Samoa Wilson 曙橋Back In Town
7月5日(日)19:00 宮崎けい&CK 西荻珈琲
7月22日(水)20:00 Jimmy Burns 荻窪ルースターノースサイド
7月24日(金)17:00 Japan Blues Festival(Jimmy Burns & Katherine Davis, etc.) 青森青い海公園
7月25日(土)12:30 Japan Blues Festival(Jimmy Burns & Katherine Davis, etc.) 青森青い海公園
7月28日(火)19:00 Henry Gray/Eddie Shaw ブルーノート東京
7月28日(火)21:30 Henry Gray/Eddie Shaw ブルーノート東京
8月18日(火)19:00 The Soul Rebels ブルーノート東京
8月18日(火)21:30 The Soul Rebels ブルーノート東京
8月26日(水)19:30 Rob Stone 高円寺JIROKICHI
9月6日(日)16:00 W.C.カラス タワーレコード渋谷
9月12日(土)20:30 BLUES LIVE (浜崎史菜) 中野 Bright Brown
10月4日(日)12:00 メレルの外遊びフェス2015(真心ブラザーズ、チャランポランタン) 昭和記念公園・みんなの原っぱ
10月4日(日)19:00 Gatemania 2015 元住吉Powers2
10月27日(火)19:00 Leo Sayer ビルボードライブ東京
10月27日(火)21:30 Boukou Groove ブルーノート東京
11月2日(月)19:00 BLUES COMPANY(菊田俊介) BLUE MOOD
11月15日(日)20:00 Lizz Wright ブルーノート東京
11月16日(月)19:30 Bloodest Saxophone feat. Big J McNeely 渋谷クラブクアトロ
11月22日(日)19:00 Squeezebox Night Vol. 9 目黒Little Texas
11月29日(日)18:00 毛利deフェスタ(こまっちゃクレズマ、W.C.カラス) La毛利
12月5日(土)19:00 Mooney+Andy(ファッツ・ウォーラーさんまつり) Aratetsu Underground Lounge
12月21日(月)19:00 ズクナシ×W.C.カラス×モアリズム『祝宴』 渋谷TSUTAYA O-nest
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2015/12/30

三鷹バイユーゲイト募金、一区切りです  音楽全般

三鷹バイユーゲイト再開支援の会募金の件でご連絡です。
12月10日の書き込みでご報告した募金口座にあった残金89,729円を12月19日、お店に行って店主、上田くんに直接手渡してまいりました。

今後も募金口座は開けておきますが、建物の修復工事が進み、お店の本格的な再開に目処がついたことで、一応募金活動は一区切りとしたいと思います。

延焼被害から1年あまり、その間いただいた募金は延件数180件、金額にして1,753,429円にのぼりました。支援の輪の広がりは正直言って、僕の想像をはるかに超えていました。

以下、支援をして頂いた方々です。通帳記載の通り(敬称略)なので、途中で切れているお名前もありますがすみません。バンド名義、団体名義の入金もありますので、支援してくれた人の実際の数はもっと多いものと思います。

皆さん、ありがとうございました。引き続き、お店を応援していきましょう。

20141214ライブホ / 20141215ライブ / LEO / LOS ROYAL FLA / RADATAP / THE MAD WEST / YOMOギエンキンバコ / アキヒロ シンイチロウ / アキヤマ ヒデオ / アキヤマ ヒロシ / アヅマ ミツヨシ / アンドウ ケンジロウ / イイヅカ アキラ / イガラシマサシ / イケダ マユミ / イシイ ヒロアキ / イシカワ マサト / イシハラ ヒロカズ / イソムラ ヨシナリ / イトウ マサズミ / イノトモ / イマザイケ ヒロハル / イワタ タケシ / ウエモリ ヒロミ / ウズ ヨウコ / ウメダ ユカリ / エノモト マサヒデ / エンタ カズノリ / オオサカタナカヤサケテンユ / オオハシ レイコ / オカモトミホ ミヤタシン / オケガワ サエ / オシダ ヒロヨシ / カジハラ ヒデオ / カタギリ ノリコ / カトウ ナツコ / カメクラ ヒデト / キタガワ ツヨシ / キド マサユキ / キムラ タカヒロ / クライシ アキヒコ / クロカワ ケイゴ / ゴトウ ミツユキ / コバヤシ ノリタカ / コンドウテッペイ / サザンライツ / ザデイコキツクス / サトウ ヒトシ / サワド ナオコ / シオノヤ マサヒコ / シダ イタル / シミズ タツオ / ジユクチヨウ タカハシ / シンジヨウ ヒデキ / スーマー / スガワラ ヒロミ / セノオ ミエ / タカハシ カヅコ / タキザワ ユウジ / タケムラ マモル / タダ アツキ / タナカ ヒトシ / タヒ / チアシ アリヒコ / ツシマテル スドウモン / ツルマキ チヒロ / デシマル タカユキ / テラダ ヨシカズ, テラ / トコロザワモジヨクト / トネーロ / トモコジエツト / トモナガ オサム / ナイトウ チカコ / ニシダ タク / ニヘイ チエコ / ノマ イチロウ / ハセ マサハル / ハセベ タカシ ガルフ / ハッタ タカミツ / ピラツカコヨミ / ヒロツ ミツオ / フカガワ ケイ / フジシマ コウイチ / フジヤマ ヒロコ / ブライトブラウン / フルドウグ / ポニーボーイノナカ / ホンダ エイジ / マエダ ジユンコ / マエダ ユウヘイ / マダムギター / マツモト トモノリ / ミタカブギーズ / ミナクチ マコト / ミヤケ ユウコ / ムサシサカイドリンキン / モロイ マサノリ / ヤマスギ ヒロシ / ヤマダ クミコ / ヤマナカ ケンジ / ヤマモトシンヤ シヨウコ / ヨシオカ トシヤ / 影山 真理 / 奥野 時子 / 加川 竜 / 加藤 花衣 / 河野 薫 / 笠原 優 / 鴨川 香里 / 鴨澤 諭 / 橋口 照平 / 金田 正人 / 原崎 美也子 / 古河 庸子 / 古前 武昭 / 五郎丸 聖子 / 公文 大輔 / 高屋 恵津子 / 高橋 浩 / 佐藤 永 / 細川 義 / 三宅 太聞 / 市野 勝 / 守中 浩志 / 小川 千絵 / 小林 さゆり / 松本 英利 / 森田 研一 / 森本 美延 / 神山 宜宏 / 須藤 孝也 / 水向 絢子 / 清水 奈津子 / 陶守 正寛 / 西村 真奈 / 川手 美由紀 / 相原 麻理子 / 大屋 清 / 大野 真 / 谷村 和典 / 池中 隆 / 中村 三和子 / 長谷川 元子 / 鳥羽 千晶 / 塚本 勝典 / 堤 由紀子 / 田中 桂子 / 田中 美佳 / 島袋 高実 / 藤原 智子 / 入山 弘之 / 萩原 千春 / 八尾 素弘 / 文屋 章 / 壁 佐世子 / 芳賀 純子 / 望月 政夫 / 牧 裕 / 牧野 ひとみ / 野上 暁 / 櫻田 好子 / 澤渡 嘉明
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2015/12/28

BLUES & SOUL RECORDS 127号発売  BSR誌

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12月25日にブルース&ソウル・レコーズ誌の127号が発売になりました。ジョニー・ギター・ワトソンの特集です。彼が亡くなってもう間もなく20年になります。

ワトソンの死は、来日ツアー中の横浜公演のステージでのできごとでした。僕はその場にはいませんでしたが、翌日の東京公演を見に行く予定にしていたので、その衝撃たるや相当なものでした。

僕は1985年の初来日公演は見たのですが、その際のワトソンは、シンセを鳴らしておおよそブルースっぽくないサウンドを展開しており、客席から野次られていたのが印象に残っています。そのときの「お口直し」ができると考えていただけに、残念でなりませんでした。

ワトソン最後の公演となった現場、ブルースカフェからのレポートを会場の担当だった長谷川良樹さんが、当時ブルース銀座にレポートを寄せてくれました。

さようなら、ジョニー“ギター”ワトソン
最期の舞台となったブルース・カフェからのドキュメント
長谷川良樹(ブルース・カフェ ・ プロデューサー)
http://bluesginza.web.fc2.com/bcafe01.html


ワトソンと言えば、英語ではありますが、2009年にオランダ人の経済学者ビンセント・バッカー氏が彼の伝記本を出し、ブルース銀座でも紹介させてもらいました。

Johnny "Guitar" Watsonの伝記本 (2009/7/31)
http://black.ap.teacup.com/sumori/254.html


この書き込みでは、「日本のアマゾンでは買えない」と書かれていますが、現在は改訂版もリリースされ電子書籍化もされており、日本のアマゾンで購入できます。音楽業界への知見が殆どない人の著であり、また彼は英語を母語としている人でもないので、素人臭さも指摘されてはいますが、興味深い内容が多い本です。今回のBSRの特集では触れられていませんが、ご参考まで。

BSR誌では、僕は今回はいつもの海外ニュース欄と、リヴュー2件(アンディT-ニック・ニクソン・バンド、ブリント・アンダーソン)を書いています。

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BLUES & SOUL RECORDS NO. 127
2015年12月25日発売
定価: 1,760円+税

特集 ジョニー・ギター・ワトスンとブルースの70年代

★拡張しても失わないブルージネスと路地裏感覚 ブルースに軸足を置き、多様に展開したワトスンの70年代
★ジョニー・ギター・ワトスン インタヴュー1978
「私はねえ、プログレッシヴR&Bプレイヤーなんだよ、キミ」
★ジョニー・ギター・ワトスン/アルバム・ガイド 全オリジナル・アルバムとアルバム未収録作品
★ワトスンを支えた“打ち込み的”ドラマーの先駆者エムリー・トーマス
★ジョニー・ギター・ワトスン関連作品/ゲスト参加作、プロデュース作ほか
★ライター6人による「私のジョニー・ギター・ワトスン」
★対談/高地 明 × 小出 斉「同時代のブルースはどう聴かれていたか─70年代を振り返る」
★鈴木啓志が選ぶ70年代ブルース傑作シングル

【付録CD】HOW MUCH MORE CAN WE STAND? - Blues In The 1970s
ジョニー・ギター・ワトスンが独自のプログレッシヴ・ブルースでチャートにヒットを送り込んだ1970年代。新しい時代のソウルやファンクがメインストリームを席巻する中で、ブルースもどっこい生きていた! それを証明する、70年代産ブルース傑作を収録。ファンクを取り込んだブルース、ソウルを飲み込んだブルース、時代を反映したブルースの数々をお聞きいただきます。

1. JIMMY JOHNSON: Slamming Doors
2. BOBBY RUSH: Niki Hoeky
3. LITTLE JOHNNY TAYLOR: Strange Bed With A Bad Head
4. TED TAYLOR: (This Is A) Trouble World年
5. EDDIE LANG: Food Stamp Blues Pt.1
6. BUDDY ACE: Kicked The Habit
7. SMOKEY WILSON: I Want You
8. LOWELL FULSON; Lovemaker
9. ALBERT WASHINGTON: Go On And Help Yourself
10. CASH McCALL: Stoop Down Baby
11. AL KING: High Cost Of Living
12. BUSTER BENTON: Money Is The Name Of The Game

【その他の主な記事】
●[追悼] アラン・トゥーサン ニューオーリンズ・ミュージックを支えた紳士
● ベスト・アルバム2015 今年を代表する新録/再発/発掘作品15タイトルを選出
●[語りたい逸品]“ラスト・ブルースマン”ボビー・ラッシュの半世紀
●[語りたい逸品]ブリテンからアメリカへ 海を越えて継がれた歌
[語りたい逸品]地域、ジャンルを超えたファンク源流の探索
● ついに! B.B.キング RPM/ケント・ボックス完成
● ライヴ・リポート/ビッグ・ジェイ・マクニーリーがブラサキと再度共演
● 新作アルバム・リヴュー
ウィリー・ウォーカー/ビッグ・ジェイ・マクニーリー&ブラッデスト・サキソフォン/ジョン・メイオール/マジック・サム/エドナ・ゴールモン・クック 他


【連載】
☆ 好評連載 トータス松本 1本のカセットから 第11回 第11回 金ピカ鎖のベストに衝撃─映画『ワッツタックス』
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦×編集部H
☆ 小出 斉の勝手にライナーノーツ「ルーサー・アリスン」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.56 「Magnum」
☆ ゴスペル・トレイン「パラマウント・シンガーズ」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.203/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ モアリズム ナカムラの20××年ブルースの旅 第7回「ガンボチローズ」
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルの聴ける店
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか bsr-127
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2015/12/27

B.B.キングの巨大ボックス  ブルース

年の瀬の慌ただしい中、いかがおすごしでしょうか?

僕は、先日Pヴァインから発売されたB.B.キングの巨大ボックス・セットで、現在毎日B.B.漬けです(笑)。

このボックス、B.B.の充実した初期、RPM/ケント時代の1950年から65年の約16年を網羅するという壮大なもの。CD 17枚、LP1枚という僕がこれまでに買ったレコード類では最大の規模だと思います。さすがに、4万円超えという価格には躊躇しましたが、大好きなB.B.だし未発表トラックざっくざっくということもあって、清水の舞台から飛び降りる気持ちでエイヤー!と購入しました。

いやしかし、これはすごいセットですよ。現在、RPM/ケントの音源は英国のエイスとPヴァインが共同で所有していますが、エイスがマスターテープを全部デジタルに起こし、それをPヴァインでチェックしながら編纂していったそうです。恐らく、今回初めて掘り起こされたマスターも少なくないはず。

不出来なもの、未完なものは一部省いてはいるものの、現存するレコーディングをほぼコンプリートで収録しており、全部プレイすると23時間にもなるという気の遠くなるボリュームです。B.B.が一時代を築いたレーベルとは言え、そこまでたくさんのレコーディングを残していたという事実もすごいなと思いました。

内容はというと、CDの2枚目から8枚目がシングルとしてリリースされた本テイクをレコード番号順(ほぼ年代順)に収録しているのを中心に、1枚目と9枚目以降は、シングルにならなかった曲、あるいはシングル曲の別テイクなどを収録しています。レアなお宝は当然後者にあるわけですが、まずは本テイクをまとめて聴けるのがありがたいですね。やはり、捨て曲がない充実ぶりです。

LPの方はというと、アナログ盤ならではの迫力で聴いてもらいたいということで、B.B.の作品の中でもあまり知られていないハード目な作品を中心に選曲されています。CDに収録されている音とはいずれもテイクが異なります。これにもかなりのこだわりを感じます。

などと、言ってはおりますが、僕もまだまだ聴き出したばかりです。B.B.の伝記本も入っているし(チャールズ・ソーヤー著。単体で売っているものと同じものです)、これから暫く楽しめそうです。

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LPサイズで厚みもかなりのもの
ずっしりしたボックスです。

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ふたを開けると、B.B.がPヴァイン向けに
サインしたLPのジャケがお出迎え。
(ブックレットの裏表紙です。)
ブックレットはデータと写真も充実しています。

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ブックレットの下には、Treasures Untoldという題名の付いたLPが。

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LPの下には、CD17枚、それに伝記本がお目見え。
「B.B.完全読本」のチラシも入っています。

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CDは、レコードのレーベルをあしあらった
紙ジャケに入っています。

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タワレコ新宿では、特典として
オリジナルの特製湯呑みをくれました。


ちなみに、未発表トラックだけ聴きたいという人もいると思いますが、エイスがそういう人向けのCDを企画していますので、そちらを買うのも手かも。まだCD1枚、25曲だけですが、今後半年に1枚のペースでリリースしていくようです。このCDもPヴァインが日本で配給しているので、入手はしやすいはず。

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B.B. King
Here's One You Didn't Know About
- From The RPM & KENT Vaults
(Ace CDTOP 1457)
http://acerecords.co.uk/heres-one-you-didnt-know-about-from-the-rpm-kent-vaults

蛇足ながら、今回のボックスでひとつ残念だったのは、パッケージ内側の仕切り紙があまりに安っぽかったことでした。非常に薄っぺらいので、CDやブックレットの重みで潰れるのでは、と心配になっちゃいます。外側のボックス自体が分厚くしっかりしているだけに、その落差にちょっとずっこけました。まあ、もちろん内容には影響はないんですけどね。ブックレットもしっかりしているし。

お高いものだけに気軽にお勧めはしにくいですが、B.B.がお好きならばきっと買って後悔はしないはずです。

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B.B. キング
『ザ・コンプリート・RPM/ケント・レコーディング・ボックス 1950〜1965 The Life, Times and the Blues of B.B. in All His Glory』 (PCD-LP-3/20)
2015/12/16発売
定価:\38,500(税込価格 \41,580)
400セット完全限定生産
詳細はこちらで。
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2015/12/16

のめりこみ音楽起業  ブルース

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「のめりこみ音楽起業〜孤高のインディペンデント起業、
Pヴァイン創業者のメモワール」
日暮泰文(著)
発行:同友館
ISBN: 978-4-496-04697-1
定価:本体1,900円+税
2010年8月27日発売

5年前に発売された本ですが、やっと読みました。いや、発売当時買ってはいたのですが、最後まで読まないままになっていたもので。(すみません!)

Pヴァイン・レコード(ブルース・インターアクションズ)の創業者の日暮泰文さんが、会社を興した当時から、その歴史を振り返りその間起こった様々な出来事、リリースした数々のレコードなどについて、当時の思いを率直に語っています。

Pヴァインがやってきたことを振り返っているだけでも、音楽ファンとしては純粋に面白いのですが、興味深いのは、音楽の読み物としての一面と、日暮さんの会社経営者としての視点を披露した経営哲学書の一面が同居しているところだと思います。そこはブルースという非メインストリームの世界で生きてきた日暮さんですから、在り来たりの経営指南書ではありません。世間一般で言われている経営者のあるべき姿に疑問を呈し、そんなステレオタイプな経営肌でなくても、会社は経営できるものだと説きます。

会社経営をするにあたって、会社が何年後にどういう姿になっているかというビジョンを持たなければならないように言われているが、自分は創業した際にそんなビジョンはあったかというとなかった。あったのは、音楽に対する思いとそれを一人でも多くの人に知ってもらいたいという気持ちだけだと。

みんなが利益至上主義に走ってしまってはこの世の中は面白くない。効率は悪いかもしれないけど、Pヴァインでは大手企業ではできない価値を広めることができたという自負が本書には溢れています。

2007年のスペースシャワーネットワークとの経営統合を決断した背景について語ったところで本書は終わりとなります。

日暮さんの独特な言い回しがやや難しいところはありますが、なるほどと頷くことが少なくない内容でした。

なお、この本はもともと、ウェブ上の連載でスタートし、その後それを広げて書籍という形になったものでした。そのウェブの連載は現在も公開されています。

日暮泰文「孤高のインディペンデント企業」
http://www.sogotosho.daimokuroku.com/?index=kokou
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