2016/8/31

「No.1ヒットで知るソウルの歩み[1970年代編]」発売中  R&B/ソウル

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ブルース&ソウル・レコーズ誌No. 131の紹介と前後してしまいましたが、7月25日に同誌増刊号の「No.1ヒットで知るソウルの歩み[1970年代編]」が発売になっています。これは、3月に発売された50〜60年代編の続編で、70年代にチャート1位を獲得したシングルをリストし、それぞれカラー写真とともに紹介しています。より一層ファンキーに、またディスコ・サウンド的な展開も見せた70年代のソウル。この1冊で振り返ってみてはいかがでしょうか。

雑誌扱いですので、在庫限りとなります。ご購入はお早めに!

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ブルース&ソウル・レコーズ 2016年9月号増刊 No.1ヒットで知るソウルの歩み[1970年代編]

2016年7月25日発売
定価:¥1,600+税(1,728円)
出版社名:スペースシャワーネットワーク

http://books.spaceshower.net/magazine/m-bsr/m-bsr-no1hitsoul2

表紙 ブーツィー・コリンズ

R&BチャートNo.1に輝いた曲を通してR&B/ソウルの歴史を知る企画の第2弾は、マーヴィン・ゲイ、スティーヴィ・ワンダー、スライ&ザ・ファミリー・ストーン、アース・ウィンド&ファイア、そしてマイケル・ジャクスンにプリンスと、21世紀に入っても大きな影響を与え続けるアーティスたちの重要曲が登場した1970年代編。1970年から79年にかけてのNo.1ヒットを134曲選出し、1曲ずつ丁寧に解説しました。ソウル/ファンク定番曲のソング・ガイドとしても、アーティスト辞典としても活用できる「ソウル入門書」です。

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目次

★ [70年代ソウル概論]変化と継続の70年代─ファンク、ニュー・ソウル、ディスコ〜多様化するブラック・ミュージック
[R&B/SOUL No.1 Singles 1970-79 ソング・ガイド 全134曲]
★ ジャクスン5/アイ・ウォント・ユー・バック
★ スライ&ザ・ファミリー・ストーン/サンキュー
★ ブルック・ベントン/レイニー・ナイト・イン・ジョージア
★ モーメンツ/ラヴ・オン・ア・トゥーウェイ・ストリート
★ スティーヴィ・ワンダー/サインド、シールド、デリヴァード、アイム・ユアーズ
★ ジェイムズ・ブラウン/スーパー・バッド(パート1&2)
★ スモーキー・ロビンスン&ザ・ミラクルズ/ザ・ティアーズ・オブ・ア・クラウン
★ スプリームズ/ストーンド・ラヴ
★ キング・フロイド/グルーヴ・ミー
★ ルーファス・トーマス/プッシュ・アンド・プル(パート1)
★ テンプテーションズ/ジャスト・マイ・イマジネーション
★ マーヴィン・ゲイ/ホワッツ・ゴーイング・オン
★ ハニー・コーン/ウォント・アズ
★ ウィルスン・ピケット/ドント・ノック・マイ・ラヴ(パート1)
★ ジーン・ナイト/ミスター・ビッグ・スタッフ
★ パースエイダーズ/シン・ライン・ビトウィーン・ラヴ・アンド・ヘイト
★ デニス・ラサール/トラップド・バイ・ア・シング・コールド・ラヴ
★ スライ&ザ・ファミリー・ストーン/ファミリー・アフェアー
★ アル・グリーン/レッツ・ステイ・トゥゲザー
★ ジョー・テックス/アイ・ガッチャ
★ ドラマティックス/イン・ザ・レイン
★ アリサ・フランクリン/デイ・ドリーミング
★ ステイプル・シンガーズ/アイル・テイク・ユー・ゼア
★ シャイ・ライツ/オー・ガール
★ ボビー・ウォマック/ウーマンズ・ガッタ・ハヴ・イット
★ ビル・ウィザーズ/リーン・オン・ミー
★ ビリー・プレストン/アウタ・スペイス
★ ルーサー・イングラム/アイ・ドント・ウォント・トゥ・ビー・ライト
★ ジョー・サイモン/パワー・オブ・ラヴ
★ オージェイズ/バック・スタバーズ(裏切者のテーマ)
★ スピナーズ/アイル・ビー・アラウンド
★ ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツ/イフ・ユー・ドント・ノウ・ミー・バイ・ナウ
★ ビリー・ポール/ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ
★ スティーヴィ・ワンダー/スーパースティション
★ ティミー・トーマス/ホワイ・キャント・ウィ・リヴ・トゥゲザー
★ グラディス・ナイト&ザ・ピップス/ニーザー・ワン・オブ・アス
★ シルヴィア/ピロー・トーク
★ オハイオ・プレイヤーズ/ファンキー・ワーム
★ インディペンデンツ/リーヴィング・ミー
★ バリー・ホワイト/アイム・ゴナ・ラヴ・ユー・ジャスト・ア・リトル・モア・ベイビー
★ フレッド・ウェズリー&ザ・J.B.ズ/ドゥーイング・イット・トゥ・デス
★ マーヴィン・ゲイ/レッツ・ゲット・イット・オン
★ エディ・ケンドリクス/キープ・オン・トラッキン(パート1)
★ グラディス・ナイト&ザ・ピップス/ミッドナイト・トレイン・トゥ・ジョージア
★ スティーヴィ・ワンダー/リヴィング・フォー・ザ・シティ
★ MFSB feat. スリー・ディグリーズ/TSOP(ソウル・トレインのテーマ)
★ ジェイムズ・ブラウン/ザ・ペイバック(パート1)
★ ジャクスン5/ダンシング・マシーン
★ ウィリアム・ディヴォーン/ビー・サンクフル・フォー・ホワット・ユー・ガット
★ クール&ザ・ギャング/ハリウッド・スウィンギン
★ ブルー・マジック/サイドショー
★ インプレッションズ/ファイナリー・ガット・マイセルフ・トゥゲザー
★ ジョージ・マックレー/ロック・ユア・ベイビー
★ ロバータ・フラック/フィール・ライク・メイキン・ラヴ
★ B.T.エクスプレス/ドゥー・イット
★ ラティモア/レッツ・ストレイトゥン・イット・アウト
★ シャーリー・ブラウン/ウーマン・トゥ・ウーマン
★ カール・ダグラス/カン・フー・ファイティング(吼えろ!ドラゴン)
★ ラヴ・アンリミテッド/アイ・ビロング・トゥ・ユー
★ ラベル/レイディ・マーマレイド
★ シャーリー&カンパニー/シェイム・シェイム・シェイム
★ ベン・E・キング/スーパーナチュラル・シング(パート1)
★ アース・ウィンド&ファイア/シャイニング・スター
★ テンプテーションズ/シェイキー・グラウンド
★ スモーキー・ロビンスン/ベイビー・ザッツ・バックアッチャ
★ メイジャー・ハリス/ラヴ・ウォント・レット・ミー・ウェイト
★ グウェン・マックレー/ロッキン・チェア
★ ヴァン・マッコイ&ザ・ソウル・シティ・シンフォニー/ザ・ハッスル
★ アイズリー・ブラザーズ/ファイト・ザ・パワー
★ ニュー・バース/ドリーム・マーチャント
★ KC&ザ・サンシャイン・バンド/ゲット・ダウン・トゥナイト
★ グレアム・セントラル・ステイション/ユア・ラヴ
★ ポインター・シスターズ/ハウ・ロング
★ タヴァレス/イット・オンリー・テイクス・ア・ミニット
★ ピープルズ・チョイス/ドゥ・イット・エニー・ウェイ・ユー・ウォナ
★ ナタリー・コール/ディス・ウィル・ビー
★ フェイス・ホープ&チャリティ/トゥ・イーチ・ヒズ・オウン
★ オハイオ・プレイヤーズ/スウィート・スティッキー・シング
★ ウォー/ロー・ライダー
★ シルヴァー・コンヴェンション/フライ・ロビン・フライ
★ ステイプル・シンガーズ/レッツ・ドゥ・イット・アゲイン
★ デイヴィッド・ラフィン/ウォーク・アウェイ・フロム・ラヴ
★ タイロン・デイヴィス/ターニング・ポイント
★ シルヴァーズ/ブギー・フィーヴァー
★ ジョニー・テイラー/ディスコ・レイディ
★ ブラス・コンストラクション/ムーヴィン
★ ダイアナ・ロス/ラヴ・ハングオーヴァー
★ マンハッタンズ/キス・アンド・セイ・グッバイ
★ マーヴィン・ゲイ/アイ・ウォント・ユー
★ キャンディ・ステイトン/ヤング・ハーツ・ラン・フリー
★ アリサ・フランクリン/サムシング・ヒー・キャン・フィール
★ ルー・ロウルズ/ユール・ネヴァー・ファインド・アナザー・ラヴ・ライク・マイン
★ ワイルド・チェリー/プレイ・ザット・ファンキー・ミュージック
★ マリリン・マックー&ビリー・デイヴィスJr./ユー・ドント・ハフ・トゥ・ビー・ア・スター
★ ブリック/ダズ
★ ローズ・ロイス/カー・ウォッシュ
★ テルマ・ヒューストン/ドント・リーヴ・ミー・ディス・ウェイ
★ ウィリアム・ベル/トライン・トゥ・ラヴ・トゥー
★ エモーションズ/ベスト・オブ・マイ・ラヴ
★ スレイヴ/スライド
★ ブラザーズ・ジョンスン/ストロベリー・レター・23
★ フローターズ/フロート・オン
★ L.T.D./バック・イン・ラヴ・アゲイン
★ コン・ファンク・シャン/ファン
★ スターガード/テーマ・ソング・フロム“フィッチ・ウェイ・イズ・アップ”
★ エンチャントメント/イッツ・ユー・ザット・アイ・ニード
★ パーラメント/フラッシュ・ライト
★ ロバータ・フラック with ダニー・ハサウェイ/ザ・クローサー・アイ・ゲット・トゥ・ユー
★ ジョニー・マティス&デニース・ウィリアムズ/トゥー・マッチ、トゥー・リトル、トゥー・レイト
★ ブーツィーズ・ラバー・バンド/ブーツィラ
★ オージェイズ/ユース・タ・ビー・マイ・ガール
★ クインシー・ジョーンズ/スタッフ・ライク・ザット
★ テディ・ペンダーグラス/クローズ・ザ・ドア
★ リック・ジェイムズ/ユー・アンド・アイ
★ ア・テイスト・オブ・ハニー/ブギ・ウギ・ウギ
★ フォクシー/ゲット・オフ
★ ファンカデリック/ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ
★ シャカ・カーン/アイム・エヴリ・ウーマン
★ シェリル・リン/ガット・トゥ・ビー・リアル
★ アース・ウィンド&ファイア/セプテンバー
★ チャック・ブラウン&ザ・ソウル・サーチャーズ/バスティン・ルース(パート1)
★ インスタント・ファンク/アイ・ガット・マイ・マインド・メイド・アップ
★ GQ/ディスコ・ナイト
★ ピーチズ&ハーブ/リユナイテッド
★ マクファデン&ホワイトヘッド/エイント・ノー・ストッピン・アス・ナウ
★ シスター・スレッジ/ウィ・アー・ファミリー
★ アニタ・ワード/リング・マイ・ベル
★ ドナ・サマー/バッド・ガールズ
★ シック/グッド・タイムス
★ マイケル・ジャクスン/ドント・ストップ・ティル・ユー・ゲット・イナフ
★ クール&ザ・ギャング/レイディーズ・ナイト
★ コモドアーズ/スティル
★ プリンス/アイ・ウォナ・ビー・ユア・ラヴァー
★ ルーファス&シャカ/ドゥ・ユー・ラヴ・ホワット・ユー・フィール

★ 日本盤シングル・ギャラリー
★ 全米R&Bシングル・チャートNo.1ヒット・リスト 1970〜79
★ 人名索引
★ 執筆者紹介/新井崇嗣、有賀竜裕、出田 圭、岩間慎一、小出 斉、高地 明、鈴木啓志、荘治虫、JAM、林剛、日向一輝、平野孝則、文屋 章(五十音順)

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「R&B/SOUL No. 1 SINGLES 1957-1969」(2016/3/25発売)
http://black.ap.teacup.com/sumori/1681.html
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2016/8/29

ハリケーン・カトリーナ11周年です  ニューオーリンズ

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8月29日が来ると思い出さずにはいられません。2005年のハリケーン・カトリーナルイジアナ上陸から11年が経ちました。

今年は節目の年ではありませんが、僕は今年8年ぶりにニューオーリンズに行き、現地の様子を見てきました。これだけ時間が経っているので当たり前ですが、街はすっかり復旧しており、一見してカトリーナの爪痕とわかるものはほとんどありません。

先に現地からの書き込みでも触れましたが、カトリーナで特に被害が甚大だったロウワー・ナインス・ワードも今回訪れました。ここも、表面上は人々の生活はだいぶ戻っている印象でしたが、一番被害が大きかった産業用水路の堤防が決壊した地点に近いあたりは、明らかに空き地が目立ち、被災した家がそのまま放置されていたり、家の土台のみが無残にさらされている状況のところもありました。

全てがカトリーナ関連なのかは見ただけではわかりませんが、やはり被災当時からそのままになっているというケースが少なくないのでしょうね。今回ここに載せた6枚の写真はいずれも今年4月のロウワー・ナインス・ワードで僕が撮影したものです。

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明らかに空き地が多い

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家の土台だけが空き地に残っています

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用水路の堤防は立派なものができています

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いかにも被災当時からそのままな感じの家屋


復興しても、街は被災前の状況に戻るということではなく、時代とともにあらゆる意味で変わっていくのだと思います。そんな中で、ニューオーリンズが今後も活気を持ち続けていくことを切に願います。

今年もルイジアナ州に大洪水が発生し、バトンルージュ周辺などで被害が出ました。ルイジアナという土地柄、大雨と洪水は歴史的にもこれからもずっと共存していかざるをえないのでしょうが、カトリーナのような大惨事は二度とおきてほしくないですね。

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用水路から離れたあたりは普通に生活感あり


【過去の8月29日の書き込み】
1周年(2006) http://black.ap.teacup.com/sumori/36.html
3周年(2008) http://black.ap.teacup.com/sumori/161.html
8周年(2013) http://black.ap.teacup.com/sumori/1441.html
9周年(2014) http://black.ap.teacup.com/sumori/1564.html
10周年(2015) http://black.ap.teacup.com/sumori/1644.html

2016年4月の現地からの書き込み
http://black.ap.teacup.com/sumori/1687.html

2006年当時の被災状況のレポート
カトリーナ被災、その後
http://bluesginza.web.fc2.com/nojhf06/devastation.html
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2016/8/27

BLUES & SOUL RECORDS 131号発売  BSR誌

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表紙 ジャニス・ジョプリン

ブルース&ソウル・レコーズ誌No. 131が発売になりました。この号の巻頭特集は、ジャニス・ジョプリン。ドキュメンタリー映画「ジャニス:リトル・ガール・ブルー(Janis: Little Girl Blue)」が9月10日、日本公開となるのに合わせた企画です。

僕はまだこの映画は見ていませんが、2015年にエイミー・バーグ監督の下で制作され、ジャニスの兄弟たちやバンドメイトなど、彼女に近かった人たちのインタビューから今は亡きジャニスの実像に迫る内容となっているようです。

BSR誌の特集では、この映画についてはもちろん、彼女が取り上げたブルースやソウルの楽曲について深く切り込んでいます。思えば、僕は中学生の頃、ベスト・ヒットUSAでだったか?ジャニスのモンタレーでの映像"Ball 'n Chain"を見てガツンとやられ、高校生の頃は非常によく聞いていました。"Ball 'n Chain"も”Get It While You Can”も”Piece of My Heart”も彼女が歌っていたからこそ、知った楽曲でした。人種を超越したソウルを感じるシンガーだったと思います。

映画の公開についての詳細は公式サイトで http://janis-movie.com/

僕は、「語りたい逸品」のコーナーでアラン・トゥーサンのラスト作「American Tunes」に2ページ渡り書いていますので、よかったら読んでみてくださいね。今回のこコーナーは6枚のディスクを取り上げる大きなコーナーになっています。

個人的には、あとはシカゴのオーティス・ラッシュ・トリビュート・ライヴで本人が久々に公に姿を現したという菊田俊介さんのレポートが嬉しかったです。

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ブルース&ソウル・レコーズ 131号
2016年8月25日発売
¥1,600+税
http://books.spaceshower.net/magazine/m-bsr/bsr-131

特集 ジャニス・ジョプリン─ブルースが開いた扉
ドキュメンタリー映画『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』公開記念特集。映画を通して見えたジャニスの姿を、彼女の音楽的ルーツとなったブルース&ソウルとともに、見つめ直します。

★“伝説”を見つめ直すパーソナルな視点
★黒人音楽に体当たりし壁を破った先駆者
★不条理にせきたてられ捕まえたブルース
★「神話の死」後に浮かぶ音楽に向かう真摯な姿
★抜群の相性をみせたジェリー・ラゴヴォイ作品
★ジャニスが愛した21曲─ジャニス・ジョプリンがカヴァーしたブルース&ソウル名曲をガイド
★ジャニス・ジョプリン ディスク・ガイド

【付録CD】Wild About That Thing: When a Woman sing the Blues
女性シンガーたちによるブルース&ソウルの名曲集です。ジャニス・ジョプリンのヴァージョンも有名な〈サマータイム〉や、マ・レイニー、ビッグ・ママ・ソーントンといったジャニスのフェイヴァリット・シンガーがオリジナルとなる曲も聴けます。

1. ZORA YOUNG: Nutbush City Limits
2. DEMETRIA TAYLOR: Big Boss Man
3. ZORA YOUNG: See See Rider
4. BIG TIME SARAH: Summertime
5. ROY RUBINSTEIN'S CHICAGO HOT SIX with KATHERINE DAVIS: I’m Wild About That Thing
6. SYLVIA & JOHN EMBRY: Goint To New York
7. KAREN CARROLL: Spoonful
8. BONNIE LEE: Walking Blues
9. SHIRLEY JOHNSON: 634-5789
10. BIG TIME SARAH: Ain't No Sunshine
11. SHARON LEWIS & TEXAS FIRE: Don’t Play That Song
12. GLORIA HARDIMAN / STEVE FREUND: Let Me Down Easy

【その他の主な記事】
● オーティス・ラッシュ・スペシャル・トリビュート・リポート
●[インタヴュー]チャーリー・ラヴ「ブルースは音楽の中に込められたメッセージ」
●[インタヴュー]リオン・ブリッジズ「いい曲をいかに聴かせていくのかを意識して」
●[インタヴュー]ドン・ブライアントが語るメンフィス・ソウル黎明期
●[語りたい逸品]ウィリアム・ベル『This Is Where I Live』
●[語りたい逸品]アラン・トゥーサン『American Tunes』
●[語りたい逸品]エディ・コットン『One At A Time』
●[語りたい逸品]ザディコ貴重映像2タイトル
●[語りたい逸品]ダン・ペン『Close To Me - More Fame Recordings』
●[語りたい逸品]ジョニー・フラー『Fullers Blues』
●TKソウル・コレクション第2期10タイトル──世界初CD化含むヴァラエティ豊かなラインアップ
● 新作アルバム・リヴュー──コージー大内/ケヴ・モ/アルバート・コリンズ/プロフェッサー・ロングヘア 他


【連載】
☆ 好評連載 トータス松本 1本のカセットから 第15回 エンタテインメントの全てを凝縮『ソウル・トレイン』
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦×編集部H
☆ フード・フォー・リアル・ライフ〜歌詞から見るブルース&ソウルの世界/中河伸俊
☆ 小出 斉の勝手にライナーノーツ「BIG MAMA THORNTON / Stronger Than Dirt」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.60 「Loadstone」
☆ ゴスペル・トレイン「サムエル・ケルスィー師」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.207/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ モアリズム ナカムラの20××年ブルースの旅 第12回「パイナップル独りウェイ」
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルが流れる店
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか
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2016/8/25

映画「ソング・オブ・ラホール」  音楽全般

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非常に興味深い映画でした。かつては、ジャズ・ミュージシャンも多く訪れ、音楽と映画が盛んだったパキスタン北部の都市、ラホール。これは、1977年の軍事クーデターを機にイスラム化が進み、文化が衰退していく中を生き抜いたラホールのミュージシャンたちの人間ドラマであり、それを乗り越えて生まれた新たな音楽のドキュメントです。

イスラム化に伴い音楽や映画がことごとく禁止され、ミュージシャンとして生計が成り立たなくなる中で、なおその文化を絶やさないという、ミュージシャンたちの思いには胸が熱くなりました。そして、彼らに転機が訪れたのは、彼らのホーム・グラウンドとも言えるサッチャル・スタジオの創設者、イッザト・マジートがパキスタンの伝統音楽とジャズとの融合を思いつき、デイヴ・ブルーベックの名曲”Take Five”をパキスタン風に演奏したプロモビデオ映像をYouTubeで公開したことがきっかけでした。

これがBBCに取り上げられ世界的な注目を集めたのでした。ブルーベック本人が彼らの演奏を大絶賛。一度は落ちるところまで落ちた彼らが、ニューヨークのジャズ・アット・ザ・リンカーン・センターでウィントン・マルサリスとの共演を果たすまでの足跡を映画では追っています。

初めて顔を合わせたマジートにマルサリスが「自国の文化を発信するのにジャズを利用するという発想はいったいどこから来たのか?」と聞いたのに対し、マジートが「私たちはジャズを聴いて育ったんです」と答えるシーンは非常に印象的でした。イスラム化が起こる前は、米国の国務省が音頭を取って、文化大使として米国のジャズ・ミュージシャンをパキスタンに多く送り込んでいたという歴史があり、彼らはそういう音楽に自然に触れていたのでした。

リンカーン・センターのコンサートでは、"Take Five"はもちろん、マルサリスの故郷、ニューオーリンズのサウンドとの融合も聴くことができます。

この映画は純粋に音楽を聴くだけでも充分にワクワクする面白さがありますが、特にミュージシャンたちのストーリーに心打たれました。

8月13日より、日本でのロードショウが始まっています。映画公開に合わせ、この映画に出演したミュージシャンたち(サッチャル・ジャズ・アンサンブル)が9月に初来日し、東京JAZZなどで公演を行う予定となっています。映画とあわせ、ぜひチェックしてみてください。

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ソング・オブ・ラホール(Song of Lahore)
監督・制作:シャルミーン・ウベード=チナーイ、アンディ・ショーケン
2015年・アメリカ 82分カラー

【公式サイト】
http://senlis.co.jp/song-of-lahore/
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2016/8/21

洪水被害に遭ったヘンリー・グレイに支援を!  ブルース

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Henry Gray at Ponderosa Stomp, April, 2004
(c) Photo by Masahiro Sumori.

ルイジアナ州南部で大洪水が起こり、被害が出ています。これは、1,000年分の量にも匹敵する雨がたった2日間で降ったことによるそうで、米国地質調査所の6箇所の計測地点で洪水水量の記録が更新される事態となっているとのこと。

州都バトンルージュ周辺の被害が特に甚大だそうで、この地域に住むミュージシャンにも被害が及んでいます。ラリー・ガーナーやニール一家にも浸水の被害が出ているそうですが、一番酷い被害に遭ったと思われるのはブルース・ピアニストのヘンリー・グレイです。昨年久々の来日もした彼は現在91歳。彼の自宅は1.5mの高さまで浸水してしまいました。幸い彼はボートで救出され、ひ孫の家に避難して無事ですが、所有物が全てダメになってしまったそうです。

1998年のアルバム「A Tribute to Howlin’ Wolf」がグラミー賞にノミネートされた際に授与されたメダリオンまでもが、略奪者に金庫ごと持ち去られてしまったとのこと。悲しすぎます。

長年バトンルージュのブルース・シーンで存在感を示してきた彼ですが、1940年代から60年代にかけてシカゴを拠点とし、シカゴ・ブルースの黎明期から全盛期にかけてハウリン・ウルフやマディ・ウォーターズのバンドなどで活躍しました。今となっては、その時代を知る数少ない生き証人です。

ヘンリーを支援するため、ブルース・ハーピスト、プロデューサーとして著名なボブ・コリトーが支援サイトを立ち上げました。今回の洪水は、91歳のご高齢のヘンリーにはあまりにも過酷な経験だと思いますが、ファンの皆さん、支援しませんか?よろしくお願いします!

【ヘンリー・グレイ支援サイト(Help Blues Legend Henry Gray)】
https://www.gofundme.com/2k3359w

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【参考情報源】
ヘンリー・グレイ(Henry Gray)について
http://black.ap.teacup.com/sumori/1637.html
http://black.ap.teacup.com/sumori/1603.html

ヘンリー・グレイ&エディー・ショウ来日公演レポート
http://black.ap.teacup.com/sumori/1641.html

Baton Rouge musicians Henry Gray, Larry Garner, and the Neal family affected by flooding
The Advocate
http://www.theadvocate.com/baton_rouge/entertainment_life/music/article_35dbf09a-64c6-11e6-b1a6-571e126c4504.html
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