2017/3/20
Rest In Peace, Chuck Berry ロック

Chuck Berry at Long Beach Blues Festival, 1997
Photo by (c)Masahiro Sumori.
チャック・ベリーが亡くなってしまいました。
チェス・レコードからデビューしたのが1955年ですから、それからもう60年以上。90歳でしたから大往生でしょう。
映画「ヘイル!ヘイル!ロックンロール」で、わがままし放題なチャックに「この映画はあなたが亡くなったあとも功績を残すものだから」と諭すキース・リチャーズにチャックは「俺が死ぬもんか」と言い放ったのが印象に残っています。
とうとうこの日が来てしまいました。
僕も彼のライヴは3回見る機会がありましたが、お世辞にもよいとは言えない内容でした。まずギターのチューニングの狂い方が半端ない。でも、全くあわせる気はなさそう。ステージでの振る舞いを見ていると、「お前らが俺に合わせればいい」とでも言わんばかり。
バンドを従えてツアーすることはなく、行く先々でのミュージシャンとプレイするスタイルだった彼。初めて一緒にプレイするメンバーにも関わらず音合わせもなく、いきなり本番でプレイしていたと聞きます。
映画の中では、そんな風に彼のバックを務めた経験をブルース・スプリングスティーンが語っていました。
良くも悪くも非凡な人だったんだなあと思います。今一度あの映画を見たいなと思います。
RIP。
