2018/8/16
J.W. Williams & Laretha Weathersby@Motion Blue ブルース
7月14日、青森で恒例のジャパン・ブルース・フェスティバルが開催されました。もう今年で16回目を数える息の長いフェスティバルです。
シカゴから来日したヘッドライナーのアーティストは、J.W.ウィリアムズとラリーサ・ウェザーズビー。僕は青森には行けませんでしたが、幸いこの2人が横浜のMotion Blueで首都圏では一夜限りのライヴをやったので見てきました。J.W.ウィリアムズは2011年に同じフェスに出て以来7年ぶり、ラリーサは初来日です。
ラリーサは情報が少ないのですがそこそこのヴェテラン・シンガーで、過去に「Dance the Blues Away」というCDを1枚出しています。シカゴでは、J.W.とのギグもしばしばやっているようです。
J.W.ウィリアムズは、長年シャイタウン・ハスラーズを率いてシカゴのブルース・シーンで活躍しているベーシストで、今回が3回目の来日となりました。1996年の初来日公演はライヴ盤としてリリースもされています。
J,W,とラリーサをサポートするのは菊田俊介&THE BLUES COMPANYです。菊田氏は、かつてシカゴで活動していた際にJ.W.のバンドに在籍しており、J.W.とは旧知の仲。久々の再会に二人とも嬉しかったことでしょう。
ライヴは2部構成で、1部はJ.W.、2部はラリーサという構成でした。まず、BLUES COMPANYだけで菊田氏のインスト・ナンバー”Mr. Air”を決めたあと、J.W.が登場しますが、J.W.はベーシストなので、BLUES COMPANYのベーシスト、片野篤は彼にその場を譲っていったんステージから降りるという展開。このバンドはもう何度も見ていますが、このような光景は初めて見たと思います。
片野氏はマルチプレーヤーなので、他の楽器を弾くという選択肢もあったでしょうが、そこは潔くという感じなのでしょうか。
J.W.は松葉杖をついていて、見たところだいぶ老けたと思いましたが、ベースを弾きだすと、冒頭の”Every Day I Have The Blues”からいい感じでスウィング感を生み出していました。ヴォーカルも前回の来日のときよりも調子はよさそうでした。ハスキーな味のある歌声です。続いて、J.W.の定番レパートリーの”Luv Sumbody”(ジミー・ドーキンズ)は一転ファンキーかつクールに決めました。スローの”Sweet Sixteen”も菊田氏のB.B.ばりのギター・ソロも含め聴きごたえがあったし、軽快な”Don’t Let The Green Grass Fool You”で締めるまで40分程度でしたが、ご機嫌なステージでした。
休憩を挟んでラリーサ・ウェザーズビーです。でもその前にピアノのLeeが自身のソロ作から1曲ピアノを弾いて歌いました。強烈なブギウギでラリーサ登場前から会場は熱い雰囲気に。
ラリーサは、ノリノリなエンターテインメント精神で場を盛り上げてくれました。挨拶代わりにルイ・ジョーダンの”Let The Good Times Roll”を力を込めて歌うあたりはココ・テイラーを彷彿させるなぁなどと思っていたら、続いてやったのはココの代表曲”Wang Dang Doodle”。ますます、ココっぽい雰囲気になってきました。
華やかさで言えば昨年来日したネリー・タイガー・トラヴィスの方がインパクトがあるのですが、ラリーサはユーモアも交えながら、楽しいステージを展開。特に彼女のCDタイトル曲”Dance the Blues Away”はその曲名通り、思わず踊り出したくなるご機嫌なシャッフルで、お客さんも立ち上がって乗っていました。
アイク&ティナ・ターナー風に派手に”Proud Mary”を決め、ステージを締めると、アンコールではお約束とも言える”Sweet Home Chicago”を。J.W.も戻ってきてヴォーカルをとり、ラストらしい賑やかな幕切れとなりました。
で、このままサイン会なのかな?と思ったのですが、どうやらお二人ともあまりそういうのはお好きではないらしく、終演後はお客さんの多くはすんなり家路についたようです。
---
J.W. Williams & Laretha Weathersby
with Shun Kikuta & BLUES COMPANY
("Japan Blues Festival Aomori" in 横浜)
Tue., July 17, 2018
Motion Blue Yokohama
-Setlist-
1st set (19:32-20:17)
-SHUN KIKUTA & THE BLUES COMPANY-
1. Mr. Air
-J.W. WILLIAMS-
2. Every Day I Have the Blues
3. Luv Sumbody〜Superstition
4. Dust My Broom
5. Got My Mojo Workin’
6. Sweet Sixteen
7. Don’t Let the Green Grass Fool You
2nd Set (20:49-21:50, encore=21:43- )
-LEE-
8. Pumpkin’s Boogie
-LARETHA WEATHERSBY-
9. Let the Good Times Roll
10. Wang Dang Doodle
11. Thrill Is Gone
12. Dance the Blues Away
13. Dr. Feelgood
14. Proud Mary
-encore-
-LARETHA WEATHERSBY & J.W. WILLIAMS-
15. Sweet Home Chicago〜The Blues Is Alright
[Personnel]
J.W. Williams - bass, vocals
Laretha Weathersby - vocals
菊田俊介 - guitar
Marty Bracey - drums
片野 篤 - bass
Rie “Lee” Kanehira - piano, keyboards, vocals
会場サイトの公演情報(Motion Blue)
http://www.motionblue.co.jp/artists/blues_company_1/
菊田さんのツアーに関するブログ書き込み
https://ameblo.jp/shunkikuta/entry-12392372587.html?frm=theme
シカゴから来日したヘッドライナーのアーティストは、J.W.ウィリアムズとラリーサ・ウェザーズビー。僕は青森には行けませんでしたが、幸いこの2人が横浜のMotion Blueで首都圏では一夜限りのライヴをやったので見てきました。J.W.ウィリアムズは2011年に同じフェスに出て以来7年ぶり、ラリーサは初来日です。
ラリーサは情報が少ないのですがそこそこのヴェテラン・シンガーで、過去に「Dance the Blues Away」というCDを1枚出しています。シカゴでは、J.W.とのギグもしばしばやっているようです。
J.W.ウィリアムズは、長年シャイタウン・ハスラーズを率いてシカゴのブルース・シーンで活躍しているベーシストで、今回が3回目の来日となりました。1996年の初来日公演はライヴ盤としてリリースもされています。
J,W,とラリーサをサポートするのは菊田俊介&THE BLUES COMPANYです。菊田氏は、かつてシカゴで活動していた際にJ.W.のバンドに在籍しており、J.W.とは旧知の仲。久々の再会に二人とも嬉しかったことでしょう。
ライヴは2部構成で、1部はJ.W.、2部はラリーサという構成でした。まず、BLUES COMPANYだけで菊田氏のインスト・ナンバー”Mr. Air”を決めたあと、J.W.が登場しますが、J.W.はベーシストなので、BLUES COMPANYのベーシスト、片野篤は彼にその場を譲っていったんステージから降りるという展開。このバンドはもう何度も見ていますが、このような光景は初めて見たと思います。
片野氏はマルチプレーヤーなので、他の楽器を弾くという選択肢もあったでしょうが、そこは潔くという感じなのでしょうか。
J.W.は松葉杖をついていて、見たところだいぶ老けたと思いましたが、ベースを弾きだすと、冒頭の”Every Day I Have The Blues”からいい感じでスウィング感を生み出していました。ヴォーカルも前回の来日のときよりも調子はよさそうでした。ハスキーな味のある歌声です。続いて、J.W.の定番レパートリーの”Luv Sumbody”(ジミー・ドーキンズ)は一転ファンキーかつクールに決めました。スローの”Sweet Sixteen”も菊田氏のB.B.ばりのギター・ソロも含め聴きごたえがあったし、軽快な”Don’t Let The Green Grass Fool You”で締めるまで40分程度でしたが、ご機嫌なステージでした。
休憩を挟んでラリーサ・ウェザーズビーです。でもその前にピアノのLeeが自身のソロ作から1曲ピアノを弾いて歌いました。強烈なブギウギでラリーサ登場前から会場は熱い雰囲気に。
ラリーサは、ノリノリなエンターテインメント精神で場を盛り上げてくれました。挨拶代わりにルイ・ジョーダンの”Let The Good Times Roll”を力を込めて歌うあたりはココ・テイラーを彷彿させるなぁなどと思っていたら、続いてやったのはココの代表曲”Wang Dang Doodle”。ますます、ココっぽい雰囲気になってきました。
華やかさで言えば昨年来日したネリー・タイガー・トラヴィスの方がインパクトがあるのですが、ラリーサはユーモアも交えながら、楽しいステージを展開。特に彼女のCDタイトル曲”Dance the Blues Away”はその曲名通り、思わず踊り出したくなるご機嫌なシャッフルで、お客さんも立ち上がって乗っていました。
アイク&ティナ・ターナー風に派手に”Proud Mary”を決め、ステージを締めると、アンコールではお約束とも言える”Sweet Home Chicago”を。J.W.も戻ってきてヴォーカルをとり、ラストらしい賑やかな幕切れとなりました。
で、このままサイン会なのかな?と思ったのですが、どうやらお二人ともあまりそういうのはお好きではないらしく、終演後はお客さんの多くはすんなり家路についたようです。
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J.W. Williams & Laretha Weathersby
with Shun Kikuta & BLUES COMPANY
("Japan Blues Festival Aomori" in 横浜)
Tue., July 17, 2018
Motion Blue Yokohama
-Setlist-
1st set (19:32-20:17)
-SHUN KIKUTA & THE BLUES COMPANY-
1. Mr. Air
-J.W. WILLIAMS-
2. Every Day I Have the Blues
3. Luv Sumbody〜Superstition
4. Dust My Broom
5. Got My Mojo Workin’
6. Sweet Sixteen
7. Don’t Let the Green Grass Fool You
2nd Set (20:49-21:50, encore=21:43- )
-LEE-
8. Pumpkin’s Boogie
-LARETHA WEATHERSBY-
9. Let the Good Times Roll
10. Wang Dang Doodle
11. Thrill Is Gone
12. Dance the Blues Away
13. Dr. Feelgood
14. Proud Mary
-encore-
-LARETHA WEATHERSBY & J.W. WILLIAMS-
15. Sweet Home Chicago〜The Blues Is Alright
[Personnel]
J.W. Williams - bass, vocals
Laretha Weathersby - vocals
菊田俊介 - guitar
Marty Bracey - drums
片野 篤 - bass
Rie “Lee” Kanehira - piano, keyboards, vocals
会場サイトの公演情報(Motion Blue)
http://www.motionblue.co.jp/artists/blues_company_1/
菊田さんのツアーに関するブログ書き込み
https://ameblo.jp/shunkikuta/entry-12392372587.html?frm=theme
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