2018/10/31

熊本Country Gold 30周年!  音楽全般

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10月21日は、熊本までカントリーミュージックの祭典「Country Gold」を見に行ってきました。2年前に初めて行って南阿蘇の山の中の環境と音楽の気持ちよさにすっかりはまり、また行ってみたいと思っておりました。

あまり一般的には知られていないフェスですが、実は始まったのは1989年。今年でなんと30周年を迎えます。主催者である日本のカントリーミュージックのゴッドファーザー、チャーリー永谷さんは今年83歳。ご高齢なので、この節目でフィナーレになるのでは?という声もありましたが、当日ステージに登場した彼は「自分の体力、気力が続く限りやる」と明言しました。でも、今年は前回よりもお疲れだったと見え、声が出ていませんでしたし、自分のバンドのセットでは他のメンバーにヴォーカルを譲り、自分はギターも弾かないで見ているという場面もあり、ちょっと心配になりました。チャーリーさん、いつまでもお元気で。

今回は、ブルーグラスのデイリー&ヴィンセント、サニー・スウィーニーがメインアクト。特にサニーは最高のステージを見せてくれました。天候にも恵まれ非常に気持ちのいい1日でした。

フェス前日、熊本市内のチャーリーさんのお店、グッド・タイム・チャーリーでは出演者の多くがジャムに参加したパーティーで盛り上がりました。

フェスの写真は以下のサイトを見てくださいね。

https://www.facebook.com/masahiro.sumori/media_set?set=a.2034310366612737

公式サイト
http://www.countrygold.net/
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2018/10/31

BLUES & SOUL RECORDS 144号発売  BSR誌

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ブルース&ソウル・レコーズ誌の144号が発売になりました。今回の表紙はエリック・クラプトン。これは売れそうですねw。これは、エリックの人生を赤裸々に綴った映画「エリック・クラプトン〜12小節の人生〜」(原題:Eric Clapton: A Life In 12 Bars)の公開に合わせた特集です。この映画については、このブログでも紹介しているので、よかったらご覧ください:

エリック・クラプトンの映画公開決定 (2018/6/8)
https://black.ap.teacup.com/sumori/1784.html

映画自体はタイトルとは裏腹にあまり音楽のブルースはフィーチャーされてはいなかったのですが、本誌では「クラプトン流ブルース探求の道」と銘打ったブルース目線の特集が組まれています。その他先日奇跡の来日公演があったジ・インプレッションズのインタビュー記事もあります。

残念なのは、大物の訃報が立て続けにあり、それだけで大特集になってしまっていることです。中でもブルース銀座としてはオーティス・ラッシュが亡くなったことに大きな悲しみを覚えます。今回は短い訃報記事ですが、次号(12/25発売の145号)では大々的なオーティス特集をするそうです。乞うご期待!

今回僕はいつもの海外ニュース欄に加え、CDレビューとしてトロント在住の日系ブルースマン、Sugar Brownの新譜「It’s A Blues World…Calling All Blues!」、それにエリック・リンデルのアリゲーター盤「Revolution In Your Heart」の紹介をしています。特に僕はエリック・リンデルのアルバムはいい味を出した傑作だと思います。ぜひ聴いてみてくださいね。

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BLUES & SOUL RECORDS NO. 144
2018年10月25日発売
定価: ¥1,600+税
https://bsrmag.com/magazine/bsr144/

ブルース&ソウル・レコーズ 第144号
表紙 エリック・クラプトン

特集 エリック・クラプトン ─12小節の人生─

エリック・クラプトンの生い立ちから現在までの足跡を追ったドキュメンタリー映画『エリック・クラプトン ─12小節の人生─』(2018年11月公開)。そのタイトルからも読み取れるように、ブルースが彼の音楽人生を決定づけたことをあらためて伝えてくれる作品だ。映画の見所、クラプトンが取り上げたことで広く知られることとなったブルースの面白さ、深さを取り上げる。


★ 映画『エリック・クラプトン ─12小節の人生─』を観る@ ブルースは世界とつながる唯一の手段
★ 映画『エリック・クラプトン ─12小節の人生─』を観るA 苦悩が貫く男の旅路
★ 映画『エリック・クラプトン ─12小節の人生─』を観るB ブルースを求めた深い憂い
★ クラプトン流ブルース探究の道 ─クールにわかりやすくブルースの門を広げる
★ 〈サンフランシスコ・ベイ・ブルース〉から“特殊楽器”の世界へ
★ メンフィス〜ヒューストンの名ギタリストたち パット・ヘア/クラレンス・ハラマン他
★ 多彩な顔のミュージシャン ビッグ・ビル・ブルーンジー
★ テキサスからの“罪深いブルース” リル・サン・ジャクスン

【付録CD】Further On Up The Road
エリック・クラプトンが取り上げてきたブルース名曲を収録。オリジナル・アーティストによるライヴ録音や再録版、ジャジーに仕上げたものなど、それぞれに個性あふれる解釈が楽しめる。

1. OTIS RUSH: All Your Love (I Miss Loving)
2. JUNIOR WELLS: Hey Lawdy Mama
3. BARKIN' BILL: Someday After Awhile
4. LURRIE BELL: Mean Old Frisco
5. JAMES "THUNDERBIRD" DAVIS: Further On Up The Road
6. JIMMY BURNS: Rollin' And Tumblin'
7. BIG JOE WILLIAMS: Good Morning Little Schoolgirl
8. BOBBY RADCLIFF: Reconsider Baby
9. SLEEPY JOHN ESTES: Everybody Oughta Make A Change
10. JIMMIE LEE ROBINSON: Key To The Highway
11. DAVE CLARK'S BLUES SWINGERS feat. FLOYD McDANIEL: How Long Blues

【その他の主な記事】
● Funk on Da Table ニューオーリンズ公演リポート
●[追悼]アリサ・フランクリン 天に昇ったソウルの女王
●[追悼]愛され続けたブルース・レジェンド オーティス・ラッシュ
●[追悼]レイジー・レスター
●[追悼]ビッグ・ジェイ・マクニーリー
●[追悼]スタン・ルイス
●[インタヴュー]インプレッションズ「私たちのハーモニーは簡単には出来ないものなんだ」
● ストーンズ・からの贈り物─ブルース・コンピ『Confessin’ The Blues』
● デルマーク創立65周年
● アイクとティナの爆発するソウル 黄金期のアルバム10タイトル紙ジャケット仕様/SHM-CDで再発
●[語りたい逸品]CD『BOBBY LEECAN / SUITCASE BREAKDOWN』
●[語りたい逸品]CD BOX SET 『JUNIOR WELLS / BOX OF BLUES』
● 新作アルバム・リヴュー──ウィリー・ハイタワー/アナ・ポポヴィッチ/キャンディ・ステイトン 他
【連載】
☆ 好評連載 トータス松本 1本のカセットから 第27回 特別対談 ゲスト 吾妻光良[後編]
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦
☆ 小出 斉の勝手にライナーノーツ「V.A. / Ramblin’ On My Mind」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.73 「Sotoplay/Carolyn」
☆ ゴスペル・トレイン「アイネズ・アンドリュース」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.220/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルが流れる店/轟美津子/加藤千穂
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか

WEB版「blues & soul records」
https://bsr.excite.co.jp/
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2018/10/8

LIVE MAGIC! 2018情報  音楽全般

今年で5回目を迎えるピーター・バラカンのLIVE MAGIC!。2014年の第1回以来のジョン・クリアリーをヘッドライナーに迎え、今月開催されます。
僕は残念ながら今回は参加できないのですが、情報を掲載しておきます。

Peter Barakan’s LIVE MAGIC! 2018
​恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンホール / ザ・ガーデンルーム
10月20日(土)開場 12:00 / 21:30 終演予定
10月21日(日)開場 12:00 / 20:00 終演予定
チケット:1日券 12,000円、2日通し券 21,000円(学割チケットあり)
https://www.livemagic.jp/


10月20日(土)
Jon Cleary Solo Piano
Flook
Zydefunk feat. Brandon "Taz" Niederauer
Garikayi Tirikoti
高田漣
The Ska Flames
民謡クルセイダーズ
中村まり
濱口祐自
K’n’K ( Katayama & Kadono )

10月21日(日)
Jon Cleary Trio with Nigel Hall
Noam Pikelny & Stuart Duncan
Zydefunk feat. Brandon "Taz" Niederauer
Dereb The Ambassador
Arto Lindsay Solo
勝井祐二 × U-zhaan
Ky (仲野麻紀,ヤン・ピタール)
濱口祐自
久保田リョウヘイ
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2018/10/4

Otis Rushの訃報に接して  ブルース

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取材の際、僕が初めて購入した彼のLPに
サインをしてもらいました。これは未だ家宝です。

なんと言ったらいいのか、言葉が見つかりません。

ブルース・ギタリスト/シンガーのオーティス・ラッシュが9月29日、亡くなりました。翌9月30日に公式サイト (otisrush.net)で発表されています。死因は2004年ごろ発症した脳梗塞の合併症とのことです。83歳でした。

個人的には、ブルースにのめり込んだ高校生の頃、最初に熱中した人のひとりでした。それから30年以上、初心は変わりません。「大好き」、「お気に入り」、どのような言葉を使っても、僕には軽すぎるように感じます。それほど、惚れ込んだ存在でした。

もうステージに立たなくなって14年が経ち、オリジナル作品も20年という長い間出ておりませんでしたが、それでも彼が亡くなったというニュースは、まるで奈落の底に突き落とされたように僕の心の奥底に突き刺さりました。悲しい、もうそれ以外の言葉が見つかりません。「エリック・クラプトンにも影響を与えた」、「レッド・ツェッペリンも彼の曲を取り上げた」など、ニュース報道には、そのような偉大さを説明する言葉が並びます。確かにその通りなんですが、そんなことは置いといても圧倒的な存在感を持ったブルースの巨人でした。ぽっかりと穴が空いてしまったその喪失感は半端ないです。

1950年代後半、シカゴのシーンから登場したオーティス。リード・ギターをメインに据え、マイナーキーを多様した彼のスタイルは、ウェストサイド・サウンドと呼ばれ、シカゴ・ブルースに新風を吹き込みました。1956年から58年の間にコブラ・レーベルに残した16曲は、いまだにブルースの金字塔として、多くの人に愛されています。
彼についてもっと知りたい方は、こちらのバイオをご覧ください。

オーティスは、演奏のムラが激しかったことがよく知られています。乗っているときは素晴らしい演奏をするのですが、そうでないときはまるで別人。その落差にビックリした人も少なくないのではと思います。

かなり前の話になりますが、1986年、ブレイクダウンとのジョイントによる久々の来日公演が実現。東京では12月4日の渋谷LIVE INN(1日2回公演)、12月12日の九段会館の計3回の公演がありました。九段会館の演奏はライヴ盤「Blues Interaction - Live In Japan 1986」でCD化、LIVE INNの1部は当時FM東京で放送されています。いずれも内容はベストとは言えなくもまずまずでした。

僕が見に行ったのは、その2公演の間にあたるLIVE INNの2部。この回は全く様子が違っていました。オーティスは完全に緊張の糸が切れてしまったようで、演奏は空回り気味。それを打ち消すように、やたらと”let me hear you say yeah!”を連呼し、いつ終わるかもわからない、曲名もわからないスロー・ブルースに突入しました。10分、20分とひたすら演奏が続き、ギターの近藤房之助はさすがにもういいだろうと思ったのか、締めのフレーズを弾きだしたものの、当のオーティスは困惑の表情を見せ、さらに強引に演奏を続けました。その1曲だけで30分はやっていたと思います。

あのセットがレコーディングされていたのかは知りませんが、もし前述のライヴ盤やラジオ放送用の音源としてあのセットしかレコーディングされていなかったとしたら、きっとリリースは中止となっていたのではと思います。

同じツアーの中でさえも、それだけムラが出てしまうオーティスの演奏。それは彼の精神的な繊細さや正直さゆえなのでしょう。自分の心に正直な演奏を展開していたからこそ、精神状態が良くないときは痛々しいほど、それがそのまま演奏に出てしまったのだと思います。その反面、調子がいいときの演奏は本当にすごかったのです。僕は幸い数多く彼のライヴを見て、最高な演奏にも何度も触れることができました。

特に脳梗塞で倒れる前の2001年、2002年ごろのライヴは非常に内容がよく、調子が上がっているように感じていました。それだけに突如脳梗塞で演奏できなくなってしまったのが残念でなりませんでした。

もうステージに立つことはなくとも、彼の近況は時折伝わって来ました。2016年には、シカゴ・ブルース・フェスティヴァルでオーティスへのトリビュート・ライヴが企画され、彼は演奏こそしなかったもののステージに姿を現し、挨拶をしたそうです。でも、公の場に姿を現したのはこのときが最後なのではないでしょうか。

オーティスは、その才能の割には作品の数も少なく、本当の意味で成功を味わうことは最後までありませんでした。音楽業界に嫌気がさして半ば引退状態だった時代もあります。もっと、もっと評価されてしかるべき人だったと感じます。亡くなってから評価しても遅いという人もいるかもしれませんが、僕は亡くなった今、彼を再評価する動きが出てくれることを願います。

彼の名作を聴きながら、彼を送り出そうではありませんか。
おやすみなさい、オーティス!今までありがとうございました。

2018.10.04
陶守正寛



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【オーティスの追悼サイト】
追悼 Otis Rush, 2018.9.30 (Utamさん)
https://utamurakazuo.wordpress.com/2018/10/18/%E8%BF%BD%E6%82%BC-otis-rush-2018-9-30/
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