2019/3/11
訃報 Eddie Taylor, Jr. 1972-2019 ブルース
シカゴのブルース・ギタリスト/シンガーのエディ・テイラーJr.が亡くなったとの情報が入ってきました。まだ46歳という若さでした。正式な発表やニュース記事は現時点ではなく、にわかには信じがたいのですが、彼の共演者や知人だけでなく、兄弟たちもFacebookに彼の死についてのコメントなどを出しているので、残念ながら亡くなったこと自体は間違いないものと思われます。
3月3日、教会礼拝での演奏中に重い心臓発作に見舞われ、3月8日、現地時間の午前2時に心不全で息を引き取ったとのこと。エディは、腎臓病と高血圧の持病を抱えてはいましたが、発作で倒れる前日も普通にギグをこなしていたそうで、倒れたのは急なことだったようです。
エディの父親は、シカゴ・ブルースの黄金期を支えたいぶし銀のギタリスト、エディ・テイラーであり、息子の彼もオールド・スタイルのシカゴ・ブルースの継承者のひとりとして親しまれていました。ウルフ・レコードからソロ作を計6枚出しています。(ウルフ・レコードのサイトにはまだ訃報は出ていません。 → 2019.3.15付で「Rest in peace, Eddie Taylor Jr.」と題したNicola Folterbauer氏のコメントが掲載されました。)
エディは2007年に、ルリー・ベルのバンドのメンバーとして来日もしています。ジャパン・ブルース&ソウル・カーニバルで日比谷野外音楽堂のステージに立った他、ライヴハウス公演なども行いました。
その際ルリーの単独公演が目黒のブルース・アレイであり、僕はそれを見に行ったのですが、ブルースマンとしては珍しいほどの控えめで物静かなエディの姿が非常に印象に残っています。同じカーニバルに出演していたココ・テイラーのバンド、ブルース・マシンのメンバーも会場に顔を見せ、途中からフリーなジャムになったのですが、ルリーやブルース・マシンの面々に「お前も一曲やれよ」と囃し立てられて、妙に照れながらマイクを取っていました。男性の僕が言うのも変ですが、可愛い人でした。
誰もがいつかは亡くなりますが、彼のようにまだこれからという歳の人の訃報はショックだし、やるせないものがあります。ただただ安らかに眠ってくださいとしか言いようがありません。より正確な情報や葬儀の日程などは、正式な発表を待ちたいと思います。
Rest in Peace, Eddie Taylor, Jr. (March 27, 1972 – March 8, 2019)
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EDDIE TAYLOR, JR. DISCOGRAPHY
1998年 Lookin' for Trouble -A Tribute to Eddie Taylor- (Wolf Records)
2004年 Worried About My Baby (Wolf Records)
2006年 Mind Games (Wolf Records)
2009年 I Got to Make This Money, Baby (Wolf Records)
2010 年 From the Country to the City (with Tré and Harmonica Hinds) (Wolf Records)
2015年 Stop Breaking Down (Wolf Records)
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【情報源】
KRVM's Breakfast With The Blues(オレゴン州FMラジオのブルース番組)
現在のところ一番詳しい情報が出ています。
https://www.facebook.com/59061506607/photos/a.334361146607/10156398200381608/
Back To The Roots(オランダのブルース雑誌)
妹デミトリア・テイラーからの情報として心臓発作で死去したと伝えています。
https://www.facebook.com/BluesmagazineBackToTheRoots/photos/a.188359574591646/2149488245145426/
-兄弟たちのFacebook-
Milton Taylor(弟)
https://www.facebook.com/milton.taylor.927/posts/317688668950896
Larry Taylor(兄)
https://www.facebook.com/larry.taylor.739/posts/2114123178676719
Demetria Taylor(妹)
コメントはしていませんが、3月8日以降、エディーと彼女が一緒に写った写真などを公開しており、ファンからのお悔やみの書き込みが寄せられています。
https://www.facebook.com/demetria.taylor.37
3月3日、教会礼拝での演奏中に重い心臓発作に見舞われ、3月8日、現地時間の午前2時に心不全で息を引き取ったとのこと。エディは、腎臓病と高血圧の持病を抱えてはいましたが、発作で倒れる前日も普通にギグをこなしていたそうで、倒れたのは急なことだったようです。
エディの父親は、シカゴ・ブルースの黄金期を支えたいぶし銀のギタリスト、エディ・テイラーであり、息子の彼もオールド・スタイルのシカゴ・ブルースの継承者のひとりとして親しまれていました。ウルフ・レコードからソロ作を計6枚出しています。(ウルフ・レコードのサイトにはまだ訃報は出ていません。 → 2019.3.15付で「Rest in peace, Eddie Taylor Jr.」と題したNicola Folterbauer氏のコメントが掲載されました。)
エディは2007年に、ルリー・ベルのバンドのメンバーとして来日もしています。ジャパン・ブルース&ソウル・カーニバルで日比谷野外音楽堂のステージに立った他、ライヴハウス公演なども行いました。
その際ルリーの単独公演が目黒のブルース・アレイであり、僕はそれを見に行ったのですが、ブルースマンとしては珍しいほどの控えめで物静かなエディの姿が非常に印象に残っています。同じカーニバルに出演していたココ・テイラーのバンド、ブルース・マシンのメンバーも会場に顔を見せ、途中からフリーなジャムになったのですが、ルリーやブルース・マシンの面々に「お前も一曲やれよ」と囃し立てられて、妙に照れながらマイクを取っていました。男性の僕が言うのも変ですが、可愛い人でした。
誰もがいつかは亡くなりますが、彼のようにまだこれからという歳の人の訃報はショックだし、やるせないものがあります。ただただ安らかに眠ってくださいとしか言いようがありません。より正確な情報や葬儀の日程などは、正式な発表を待ちたいと思います。
Rest in Peace, Eddie Taylor, Jr. (March 27, 1972 – March 8, 2019)
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EDDIE TAYLOR, JR. DISCOGRAPHY
1998年 Lookin' for Trouble -A Tribute to Eddie Taylor- (Wolf Records)
2004年 Worried About My Baby (Wolf Records)
2006年 Mind Games (Wolf Records)
2009年 I Got to Make This Money, Baby (Wolf Records)
2010 年 From the Country to the City (with Tré and Harmonica Hinds) (Wolf Records)
2015年 Stop Breaking Down (Wolf Records)
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【情報源】
KRVM's Breakfast With The Blues(オレゴン州FMラジオのブルース番組)
現在のところ一番詳しい情報が出ています。
https://www.facebook.com/59061506607/photos/a.334361146607/10156398200381608/
Back To The Roots(オランダのブルース雑誌)
妹デミトリア・テイラーからの情報として心臓発作で死去したと伝えています。
https://www.facebook.com/BluesmagazineBackToTheRoots/photos/a.188359574591646/2149488245145426/
-兄弟たちのFacebook-
Milton Taylor(弟)
https://www.facebook.com/milton.taylor.927/posts/317688668950896
Larry Taylor(兄)
https://www.facebook.com/larry.taylor.739/posts/2114123178676719
Demetria Taylor(妹)
コメントはしていませんが、3月8日以降、エディーと彼女が一緒に写った写真などを公開しており、ファンからのお悔やみの書き込みが寄せられています。
https://www.facebook.com/demetria.taylor.37
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