2019/5/29

Sugar Brown荻窪ルースター公演レポート(2019.5.19)  ブルース

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ちょっと時間が空いてしまいましたが、シュガーブラウン(ケン・カワシマ)の来日公演は西日本を巡ったあと、東京に戻り5月19日(日)の荻窪ルースターでフィナーレとなりました。

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Kotez(左)とシュガーブラウン

ツアー初日のブライトブラウンとは、バンド編成が変わり、同じ曲をやってもこうも変わるのか!と唸らされました。

この日は新作収録のアップテンポのオリジナル"Hummingbird"から勢い良くスタートし、1時間超えのセットをたっぷり二つやりました。

ファーストセットは、シュガーブラウンは全曲ギターを弾き、ブライトブラウンではジミー・リードばりのナチュラル・トーンのハープを聴かせていた"Burn It Down"もここではギター。

やっぱりKotezが入ったので今日はハープは吹かないんだな、なんて思っていたのですが、セカンドでは冒頭で"My Babe"をKotezとのダブルハープで披露。また終盤になってブライトブラウンでもやっていたオリジナル"Not on the Telephone”をLeeちゃんとピアノに並んで連弾するという見せ場も作りました。しかもそれだけでなく、この曲の途中からシュガーブラウンは、ピアノに向かったままハープも吹くという…。ちょっと欲張りすぎじゃないですか(笑)。

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Leeちゃんとのピアノ連弾


力強く躍動感あふれるサウンドを全編にわたり展開してくれて、満足でした。満席だったお客さんも大いに沸いていましたよ。根底にあるのはシカゴ・ブルースですが、彼の世界はR.L.バーンサイドのようなミシシッピのドロドロしたサウンドや戦前のシティ・ブルースまで、独自の視点で音の広がりを感じさせてくれました。

ブライトブラウンでは以前のレコーディングメンバーが久々に揃いましたが、このルースター公演では、25年前からの旧友Kotezとの再会に二人とも嬉しそうでした。

シュガーブラウンは来年も来日を考えているようで、ぜひそれも実現させて欲しいですね。今回シュガーブラウンにとって多くの旧友との再会と同時に新しいつながりも構築できたようです。次回のツアーが実現したら、それをいかした展開になるといいですね。

なお、僕は、ツアー開始前にシュガーブラウンにインタビューをさせてもらいました。6月25日発売のブルース&ソウル・レコーズ誌に掲載予定ですので、よかったら読んでくださいね。生まれ育った家庭環境のこと、シカゴでほんまもんのブルースに出会った際のこと、オリジナルブルースを歌うことへのこだわりなど、色々語ってくれて、彼のブルースに向き合う真剣な姿勢が伝わってきました。

以下ルースターのセットリストです。

Sugar Brown
Ogikubo Rooster
Sun., May 19, 2019

1st set (20:05-21:10)
1. Hummingbird
2. Howlin’ for My Baby (Howlin’ Wolf)
3. Tide Blues
4. Looking for 2 O’clock
5. Sad Day
6. Sure As the Stars
7. Hook-a-Boogie
8. Burn It Down

2nd set (21:30-22:35)
9. My Babe ※harp
10. Got to Move (Elmore James)
11. Wakin’ with Frankie (Frankie Lee Sims)
12. Meet Me in the Country
13. Maggie Campbell Blues (Tommy Johnson)
14. Get Behind the Mule
15. Blue And Lonesome ※harp & guitar
16. Not on the Telephone ※piano & harp
-encore-
17. Brothers

Sugar Brown (Ken Kawashima) - guitar, harp, piano, vocals
Kotez - harp
Rie “Lee” Kanehira - piano
加藤つよし - guitar
野間一郎 - bass
渡辺さとし - drums


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Sugar Brown来日ツアー情報
https://black.ap.teacup.com/sumori/1826.html

Sugar Brownブライトブラウン公演(2019.5.11)レポート
https://black.ap.teacup.com/sumori/1838.html

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終演後にこの日のメンバー全員で記念写真を
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