2019/10/29
BLUES & SOUL RECORDS 150号発売 BSR誌
ブルース&ソウル・レコーズ誌の最新号が発売になりました。150号という節目の号です。1994年の創刊から早くも四半世紀。まだ雑誌が続いていること自体凄いことだなと思います。
本号の巻頭特集はエルモア・ジェイムズです。亡くなってから既に半世紀以上が経った彼をなぜ今更?と思わなくもないですが、編集部としては、ブルースの巨人の魅力と功績を伝える特集は繰り返し続けていく方針で、前回エルモアの特集をやった2001年から18年も経っているので、今一度ということだそうです。
個人的には初めてエルモアを聞いたのは高校生のときでしたが、結構衝撃的でしたね。それは必ずしもいい意味でではなく、ちょうど買ったアルバムがエルモアの十八番のいわゆるブルーム・スタイルの曲が立て続けに入っていて、「どれも同じ曲じゃん!」っていう衝撃が走ったのでした(笑)。でも聴き込んでいると違いがわかってくるんですよね。
スライドはもとより、エルモアは歌のインパクトもかなりのものです。今聴いてもやはりすげーのです。
僕はエルモアの記事は書いていませんが、海外ニュース欄に加え、ニューオーリンズの新譜は2つ(Johnny Sansone、Chip Wilson)紹介しました。よかったらチェックしてみてください。
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BLUES & SOUL RECORDS NO. 150
2019年10月25日発売
定価: 1,600円+税
https://bsr.excite.co.jp/magazine/bsr150/
表紙 エルモア・ジェイムズ
激しく心を揺さぶるエレクトリック・スライド・ギターと情感が溢れ出すヴォーカルで、1950年代から60年代前半までに数々のブルース傑作を残したエルモア・ジェイムズ。代表曲〈ダスト・マイ・ブルーム〉で確立したスライド・ギターのスタイルはその後多くのアーティストに継承され、1960年の〈ザ・スカイ・イズ・クライング〉はスロー・ブルース傑作としてブルース・スタンダードとなり愛されている。生誕100年を超えてなおブルース巨人として愛され続けるエルモア・ジェイムズの功績に迫る。
★ 破壊的ブルース革新者─ルーツ、ギター、その生涯
★ エルモア・ジェイムズ傑作シングル12選
★ エルモアを聴く。─録音から探る破天荒ブルースマンの姿
★ 代表曲〈ダスト・マイ・ブルーム〉徹底研究
★ エルモア・スタイルのマスターたち─ホームシック・ジェイムズ/ハウンド・ドッグ・テイラー/J.B.ハットー/ジョン・リトルジョン
【付録CD】The Resurrection Of Elmore James
1969年に編集されたアルバム『ザ・レザレクション・オブ・エルモア・ジェイムズ』をCD復刻。スライド・ギターが激しく暴れ回るインストゥルメンタル・ナンバーから、十八番の「ブルーム調」やスロー・ブルース、異色のルンバ・ブルースまで、多彩な楽曲でエルモアの魅力が楽しめるコンピレーションです。(モダン・レコード原盤)
1. Hawaiian Boogie (Version 1)
2. Quarter Past Nine
3. Sho Nuff I Do [alt. take]
4. Early In The Morning
5. One More Drink [take 1]
6. Strange Kinda Feeling [take 5]
7. Make My Dreams Come True [take 2]
8. Late Hours At Midnight
9. Elmo’s Shuffle [take 5]
10. Can’t Stop Lovin’
11. Make A Little Love
12. Hawaiian Boogie (Version 2)
【その他の主な記事】
●[インタヴュー]内田勘太郎「これからもいっぱい“いい歌”を残しておきたい」
● 歴史的ブルース・フェス開催から50年─アナーバー・ブルース・フェスティヴァル1969
50年の時を経て登場した史上屈指のブルースの祭典秘蔵音源集『Ann Arbor Blues Festival 1969』
● [モータウン60周年記念企画 6号連続掲載/第5回]
*日本独自企画ディスコ・コンピ『MOTOWN DISCO』
*マーヴィン・ゲイ『ホワッツ・ゴーイン・オン・ライヴ』
*本誌ライターが選ぶ! モータウン・プレイリスト・ [岩間慎一]
*モータウン重要“裏”人物伝・ デイヴ・ハミルトン
● なにわブルース・フェスティバル・リポート
● 12年ぶりの新版登場! ピーター・バラカンの『新版 魂(ソウル)のゆくえ』
● 注目作をじっくり鑑賞する「語りたい逸品」コーナー
*CD『CADILLAC BABY’S BEA & BABY RECORDS』
*CD『DOWN HOME BLUES – CHICAGO 2』
●[新作アルバム・リヴュー]ボビー・ラッシュ/アーサー・アダムズ/トロンゾ・キャノン/ロバート・ランドルフ 他
【連載】
☆ 好評連載 トータス松本 1本のカセットから 第34回[最終回] 特別対談 ゲスト ジョンB、サンコンJr.(ウルフルズ) [後編]
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦
☆ フード・フォー・リアル・ライフ 〜歌詞から見るブルース&ソウルの世界 [中河伸俊]
☆ 小出 斉の勝手にライナーノーツ「HOMESICK JAMES AIN’T SICK NO MORE」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.77 「Dade」
☆ ゴスペル・トレイン「ドロシー・ノーウッド」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.226/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルが流れる店/轟美津子/加藤千穂
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか
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