2020/7/30

追悼!Peter Green 1946-2020  ブルース

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Peter Green at Long Beach Blues Festival
Sept. 6, 1998
(c)Masahiro Sumori. All Rights Reserved.


ピーター・グリーンが亡くなったそうです。詳細はわかりませんが、7月25日、就寝中に安らかに息を引き取ったとのこと。73歳でした。グリーンと言えばフリートウッド・マックの創設メンバーで、後にサンタナの代表曲となる”Black Magic Woman”を書いたことでも知られています。

ロック・ギタリストとしては最も多くの人に影響を与えた一人だと思いますが、若い頃にドラッグの影響などで心身を病んでしまい、長らく引退状況にありました。全盛期と呼べるのは若い頃の短い時期に限られます。

そんな彼なので、亡くなったことに驚きはないのですが、それでもかつての偉大なプレイヤーが去ってしまったのはさびしい限り。

1946年、ロンドンに生まれ。本名はピーター・アレン・グリーンバウムといいます。1966年、エリック・クラプトンの後釜としてジョン・メイオールのブルースブレイカーズに加入、その名を広く知られるようになりました。翌年、ブルースブレイカーズで一緒だったミック・フリートウッド(ds)とフリートウッド・マックを結成。間もなく同じくブルースブレイカーズからジョン・マクヴィー(b)も加わり、1968年にレコード・デビューを果たしました。

バンド名はフリートウッドとマクヴィーの姓から取ったものですが、バンド結成時、マクヴィーはまだブルースブレイカーズに在籍していたので参加できませんでした。しかし、ピーターは彼を引き抜いてベースを加入させることを念頭にこの名前にしたという訳です。

しかし、グリーンは心身状態の悪化から1971年にバンドを脱退。その後ソロ活動を行いますが、統合失調症により安定した活動を行うことができず、1977年には金銭的なもめごとでマネージャーを銃で脅迫する事件を起こし、逮捕されてしまいます。

1990年代後半には旧友ナイジェル・ワトソンとピーター・グリーン・スプリンター・グループを結成。新譜をリリースし、ツアーにも出るようになりました。2002年には来日もしています。

来日時にブルース&ソウル・レコーズ誌でインタビューをする機会がありましたが、正直言って僕が経験したインタビュー取材の中では一番難しいものでした。ピーターは終始不機嫌で、あまりこちらの話を聞いている様子はなく、挙句の果てには「なぜそんなに僕のことを色々聞くんだ?」と怒り出す始末。

同席してくれたナイジェル・ワトソンが非常にいい人で、彼がフォローしてくれなかったらインタビュー自体成り立たなかったように思います。カムバックしたとは言え、彼の精神状態は決してよくなったわけではないことを実感しました。

このときのライヴは悪くはなかったとは言え、ピーターのプレイにかつての面影は殆どなかったし、バンドがそれなりに形になっているのも本来ピーターが弾いたり歌ったりすべきところをナイジェルがリーダーとなってやっているからという面が大きかったと思います。

その後もたまに復活してライヴをやることもあったようですが、2000年前後のように活動を活発化させることはありませんでした。

安らかに休んでください。RIP。
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