2020/12/31

2020年に見たライヴ  音楽全般

2020年はコロナのせいで、多くのライヴが中止になり、未だに海外のアーティストの公演は殆どない状況です。そんな中、2020年にsumoriが見たライヴは16本でした。2019年には65本、2018年は45本、2017年は38本と見ていたことを考えれば激減です。しかも16本のうち10本までは1〜3月に見ています。4月に緊急事態宣言が出て以来殆どライヴを見に行くことはなくなってしまいました。

新年早々に見たいくつかのライヴの中でもW.C.カラスとアントニオ佐々木のデュオはとても印象に残るものでした。アントニオが病で先が長くないと自ら明らかにしていた中で遥々九州から上京。カラスとのデュオという形のライヴはこれが最初で最後となりました。この16日後に彼は亡くなってしまいました。

Voodoo Deadは基本はスティーヴ・キモックを中心に結成されたグレイトフル・デッドをテーマとしたジャム・バンドですが、ジョージ・ポーターJr.がベースなだけあって、僕が行った日はミーターズの"Look-Ka Py Py”から始まり、ニューオーリンズ系の曲もいくつかやりました。2月11日に行われたローニンのライヴはつい先日ライヴ盤としてリリースされました。しかし、来日公演を見に行ったのはこれが最後。その後ベン・ハーパー、Funk on da Table、リアノン・ギデンズなど見に行く予定にしていましたが、いずれもキャンセル。他にもウィリー・ハイタワー、ドロシー・ムーアなどの公演も一度は決定したもののキャンセルに。とても残念でした。

3月15日のGo Aheadの久々のライヴにはニューオーリンズからゲストでカーク・ジョセフ(sousaphone, Dirty Dozen Brass Band)が参加する予定でしたが彼の来日が不可能となり、Go Aheadだけでの公演に。しかし彼らはカークの抜けた穴を埋めるべく力の入ったライヴを聴かせてくれました。この日のライヴは録音され、来場者に後日CDとして届けられました。

2021年は、こんな音楽が自由に聴けない異常事態が早いところ解消されますように。

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2020年にsumoriが見たライヴ
1. 1月4日(土) スリム・ゲイラードさん祭り(Drinkin' Hoppys) 新橋Aratetsu Underground
2. 1月7日(火) W.C.カラス&アントニオ佐々木 中野坂上LODI
3. 1月13日(月) Jason Isbell ビルボードライブ東京
4. 1月24日(金) Chihana 中野坂上LODI
5. 2月9日(日) Voodoo Dead 代官山UNIT
6. 2月11日(火) RONIN ビルボードライブ東京
7. 2月29日(土) Madame Hiromi & Hee Haw Woo Boys 新橋Aratetsu Underground
8. 3月4日(水) オオサキゲンタ "ODD GENT" レコ発イベント 池袋FREE FLOW RANCH
9. 3月7日(土)20:00 Zydeco Kicks 江古田倶楽部
10. 3月15日(日)Go Ahead 高円寺JIROKICHI
11. 6月28日(日) 高橋大輔ブルースセット 中野Bright Brown
12. 7月17日(金) 菅原広巳/垂水秀人 江古田倶楽部
13. 8月9日(日) Mooneyのルイ・アームストロングさん祭り(with曽我清隆) 新橋Aratetsu Underground
14. 9月25日(金) 町田謙介with Natsuko 中野Bright Brown
15. 11月3日(火) Festa In Vinyl 練馬白石農園
16, 12月22日(火) Delta Beat 江古田倶楽部

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過去の「sumoriが見たライヴ」
2019年 https://black.ap.teacup.com/sumori/1875.html
2018年 https://black.ap.teacup.com/sumori/1817.html
2017年 https://black.ap.teacup.com/sumori/1768.html
2016年 https://black.ap.teacup.com/sumori/1718.html
2015年 https://black.ap.teacup.com/sumori/1663.html
2014年 https://black.ap.teacup.com/sumori/1592.html
2013年 https://black.ap.teacup.com/sumori/1488.html
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2020/12/31

2020年アルバムベスト10  音楽全般

もう2020年も今日で終わりです。

今年は出かけたコンサートやイベントがコロナの影響で極端に少なかったのですが、僕は聴いた新譜の数も少なかったみたいです。あまり聴きたいと思わせる新譜が多くはなかったのに加え、オンラインで発注していたものが輸送中の紛失で届かないケースがいくつもあって、なんとなく再度注文することもなく未だ聴いていなかったりして。今年はネット配信が多かったので、それを追っているだけでお腹いっぱいになってしまったのかも。

そんなわけで、ベスト10というよりは「今年僕が聴いた新譜」に近い内容ですが、こんな感じです。特に順位はありません。リイッシューものは含めておりません、


  1. James Taylor - American Standard (Fantasy FAN00619)
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    シンプルに有名なスタンダード曲をやっているだけなんですが、沁みるんですよね。これが歌心ってものなんでしょうね。

  2. Bobby Rush - Rawer than Raw (Deep Rush 51181CD)
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    80歳をゆうに超え、今年は春先にコロナに感染したというニュースまで飛び込んできたボビー。アコギの弾き語りでじっくり聴かせるブルース。渋いけど元気です。

  3. The Weight Band - Live In Japan (Vivid Sound VSCD3989)
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    昨年の来日公演がライヴ盤になりました。公演自体が素晴らしかったので、これはもう買いでした。単なるザ・バンドのコピーではありません。しっかりと音楽が生きているし、オリジナルも素晴らしい。同行したポール・バレア&フレッド・タケットの部分が入っていないのが残念ですが、アンコールで演奏されたThe Weightの1番を歌っているのがポールです。多分これが最後の録音です。

  4. The Phantom Blues Band - Still Cookin' (Vizztone CDVTP002/BSMF-2693)
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    タージ・マハールのバックを務めていた彼らの久々の新譜。まだやっていたのかと思いましたが、期待以上の内容でした。ご機嫌なソウル、ブルース・サウンドにすっかりやられました。ルイジアナの偉大なソングライター、故デイヴィッド・イーガンの曲を2曲取り上げているのも嬉しい。

  5. Mike Garner - Don't Mind The Rain (Blues101 BSMF-2698)
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    度々来日もしているニュージーランドのブルースマン。アコギ弾き語りだった前作とは異なり、ここではエレクトリックのバンド演奏もあり、幅が広がっています。昨年日本でゲストレコーディングを行った菊田俊介、Lee参加の楽曲もいい出来です。特にLeeちゃんのブギウギピアノは必聴。

  6. アントニオ佐々木 - 誰かギター弾きを知らないか (No label, no number)
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    今年1月に他界したモアリズムのギタリスト、アントニオ佐々木が亡くなる直前にレコーディングした4曲入り自主制作のミニ・アルバム。
    ひとりじっくり弾き語る内容で、かつてモアリズムで弾きまくっていた頃の印象からは随分と変わり、朴訥した印象もありますが、深いです。日本語で歌われるGoodnight Ireneがいい余韻を残してくれます。

  7. The Robert Cray Band - That’s What I Heard (Nozzle Records 2098CD)
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    ロバート・クレイの作品はマンネリ化しているようで、少しずつ表情を変えてきています。本作はブルースは鳴りをひそめ、ゴスペルとサザンソウル色が強い作品になっていて、クレイの持ち味がよく出ていると思います。

  8. Johnny Burgin - No Border Blues Japan (Delmark DE 863/PCD-24937)
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    日本盤先行で発売されたロッキン・ジョニーことジョニー・バーギンの新譜は2019年、来日時に日本のミュージシャンたちと大阪でレコーディングされたもの。来日を重ね、日本のミュージシャンたちとの交流を深めてきた彼の活動のある意味で集大成的とも言える内容です。ジョニーはフロントマンとして出ずっぱりという感じではなく、いちバンド・メンバーとして他のミュージシャンたちと対等な立ち位置でプレイしています。それぞれのミュージシャンがヴォーカルを取り、ソロもやる、多彩なセッションと言った趣です。
    これがそのまま米国のブルース・レーベルとしては一番の老舗、デルマークからリリースされたということも記念すべき出来事だと思います。向こうでも概ね好評のようで、それも嬉しくなりますね。

  9. AC/DC - Pwr/Up (Columbia 19439744632)
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    この新譜には驚きました。オリジナル・メンバーのマルコム・ヤング(gt)が2017年に亡くなり、ブライアン・ジョンソン(vo)、フィル・ラッド(ds)も健康上の理由などからバンドを脱退してしまった状況ではもうAC/DCも終わりだと思っていたからです。しかし、ブライアンとフィルが復帰し、笑ってしまうほど変わらないAC/DCが帰ってきました。素晴らしきワンパターンに乾杯!です。楽曲も全曲アンガス&マルコム・ヤングの作となっています。

  10. Jimmy Johnson - Every Day of Your Life (Delmark DE 861)
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    なんと18年ぶりの新譜。91歳になったジミーは、歌もギターも生き生きとしていて、かつてと変わりないのが凄いです。こんなに元気なのになぜ今まで作品を出さなかったのだろうと不思議になるほどでした。全9曲中5曲が書き下ろしの新曲であるところからも、やる気を感じさせます。


以上、陶守正寛の選ぶ2020年ベスト・アルバム10選でした。来年はどんな音楽と出会えるのでしょうか。それより早く平常の生活に戻ってほしいですね。
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