2009/6/26

そんなに皆韓国、中国が嫌いなのでしょうか?  個人ニュース

インターネットを見ていて日頃から気になることがあります。
それは、目に余るほどの韓国、中国に対する誹謗・中傷があふれかえっていることです。

まぁ、インターネットが普段言いにくい鬱憤のはけ口として利用されているのは、他の分野でもそうだし、今に始まったことでもないのですが、裏返せば、それだけ我々の隣国に対しての鬱憤がたまっているということで、これは不幸なことですね。建設的な問題提起というレベルならばいいのですが、どう考えても、多くは単なる罵倒でしかありません。韓国メディアのオンライン日本語版(中央日報など)は、読者が書き込みできるようになっていますが、あそこに書き込まれる恐らく日本人によるものであろうコメントなどは、あまりに酷く、同じ日本人として恥ずかしくなります。

日本と韓国、中国との感情的軋轢は以前からあるけど、ここ10年くらいのものは、戦時中から引きずっているものとはまた違うように思えてなりません。

日本社会の内部の閉塞感、我々の日常の心のゆとりがなさが、どこかへはけ口を求めているのかなぁなんて思います。

どんなに嫌ったって、罵倒し合ったって隣国であることは変わらない訳だから、どうやったら仲良くできるか、どうやったらお互いのためにいいかを考えた方がいいのではと強く思うんですがね。もちろんこれは相手にも言えることなんですが。

個人的には、中学時代にロサンゼルスの中学校の外国人向けクラスで多くの韓国人と接して以来、朝鮮半島と日本の関係について特に強い関心を持ってきました。彼らがなぜ、そこまで日本を嫌うのだろう?と最初は不思議でしたが、色々と知るにつれて、歴史問題の根の深さを知るようになりました。

今も昔もわれわれにとって大切なのは、自分たちの立場を相手に押し付ける前に、相手の立場になって事態を考えることなんだろうと思います。そういう気持ちをもって接すれば相手の態度も変わってくるのは、僕自身も実感しているところです。

嫌韓、嫌中の人々にはそういう観点が抜け落ちているように思います。
聖書の言葉ではありませんが、隣人を愛しましょう。そうすれば絶対状況はよくなるはずです。

お堅い話ですいません。
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