2009/11/4
Alec Ounsworth / Mo Beauty 新譜情報
Alec Ounsworth / Mo Beauty (Anti)
クラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤーというバンドは、聴いたことがないんですが、そのフロントマン、アレック・オンスワースの初ソロ作を聴いてみました。
オンスワースがティピティーナスに出演した際、ロスロボスのスティーブ・バーリンと意気投合。バーリンのプロデュースの下、ニューオーリンズのミュージシャンが集められ、市内のパイティ・ストリート・スタジオでレコーディングとなったというこの作品。ベースにジョージ・ポーターJr.、ドラムスがスタントン・ムーア、キーボードはロバート・ウォルター、ウォッシュボード・チャズなんかも入っていると聞けば、ニューオーリンズ・ファンなら興味が出てくるというもの。
全曲オンスワースのオリジナルで、ニューオーリンズっぽくもないんですが、オンスワースの甲高くちょっぴりエキセントリックな歌声を鉄壁のリズムセクションが固め、緊迫感のあるロックアルバムに仕上げています。ボーネラマのメンバーによるホーンが入ってくる曲あたりは、やはりどことなくニューオーリンズっぽい雰囲気も感じますね。面白いコラボレーションだと思います。
Los Lobos /Goes Disney (Walt Disney)
スティーブ・バーリンと言えば、ロスロボスも久々に新作を出しました。
なんと驚きの全曲ディズニー関連の企画ものです。何だかなぁと思いながらプレイヤーにセットしてみると、あらまこれまた摩訶不思議。誰でも知っている1曲目の"Heigh-Ho"(白雪姫の七人の小人が歌う「はいほーはいほー、仕事がすんだ」ってやつね)からして、もうロスロボス流ロックに生まれ変わっています。やられました。
僕自身20年以上彼らを聴き続けているからってこともあるでしょうが、有名なディズニーの曲ばかりなのに、どれをとってもロスロボスにしか聴こえないのが不思議。特に最後のメドレー"When You Wish Upon a Star/It's a Small World Pinocchio/"it's a small world""で"La Bamba"っぽいアレンジが混ざっていたり、メキシカンポルカっぽくなっていたりして、もうにやついてしまいました。やられた。あー、やっぱりロスロボスって最高です。
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