2007/10/13
ファッツ・ドミノのトリビュート・アルバム 新譜情報
Goin' Home - A Tribute To Fats Domino
http://www.amazon.co.jp/Goin-Home-Tribute-Fats-Domino/dp/B000V7UN7M/ref=sr_1_2/249-6463863-0670728?ie=UTF8&s=music&qid=1192202741&sr=8-2
最近このアルバムにはまっています。毎日のように聴いてる。いいんだなぁこれが。
豪華アーティストが2枚組でぎっしり。トリビュート盤にありがちなパターンだけど、ただ人を集めたっていう感じじゃないんだよね。人選もアレンジもよく練られていて飽きない。
レニー・クラヴィッツの"Whole Lotta Loving"なんて目からウロコでしたよ、ほんと。もうサイコー!レ二クラは全然ニューオーリンズっぽいわけでもないけど、彼とリバース・ブラス・バンドを組み合わせてニューオーリンズっぽいグルーヴを生み出しています。ここにJB'sの3人まで加わって、めちゃファンキー。
ロバート・プラントとリル・バンド・オ・ゴールドの組み合わせっていうのも誰が思いついたのかねー。でも、結構絶妙です。あとは、トゥーツ&ザ・メイタルズの"Let The Four Winds Blow"ももろトゥーツに生まれ変わっていました。カントリー・ロードをレゲエにしていたのと似た感じです。
ランディ・ニューマンのやった"Blue Monday"は基本的にはファッツと似たような感じでやっているのに、どう聴いてもランディ・ニューマンの曲に聴こえるところがすごい。ひとつひとつ言っていると切りがないほど、どれも聴きどころ満載です。
ひとつ腑に落ちないのは、なぜジョン・レノンのトラックが1曲目に来ているのかってこと。アルバムの1曲目って言ってみればそのアルバムの顔のようなトラックです。他の曲は皆新録なのに、なぜここにこんな古い録音が入れられているのでしょうか。どうも浮いています。これがトップに来ていることで、トラックリストをみてただの既出もののコンピと勘違いする人もいるのではないかな。ジョンの演奏の演奏はいいけど、こういう入れ方はちょっと損をしてると思うなぁ。
でも、それはおいといても、充分お腹いっぱいのアルバムです。
ちなみに僕はタワー・レコードで買いました。アマゾンより安い2,825円でした。
ファッツ、みたいなぁ。
0