2021/8/18

ニューオーリンズのジャズフェスが今年も中止に  ニューオーリンズ

ニューオーリンズのジャズ&ヘリテッジ・フェスティバルが中止になってしまいました。10月8日から17日まで、2週に渡って開催の予定でした。元々春に予定されていたものが秋に時期を変更した挙げ句中止。昨年と全く同じパターンを辿ってしまいました。

昨年とは異なり、今年は6月頃までは米国ではワクチン接種も進み、楽観的な雰囲気も広がっていました。ニューオーリンズでもイベントのキャパ緩和でライヴ・ハウスの営業が徐々に再開し、5月末にはセカンドライン・パレードも復活しました。

その後全米でのデルタ株広がりとともに状況は一変、感染は再拡大の局面に。ジャズフェスのキャンセルが発表された8月8日の翌日には、ルイジアナ州で確認された新規感染者は6,100人にのぼったとのことです。コロナのワクチンに対する是非が政治的な問題になっていることはよく言われていますが、ルイジアナ州は州全体としてはワクチン否定派が多い共和党の牙城。今日8月17日現在でもニューヨーク州やカリフォルニア州では1回接種を済ませている人が65%を超えているのに対し、ルイジアナ州では47%にとどまっており、それも中止の要因の一つになったと言われています。(ニューオーリンズを含むオーリンズ郡では60%程度とだいぶ高いのですが。)

7月の時点で、出演予定者の日割りも発表されていました。2019年にミック・ジャガーの入院によって中止になってしまったローリングストーンズが再び組まれ、主催者には今度こそ!という思いがあったと思います。しかし、今回も流れてしまいました。ストーンズはジャズフェスが中止となる寸前に、チャーリー・ワッツが健康上の理由により今回のツアーに参加しないことが発表されていました。感染再拡大により、ストーンズの今回のツアー自体も場合によっては危なくなるかもしれませんね。

ジャズフェス中止の発表から6日後、同じく10月に開催される予定だったフレンチクオーター・フェスティバルも中止が発表されました。このフェスも元々4月だったものが10月に移動していたものでした。10月に毎年開催されているヴードゥー・フェスティバルも6月の時点で早々に中止を発表しています。

一方、8月のサッチモ・サマーフェスは予定通り開催されたようです。

観光と音楽を売りにしているニューオーリンズにとって、大きなフェスの相次いでの中止は痛手であることは間違いないと思います。

いずれのフェスも2022年の通常開催を目指して動いているようです。今後の感染症の状況は予断を許しませんが、何とか無事開催できますように。
日本でも、オリンピックが感染爆発の中で開催され、まもなくパラリンピック、フジロック、スーパーソニックなどのイベントが控えています。それぞれ開催には賛否があると思いますが、大変なことになりませんように!本当に祈っています。
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2021/7/17

取り消されたノミネーション  ブルース

今年3月の話ですが、2021年の米ブルース・ミュージック・アワードのケニー・ウェイン・シェパードのノミネーションの取り消しが発表されました。これは、過去に彼が南軍旗をあしらった車やギターを使用していたことを問題視した措置でした。ご承知の通り、南軍は南北戦争で敗退するまで奴隷制を推し進めたことで知られています。

アワードを主宰するブルース・ファウンデーションの人種差別ステートメントでは「あらゆる形式の人種差別的表現を明確に非難する」としており、ケニー・ウェインはこれに反する行為を行ったというのがその理由です。ファウンデーションの毅然たる姿勢を称賛する声も上がりましたが、僕は釈然としないものが残りました。本当にそれでいいのか、と。

もちろん、人種差別は許してはならないことです。差別的行為には声を上げていくことは絶対に必要だと思います。

しかし!です。今回のファウンデーションの対応にはいくつかの点で問題があると考えています。

まず、ケニー・ウェインが人種差別的意図があったのかという問題です。問題の車とギターは、1980年代の人気アクション・コメディ番組「The Dukes of Hazzard(邦題:爆発!デューク)」に登場する車を模したものでした。本人によると彼は番組の大ファンだったと言いますが、南軍旗が問題があると気づいてからは使っていないとのことです。ギターに関しては、自動車メーカーのドッジから贈呈されたものであり、そもそも一度もステージでは使用したことないそうです。

近年BLM運動などにより、南軍関連のモニュメントや旗が相次いで撤去されてきているのは事実ですが、これは本当に最近の話です。昔から問題視する声はありましたが、「爆発!デューク」が全米で人気番組だったことからも判る通り、そういう認識が一般的だったとは言えません。

ケニー・ウェインが黒人の音楽文化に敬意を持っていたことはこれまでの活動を見れば十分わかります。彼自身も今回の取り消しに対し、人種差別には反対であることを表明し、意図せず傷つけてしまった人たち対し謝罪もしています。

どう考えても彼に人種差別的意図があったとは思えません。「爆発!デューク」の車の問題を語らずして、ケニー・ウェインに非を押し付けるのは矛先が違うように思います。

また、もう一つの問題は、今年のノミネーション取り消しの理由に、昔の話を持ち出していることです。過去1年の彼の行動を問題としているのならば取り消しも理解できなくもありません。しかし、そうではないということは筋が通りません。彼の今後の態度に関わらず、永久追放しようということでしょうか。彼はそこまでの措置を受ける悪事を働いたのでしょうか?

僕には彼がスケープゴートにされているようにしか見えません。

さらに言えば、彼は過去2008年と2011年にブルース・ミュージック・アワードを受賞しています。彼の車やギターが制作されたのは2004年のことだそうですから、いずれもその後です。それには触れず今回ノミネーションを取り消すのはおかしくないでしょうか?

今回、ケニー・ウェインのノミネーション取り消しと同時に、ファウンデーションは、組織の役員だった彼の父親ケンの辞任も求めたそうです。この対応も腑に落ちません。なぜ、父親であるというだけで辞任なのでしょうか?彼は2020年12月に新しく役員になったばかりだったそうです。実際に顔を合わせての役員会はまだ一度も出たことがなかったとのことです。彼は「なぜ自分を辞めさせるのか全くわからない」とコメントしています。

僕は人種差別に反対する運動は基本的に全面的に支持しますが、これはちょっと違うんでないの?そう思うんです。

ケニー・ウェインは非常に人気があるので、ノミネーションが取り消されてもさほど影響はないのかも知れません。しかし、このように歪んだ考え方でアーティストが非難されることを看過できません。ブルースの世界では権威のあるブルース・ミュージック・アワードだけに、いっそう強くそう思います。

参考までに、ケニー・ウェインはブルース・ロック・アーティスト部門にノミネートされていましたが、結局この部門の今年の勝者はマイク・ジトでした。彼にはもちろん罪はありません。おめでとうございます。
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2021/7/13

マディ・ウォーターズ初期の未発表ライヴ音源リリース  ブルース

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Muddy Waters Live in Los Angeles 1954
(GNP Crescendo GNP9057)

凄いものが出てしまいました。マディ・ウォーターズの完全未発表のライヴ音源です。何が凄いかって、レコーディングされたのは1954年9月25日、これまでブルースのライヴ・アルバム先駆けと言われていたマディのニューポートでのライヴ盤(1960年)よりも6年も早いのです。時間は20分弱。短いですがフェスティバルでの演奏なので、恐らくこれで全部なのでしょう。

リリース元はGNPクレッシェンド。10インチのアナログ・レコードのみのリリースです。今のところ日本国内で売っているショップはなく、下記2つのサイトでのみ購入できます。(販売状況については末尾の追記参照ください)
http://store.gnpcrescendo.com/new/product_info.php?cPath=36&products_id=273
https://bluebeatmusic.com/product_info.php?products_id=23928

1960年代以降はマディもロック・ミュージシャンにもカバーされ、ヨーロッパにしばしば出かけるなど活動の幅を広げましたが、そういう時代よりもだいぶ前です。まだ30代と若く、ギラギラしています。

【収録曲】
Baby Please Don’t Go (スタジオ録音日:1953年5月4日)
Hoochie Coochie Man (スタジオ録音日:1954年1月7日)
I Just Want To Make Love To You (スタジオ録音日:1954年4月13日)
I’m Ready (スタジオ録音日:1954年9月1日)
-Interview-
Oh Yeah (スタジオ録音日:1954年4月13日)

代表曲を中心に上記5曲をやっていますが、これらの5曲のうち4曲はこの1954年にレコーディングされています。残る1曲”Baby Please Don’t Go”も前年の1953年レコーディング。つまり、僕らがブルースの古典として知っているこれらの楽曲が出来立てほやほやの新曲として演奏されているんですよ。それだけでもわくわくしませんか?特に”I’m Ready”に至っては、このライヴの僅か24日前にレコーディングされています。

メンバーは、スタジオ・レコーディングの面々が中心となっていますが、異なるのは、ハーモニカ。レコードではいずれもリトル・ウォルターですが、ここではジョージ・スミス(リトル・ジョージ)がプレイしているのです。彼は何度かマディのバンドを出入りしていますが、これは恐らくマディのバンドに最初に入った直後だったのではと思います。彼が参加したマディ名義のスタジオ・レコーディングは残っておらず、その意味でも貴重な音源です。

【メンバー】
Muddy Waters – vocal, guitar
Jimmy Rogers – guitar
Little George – harmonica
Otis Spann – piano
Elgin Evans – drums

場所はロサンゼルスのシュライン・オーディトリアム。アカデミー賞の授賞式にも使われた今も現役の歴史ある大ホールです。GNPクレッシェンド・レーベルの創設者であり、DJ/コンサート・プロモーターとしても活躍したジーン・ノーマンが主宰したイベント「The World Series of The Blues」のヘッドライナーの一人として出演したのがマディだったのです。

ノーマンの息子ニールによると、彼は自ら主宰したコンサートをしばしばプロ機材を使ってレコーディングしていたそうで、この音源もその一つでした。その後リリースされることはなく、ノーマンの自宅ガレージに保存されているのを1990年代になってニールが発見したのだそうです。

時代が時代だけにライヴ会場でのレコーディングというのはそう簡単ではなかったはずです。マディのヴォーカルとオーティス・スパンのピアノが前面にはっきりと聞こえ、他の楽器と客席の音は奥まっている感じで、音のバランス的にはよいとは言えません。恐らく、そんなに何本もマイクは使わなかったのでしょう。

しかし、音質は非常にクリアです。マディの気迫のヴォーカル、そして前のめりにガンガン弾きまくるスパンのピアノに完全にノックアウトされてしまいました。まさに彼らの全盛期のサウンド、それがライヴの熱気の中で展開されているのです。

ベーシストはいません。スタジオ盤ではイントロのベースが印象的な”I Just Want To Make Love To You”はジミー・ロジャーズがギターでそのパートを弾いているようです。スタジオ盤ではリトル・ウォルターのプレイがまったりと響き、曲の主導権を握っている感がありますが、ここではオーティス・スパンが存在感を示しています。特に彼とジョージ・スミスが煽りあうように盛り上げるソロ部は必聴です。

マディはスライド・ソロは弾いていませんが、”Baby Please Don’t Go”でメロディ・ラインをなぞったリードを弾いているのがマディでしょうか。その後ろでガッカガッガとリズムギターが響いていますので、そちらがジミー・ロジャーズかな。全体的にロジャーズは、スタジオ盤に忠実にプレイしている印象です。

“Interview”とあるのは実際にはインタビューというほどのものではなく、メンバー紹介です。ジーン・ノーマンがマディを紹介し、マディが各メンバーを紹介しています。

短い音源ではありますが、短いゆえに聴きだしたら止まらず、僕はもう無限ループで聴いてはまっています。マディもバンドも脂が乗っています。これが今リリースされること自体奇跡と言えるでしょう。せっかくの音源なので、願わくばもっと聴きやすいCDやダウンロードでも出てほしいです。聴かないと損ですよ、これ。

尚、この晩のイベントには他にギター・スリム、ジョニー・ギター・ワトソンも自分のバンドで出ているようです。そっちはレコーディングしなかったのかなぁ?聴いてみたいんですけど。晩年はボロボロだったと言われるスリムですが、1954年と言えば最大のヒット曲”Things That I Used to Do”をリリースした年。悪いはずがありません。

などと妄想も膨らむ新リリースでした。

マディと言えば、彼が長年住んでいたシカゴの家を今年になってシカゴ市が歴史的建造物に指定する方向で動き出したというニュースも入ってきました。以前からこの家をミュージアムにする計画があり、一時は頓挫しかかっていましたが、これが追い風になるのかもしれませんね。シカゴの新たな観光名所になったら素晴らしいですね。

[2021/10/14追記]
「日本国内で売っているショップはなく」と書きましたが、8月になってから名古屋のWalter's Jukeさんが販売を始めました。海外から購入するよりも若干お安く買えますし、待つ時間も短く済みそうです。何度か再入荷もしているようです。タワーレコードのオンラインショップでも販売されています。
このレコードについては、10/25発売のブルース&ソウル・レコーズ162号で大きく取り上げられています。内容について詳しく知りたい方はそちらもどうぞ。
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2021/6/30

Irma ThomasとJon Clearyの新譜  ニューオーリンズ

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先日到着したアーマ・トーマスとジョン・クリアリーの新譜。レコード・プレーヤーが故障してしまって聴けていなかったのですが、この度プレーヤーを新調し、やっと聴くことができました。

これはニューヴェル・レコードというレーベルの「ニューオーリンズ・コレクション」としてリリースされた4枚の中の2つです。LPレコード直販のみのリリースです。本当はあと二つ(エリス・マルサリスとリトル・フレディ・キング)も聴きたかったのですが、1枚60ドルとあまりにも高価でとりあえず2枚だけにしておきました。いずれもコロナ感染拡大直前にレコーディングされた新録アルバムです。

いずれも凝ったことはしていないものの、丁寧な音作りで、充実した内容です。

Jon Cleary / So Swell (Newvelle NVN003)
https://www.newvelle-records.com/collections/shop-newvelle/products/nvn003-jon-cleary
ジェイムズ・シングルトン(b)とジョニー・ヴィダコヴィッチ(ds)という鉄壁なジャズのリズム・セクションに加え、ベテランのサックス奏者、ジェイムズ・リヴァーズも参加し、安定したサウンドを聴かせます。曲はリー・ドーシーの”Lottie Mo”やジム・リーヴスの"I Get The Blues When It Rains”など過去の来日公演でもやっていたカヴァーが中心で、冒険するようなところはないですが、ノリノリです。ヒューイ・スミスの”Tu-Ber-Cu-Lucas and the Sinus Blues”も楽しさ一杯です。彼にこういう曲をやらせると天下一品ですね。

Irma Thomas / Love Is The Foundation (Newvelle NVN001)
https://www.newvelle-records.com/products/nvn001-irma-thomas
アーマ・トーマスは、2008年の「Simply Grand」を最後にラウンダーとの契約が切れたようで、以後シングルやベスト盤が若干あっただけで、新作アルバムは出ていませんでした。それだけに特に期待が高まりました。

多少声がざらついているのを感じますが、彼女の深みのある歌声は健在。もう今年80歳という大ベテランとなりましたが、流れた歳月が歌声に出ているというか、非常に円熟しています。特に”So Long”などバラードに心を動かされます。ここにもジョニー・ヴィダコヴィッチ(ds)が参加していますが、コンガではプロフェッサー・ロングヘアと活動していたことで知られるアルフレッド“ユガンダ”ロバーツも参加しており、華を添えています。彼は昨年5月に亡くなっており、恐らくこれがレコーディングとしては最後なのではと思います。

全体的にしっとりとした選曲が多く、大人しい感じなので、欲を言えば、もう少しアップテンポやブルージーに攻めてもよかったかなという気もします。

ジョン・クリアリーの方も音は非常にクリアで、ジャジーな空気を感じますし、アーマの方も音の仕上がりはジャズ寄りです。この音の仕上がりはレーベルの色なのでしょうね。でも、本人の個性を殺すようなものではありません。

せっかくリリースとなった新譜ですが、限定的な配給なので知らない人も多いのではと思い、紹介させてもらいました。LPレコードは分厚いゲイトフォールドのスリーヴに入っていてジャケットの写真も美しく、そのまま額装したいくらいです。LPはなんと透明な盤でこれはレコードの溝が見えにくく、途中の曲から聴きたい人には難儀な盤でしょう。明るくても殆ど見えないので、DJさんは苦労するかも。

リリースは嬉しいのですが、ファンに手が届きにくいリリース形態は残念です。限定盤なので、興味のある方はお早めに入手することをお勧めします。僕もあと2枚、どうしようかなぁ。エリス・マルサリスはレコーディング直後にコロナで亡くなっており、ニューヴェルの新譜がラスト・アルバムになってしまいました。

Ellis Marsalis with Jason Marsalis / For All We Know (Newvelle NVN004)
https://www.newvelle-records.com/collections/shop-newvelle/products/nvn004-ellis-marsalis-with-jason-marsalis

Little Freddie King / Going Upstairs (Newvelle NVN002)
https://www.newvelle-records.com/collections/shop-newvelle/products/nvn002-little-freddie-king
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2021/6/29

東京オリンピックと二重基準  政治

東京オリンピックまで3週間余り。首都圏でのコロナの状況は危うくなる一方ですが、関係者の動きを見ていると、このまま本気で開催するつもりなのでしょう。僕は反対の声を収めるつもりはありませんが、強行された場合、悲劇的なことが起きないよう祈るばかりです。

まだ政府やオリンピック実行委員会の人たちは、安心安全と念仏のように繰り返しています。まるで安全に行うための道を示すこともなく。先日のウガンダ選手団への対応のずさんさには開いた口が塞がらなかったです。高々9人でこの状況。この先が思いやられます。

色々な意見が飛び交っていますが、僕がどうしても解せないのは、国内のスポーツやライブ・イベントの開催は支持するくせにオリンピックに反対するのは二重基準だという意見です。

朝日新聞社がオリンピック中止を主張すると、「ではオタクで主催している高校野球はいいのか?」と来る。

そういう人に聞きたいです。現在国内で行われているイベントで東京オリンピックの規模と参加国数を持ったものがあるのか、と。

高校野球も含め、現時点で開催されているイベントの殆どは国内で完結しています。世界中から大勢のアーティストや観客が集まることで知られるフジロックでさえも、今年は海外からのアーティストは一切呼んでいません。

そんな中でも観客数を制限したり、中止に追い込まれたりしているのがイベントの現状でしょう。
だから声を大にして言いたいのです。

なぜオリンピックだけは特別なの?

特別な訳がありません。特別扱いにして人々の生命を危険にさらす権利などIOCにも政府にもありません。二重基準を言うのであれば、国民の生命が第一と言いつつ、感染が拡大しても開催に突き進む政府の方がよっぽど二重基準でしょう。彼らにとっての本当の第一は金ですよ。人の命は「大したことにならなければいいな」程度にしか考えていないからこんな対応になるのです。

東京オリンピック規模のロックフェスとか、今そういうものがあれば僕は当然反対します。でもそんなのはありません。元々あり得ません。

一方で、零細なライブハウスやミュージシャンたちには、満足にライブを行うことができない日々が続いています。僕は彼らが感染対策に気を付けながら活動をしていくのを応援します。オリンピック反対とそれは全く矛盾しないはずです。これが二重基準だというのであれば、どこがどう二重基準なのか、説明してほしい。

今東京オリンピックをやっても本当に問題がないのであれば、昨年から完全に止まっている来日公演もどんどんやったらいいんです。

そっちは止まったままなのにオリンピックは何が何でもやる。これこそ、本当の二重基準です。
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