2020/4/30

BLUES & SOUL RECORDS 153号発売  BSR誌

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ブルース&ソウル・レコーズ誌の最新号、153号が発売になりました。今回からロゴを一新しイメージを変えています。旧ロゴは2007年6月発売の76号から使っていたものでしたので、かなり久しぶりのイメチェンですね。それと同時に、本誌のウェブページのURLも変更になっています。

今回の特集はサム・クックです。これはサムが1957年から1960年にかけて残したKEENレーベルのボックスが出たのを機にした特集です。サムの特集は68号以来となります。この号と次号の2回に渡る大特集です。KEENレーベルを完全な形でカバーしたCDは過去にも出たことがありますが、今回のものはそれより格段に音がいいそうです。買わねば、、、と思ったらこれ限定版なんですね。既にオンラインではアマゾンやタワーなどでは在庫がないようです。うー。

まー、それはさておき、この特集、サムの歩みを振り返るサム・クック・ストーリーからアルバムやシングルをカラー写真入りで取り上げたガイドなどかなり力の入った特集です。

この他、巻末にはいつものライヴ・イベントのリストが掲載されていますが、これは4月6日時点での情報。コロナ自粛の中、その後多くのイベントがキャンセルになっています。淋しい限りですが、早い再開を期待したいと思います。

この号では、僕はヘンリー・グレイの追悼記事と海外ニュースを書きました。よかったら読んでみてください。

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BLUES & SOUL RECORDS NO. 153
2020年4月25日発売
定価: 1,600円+税
https://bsrmag.com/magazine/bsr153/

★ しなやかに、果敢に跨いだ越えるべき境界線 サム・クック・ストーリー Part 1
★ 今こそとらえ直すべき“キーンのサム”
★ サム・クックのアルバム [キーン編]
★ サム・クックのシングル [スペシャルティ/キーン編]
★ CDセット『The Complete Keen Years: 1957-1960』
★ 教会をひっくり返した若き継承者 ソウル・スターラーズ時代のサム・クック
★ ソウル・スターラーズのアルバム[スペシャルティ期]
★ サム・クックの良き理解者 J.W.アレグザンダー
★ サムをポップ・フィールドへと導いた男 バンプス・ブラックウェル
★ キーンと関連レーベルのシングル
★ フェイマス/アンデックス・アルバム・ガイド
★ サムを助けたギタリスト/アレンジャー ルネ・ホール

【付録CD】You Send Me: The Legacy of Sam Cooke
サム・クックの人気曲のカヴァーや、サムの遺産を受け継いだシンガーたちを収録。

1. JESSE BELVIN: You Send Me
2. JESSE BELVIN: Summertime
3. L.C. COOKE: Do You Wanna Dance
4. L.C. COOKE: I'll Wait For You
5. Z.Z. HILL: Have Mercy Someone (aka Somebody Have Mercy)
6. Z.Z. HILL: Nothing Can Change This Love (I Have For You)
7. CLAY HAMMOND: Do Right Woman
8. CLAY HAMMOND: I'll Make It Up To You
9. THE SIMS TWINS: I've Got To Win Your Love (For Me)
10. THE SIMS TWINS: Bring It On Home Where You Belong
11. WILLIE ROGERS: Tennessee Waltz
12. WILLIE ROGERS: That's When I'll Stop Loving You

【その他の主な記事】
● ジョン・リー・フッカー発掘音源出る
● 世界初CD化多数! T.K.レコーズ再発シリーズ9タイトル
● 注目作をじっくり鑑賞する「語りたい逸品」コーナー
 *書籍 日暮泰文 著 『ブルース百歌一望』
 *CD 『STUFF / ROLLING COCONUT REVUE JAPAN CONCERT 1977』
 *LP 『JMMY SWEENEY / WITHOUT YOU』
 *CD 『NAT KING COLE / HITTIN’ THE RAMP: THE EARLY YEARS』
● [追悼]ヘンリー・グレイ
●[新作アルバム・リヴュー]ロバート・クレイ/サニー・ランドレス/J.P.ロビンソン/トンプソンズ 他

【連載】
☆ 永井ホトケ隆 新連載「Fool’s Paradise」スタート!
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦
☆ フード・フォー・リアル・ライフ 〜歌詞から見るブルース&ソウルの世界/中河伸俊
☆ 小出 斉の勝手にライナーノーツ「SAM MYERS / Down Home In Mississippi」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.82 「Fuller / Tigertown」
☆ ゴスペル・トレイン「ブラザー・セシル・ショウ」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.229/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルが流れる店/轟美津子
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント/来日公演情報ほか
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2020/2/29

BLUES & SOUL RECORDS 152号発売  BSR誌

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ブルース&ソウル・レコーズ、2月25日発売の最新号(152号)は、Tボーン・ウォーカー特集です。考えてみたら、当サイトではTボーンの話題は殆ど出たことがなかったですね。でも、嫌いなわけじゃないんですよ。というかもう最高です。やはり、モダン・ブルース・ギターの基礎を作った人ですからね。B.B.キングもゲイトマウス・ブラウンもTボーンがいなかったら、別物になっていたかもしれません。

12ページを費やしたTボーンのディスク・ガイドはジャケットがカラーで紹介されていて眺めているだけで楽しい。彼の代表曲Stormy Mondayのカバー・バージョンに焦点を当てた少々マニアックな記事もあります。付録CDはTボーンが活躍した40年代から50年代のスウィング感あふれるブルース&ジャズを収録。

僕は今回新譜リヴューコーナーのトップの「今月の特選盤」コーナーでジミー・ジョンスンのデルマークから出た新譜「Every Day Of Your Life」を紹介しています。ジミー・ジョンスンはもう91歳。18年ぶりに出たこの作品。年齢を全くと言っていいほど感じさせない生き生きとした音に驚かされます。まだ、この人にこんな力が残っていたなんて、嬉しい限り。

本号ではデルマークの協力も得て、4ページに渡るジョンスンへのインタヴューも掲載されました。1970年代にオーティス・ラッシュと一緒に初来日したときのこともしっかり覚えているらしいですよ。すごいなぁ。

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BLUES & SOUL RECORDS NO. 152
2020年2月25日発売
定価: 1,600円+税
https://bsrmag.com/magazine/bsr152/

表紙 Tボーン・ウォーカー


B.B.キングとチャック・ベリーが憧れた人、その事実だけでもTボーン・ウォーカーの大きさがわかるだろう。1940年代からの一連の録音で、ようやく普及しだしたエレクトリック・ギターを大胆に用い、ブルース名作を多数生み出したTボーンは、「モダン・ブルース・ギターの父」と称されるようになった。彼の作となる〈コール・イット・ストーミー・マンデイ〉は今も歌い継がれるブルース・スタンダードとなった。生誕110年、没後45年、Tボーンのブルースはどこまでも鳴り響く。

★ Tボーン・ウォーカー・インタヴュー1972〜音楽との出会いから、代表作〈ストーミー・マンデイ〉、ブルース観まで貴重な証言の数々を完全収録
★ アルバム・ガイド〜初期重要作を収録したヴィンテージ・オリジナル盤から新機軸を見せた晩年のアルバム、客演作まで
★ 名曲〈ストーミー・マンデイ〉徹底研究〜永遠のブルース・スタンダードの魅力に迫る
★ ブラック・ミュージックの太い幹〜Tボーンが拠点としたLAセントラル・アヴェニューに集った傑物たち
★ ピー・ウィー・クレイトン〜Tボーンが呼び覚ましたワイルド・ギタリスト
★ ロイ・ゲインズ〜“Tボーン愛”を抱き続けるファンクも自在のギタリスト

【付録CD】Central Avenue Drag
Tボーン・ウォーカーが拠点としたロサンゼルス。そこで黒人エンタテインメントの大動脈だったのが、多くのクラブや劇場を並んだセントラル・アヴェニューだった。Tボーン人気絶頂期と重なる1940〜50年代にかけてロサンゼルスで録音されたブルース&ジャズを収録した本CDは、Tボーンとの共演もあるミュージシャンが多数参加。ステージ上でTボーンと「バトル」を繰り広げた名シンガーや、モダン・ジャズ巨人のセッション参加作も収録。

1. HAPPY JOHNSON SEXTETTE: B Splat
2. GENE PHILLIPS & HIS RHYTHM ACES: Big Fat Mama
3. WYNONIE HARRIS: Wynonie's Blues
4. JOHNNY OTIS & His Orchestra (vocal by LITTLE ESTHER): I Gotta Guy
5. DUKE HENDERSON: Fool Hearted Woman
6. RABON TARRANT with JACK McVEA: We're Together Again
7. PETE JOHNSON: Central Avenue Drag
8. THREE BITS OF RHYTHM: Root Beer Sizzle Sazzle Sizzle
9. THE HERB FISHER TRIO: Don't Want Nobody Else
10. PEE WEE CRAYTON: Central Avenue Blues
11. JIMMY WITHERSPOON: I Done Found Out
12. CHARLES BROWN (JOHNNY MOORE’S THREE BLAZERS): So Long

【その他の主な記事】
●[インタヴュー]ウルトラエミ (EMILAND)「今だから生み出せる楽曲や歌詞はありますね」
●[インタヴュー]ジミー・ジョンスン〜91歳にして充実の新作を発表したシカゴのバー・ルーム・プリーチャー
●[追悼]ウィー・ウィリー・ウォーカー
●[追悼]ジャッキー・ムーア
● マラコ・ディフィニティヴ・コレクション最新11タイトル

● 注目作をじっくり鑑賞する「語りたい逸品」コーナー
 *CD『BLINKY / Heart Full Of Soul』
 *CD『V.A. / Move On Up: The Songs Of Curtis Mayfield』
 *CD『V.A. / Land Of 1000 Dances: The Rampart Records 58th Anniversary - Complete Singles Collection』
●[新作アルバム・リヴュー]ジミー・ジョンスン/ノース・ミシシッピ・オールスターズ/シュガー・ブルー 他

【連載】
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦
☆ フード・フォー・リアル・ライフ 〜歌詞から見るブルース&ソウルの世界/中河伸俊
☆ 小出 斉の勝手にライナーノーツ「V.A. / Oakland Blues (World Pacific)」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.79 「Glades」
☆ ゴスペル・トレイン「キャントン・スピリチュアルズ」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.228/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルが流れる店/轟美津子/加藤千穂
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか
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2019/12/22

BLUES & SOUL RECORDS 151号発売  BSR誌

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Blues & Soul Recordsの151号が12月25日発売となります。今年はモータウン・レコードの創立50周年ということで今回の特集はモータウンです。なんだかんだで、モータウンの存在はあまりにも大きいので、多かれ少なかれソウル・ファンはもとよりロック・ファンもブルース・ファンもある程度は通る道ですよね。僕もシュプリームズ、マーヴィン・ゲイ、スモーキー・ロビンソンなどなど、色々お世話になりました。今一度、このレーベルの名作を振り返るいい機会かもしれないですね。

その他、アリサ・フランクリンの1972年のLAの教会でのライヴを収録した映画「Amazing Grace」の記事も。これは僕も見ましたが、もう圧倒的な迫力でした。

僕は今回「ブルース&ソウルが流れる店」コーナーで熊本のブルース&ソウル・バー、Yazooの紹介記事を書かせてもらいました。南阿蘇のフェス、カントリー・ゴールドを見に行った際に訪れたお店でその居心地のよさにすぐにファンになりました。

あと、ロッキン・ジョニー・バーギンのライヴ・アルバムの紹介記事も書きました。これはチャーリー・マッスルホワイトもゲスト参加した充実作でした。

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BLUES & SOUL RECORDS NO. 151
2019年12月25日発売
定価: 1,600円+税
https://bsr.excite.co.jp/magazine/bsr151/

表紙 スプリームズ
2019年に設立60周年を迎えたモータウン・レコード。6号連続でお届けする記念特集の最後は巻頭特集です。今も活動を続ける名門レーベルが一気に世界的レーベルへと駆け上がったのは、1959〜67年に焦点を当てた特集になります。若く魅力あるシンガー、優れたソングライター、実力者の揃ったミュージシャンたち、彼らが一体となって永遠に輝きを失わない「新しいポップス」を生み出したこの時期のモータウンに迫ります。

★ アルバムから見るモータウンの歩み 1961-67/重要アルバム69枚をガイド
★ ワークショップ・ジャズ/短命に終わったモータウンのジャズ・レーベル
★ モータウンは一日にしてならず/失敗を糧にするベリー・ゴーディJr.の選択
★ モータウンのマジカルなサウンド
★ モータウンにまぶしいほどの輝きをもたらしたソングライター・チーム、H-D-H
★ 連載「フード・フォー・リアル・ライフ 〜歌詞から見るブルース&ソウルの世界/中河伸俊」拡大版 “I Second That Emotion”
★ モータウン重要“裏”人物伝[6]アール・ヴァン・ダイク/モータウン・サウンドの統率人
★ 本誌ライターが選ぶ! モータウン・プレイリスト[7] セレクト/鈴木啓志

【付録CD】Love Is Gonna Get You
1960年代半ばに絶頂を迎えた「モータウン・サウンド」。それに追随するようにアメリカ各地で「モータウン様式」の曲が登場した。本CDにはアメリカ西海岸のレーベル、モダン/ケントに残された音源から、「モータウン・サウンド」を思わせる60年代ソウルの傑作を収録。モータウンとも関係深いソングライター、ウィリー・ハッチ、マーク・ゴードン、フランク・ウィルスンらの曲も収録。

1. PEGGY WOODS: Love Is Gonna Get You
2. JACKIE DAY: Before It’s Too Late
3. THE IKETTES: I’m So Thankful
4. WILLIE HUTCH: Your Love Has Made Me A Man
5. THE SWEETHEARTS: This Couldn’t Be Me
6. MARY LOVE: Let Me Know
7. WILLIE HUTCH: I Can’t Get Enough
8. THE IKETTES: Can’t Sit Down ‘Cos I Feel So Good
9. MARY LOVE: I’m In Your Hands
10. PEGGY WOODS: You Better Be Good
11. THE SWEETHEARTS: No More Tears
12. JACKIE DAY: Oh, What Heartaches

【その他の主な記事】
●[インタヴュー]小池杏奈&優奈(WAY WAVE)「力を抜いて心地よいグルーヴを出したかったんだよね」
●[インタヴュー]八反田友則「“闇でもあり光でもある”、それが“ブルース”」
● スワンプ・ポップのゴッドファーザーは健在! ウォーレン・ストーム自伝&最新作
● 注目作をじっくり鑑賞する「語りたい逸品」コーナー
 *DVD『Amazing Grace / Aretha Franklin』
 *CD『James Brown / Live At Home With His Bad Self』
 *CD『It’s The Best Stuff Yet!』
●[新作アルバム・リヴュー]ラッキー・ピータースン/ブッカー・T・ジョーンズ/ビッグ・ジャック・レイノルズ 他

【連載】
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦
☆ 小出 斉の勝手にライナーノーツ「GEORGE “HARMONICA“ SMITH」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.78 「V.I.P.」
☆ ゴスペル・トレイン「ユタ・スミス師」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.227/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルが流れる店/轟美津子/加藤千穂/陶守正寛
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか
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2019/10/29

BLUES & SOUL RECORDS 150号発売  BSR誌

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ブルース&ソウル・レコーズ誌の最新号が発売になりました。150号という節目の号です。1994年の創刊から早くも四半世紀。まだ雑誌が続いていること自体凄いことだなと思います。

本号の巻頭特集はエルモア・ジェイムズです。亡くなってから既に半世紀以上が経った彼をなぜ今更?と思わなくもないですが、編集部としては、ブルースの巨人の魅力と功績を伝える特集は繰り返し続けていく方針で、前回エルモアの特集をやった2001年から18年も経っているので、今一度ということだそうです。

個人的には初めてエルモアを聞いたのは高校生のときでしたが、結構衝撃的でしたね。それは必ずしもいい意味でではなく、ちょうど買ったアルバムがエルモアの十八番のいわゆるブルーム・スタイルの曲が立て続けに入っていて、「どれも同じ曲じゃん!」っていう衝撃が走ったのでした(笑)。でも聴き込んでいると違いがわかってくるんですよね。

スライドはもとより、エルモアは歌のインパクトもかなりのものです。今聴いてもやはりすげーのです。

僕はエルモアの記事は書いていませんが、海外ニュース欄に加え、ニューオーリンズの新譜は2つ(Johnny Sansone、Chip Wilson)紹介しました。よかったらチェックしてみてください。

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BLUES & SOUL RECORDS NO. 150
2019年10月25日発売
定価: 1,600円+税
https://bsr.excite.co.jp/magazine/bsr150/

表紙 エルモア・ジェイムズ

激しく心を揺さぶるエレクトリック・スライド・ギターと情感が溢れ出すヴォーカルで、1950年代から60年代前半までに数々のブルース傑作を残したエルモア・ジェイムズ。代表曲〈ダスト・マイ・ブルーム〉で確立したスライド・ギターのスタイルはその後多くのアーティストに継承され、1960年の〈ザ・スカイ・イズ・クライング〉はスロー・ブルース傑作としてブルース・スタンダードとなり愛されている。生誕100年を超えてなおブルース巨人として愛され続けるエルモア・ジェイムズの功績に迫る。

★ 破壊的ブルース革新者─ルーツ、ギター、その生涯
★ エルモア・ジェイムズ傑作シングル12選
★ エルモアを聴く。─録音から探る破天荒ブルースマンの姿
★ 代表曲〈ダスト・マイ・ブルーム〉徹底研究
★ エルモア・スタイルのマスターたち─ホームシック・ジェイムズ/ハウンド・ドッグ・テイラー/J.B.ハットー/ジョン・リトルジョン

【付録CD】The Resurrection Of Elmore James
1969年に編集されたアルバム『ザ・レザレクション・オブ・エルモア・ジェイムズ』をCD復刻。スライド・ギターが激しく暴れ回るインストゥルメンタル・ナンバーから、十八番の「ブルーム調」やスロー・ブルース、異色のルンバ・ブルースまで、多彩な楽曲でエルモアの魅力が楽しめるコンピレーションです。(モダン・レコード原盤)

1. Hawaiian Boogie (Version 1)
2. Quarter Past Nine
3. Sho Nuff I Do [alt. take]
4. Early In The Morning
5. One More Drink [take 1]
6. Strange Kinda Feeling [take 5]
7. Make My Dreams Come True [take 2]
8. Late Hours At Midnight
9. Elmo’s Shuffle [take 5]
10. Can’t Stop Lovin’
11. Make A Little Love
12. Hawaiian Boogie (Version 2)

【その他の主な記事】
●[インタヴュー]内田勘太郎「これからもいっぱい“いい歌”を残しておきたい」
● 歴史的ブルース・フェス開催から50年─アナーバー・ブルース・フェスティヴァル1969
50年の時を経て登場した史上屈指のブルースの祭典秘蔵音源集『Ann Arbor Blues Festival 1969』
● [モータウン60周年記念企画 6号連続掲載/第5回]
 *日本独自企画ディスコ・コンピ『MOTOWN DISCO』
 *マーヴィン・ゲイ『ホワッツ・ゴーイン・オン・ライヴ』
 *本誌ライターが選ぶ! モータウン・プレイリスト・ [岩間慎一]
 *モータウン重要“裏”人物伝・ デイヴ・ハミルトン
● なにわブルース・フェスティバル・リポート
● 12年ぶりの新版登場! ピーター・バラカンの『新版 魂(ソウル)のゆくえ』
● 注目作をじっくり鑑賞する「語りたい逸品」コーナー
 *CD『CADILLAC BABY’S BEA & BABY RECORDS』
 *CD『DOWN HOME BLUES – CHICAGO 2』
●[新作アルバム・リヴュー]ボビー・ラッシュ/アーサー・アダムズ/トロンゾ・キャノン/ロバート・ランドルフ 他

【連載】
☆ 好評連載 トータス松本 1本のカセットから 第34回[最終回] 特別対談 ゲスト ジョンB、サンコンJr.(ウルフルズ) [後編]
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦
☆ フード・フォー・リアル・ライフ 〜歌詞から見るブルース&ソウルの世界 [中河伸俊]
☆ 小出 斉の勝手にライナーノーツ「HOMESICK JAMES AIN’T SICK NO MORE」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.77 「Dade」
☆ ゴスペル・トレイン「ドロシー・ノーウッド」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.226/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルが流れる店/轟美津子/加藤千穂
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか
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2019/8/20

BLUES & SOUL RECORDS 149号発売  BSR誌

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BLUES & SOUL RECORDS誌の最新号は、ニューオーリンズ大特集号となりました。ここまでニューオーリンズを前面に押し出したのは、2013年に「ニューオーリンズの今」という巻頭特集を組んだNo. 113以来ではないでしょうか。きっかけはドクター・ジョンが亡くなったことですが、彼を中心にプロフェッサー・ロングヘアはもちろんスマイリー・ルイス、ジェイムズ・ブッカーなどニューオーリンズR&Bの人たちを幅広くカバーした特集となっています。

この春にニューオーリンズのジャズフェスが50周年を迎えた年でもあり、50周年記念5枚組ライヴ盤についても特集していますよ。

僕は、今回ドクター・ジョン特集で彼とニューオーリンズのつながりというお題で書いたのを始め、ヒューイ・スミス、アート・ネヴィル(訃報)についても書きました。あと通常の海外ニュース欄も書いています。

その他、今回はクリスタル・トーマスやトロンゾ・キャノンの来日もあったので、そちらの来日インタヴューも掲載されています。

ぜひ、チェックしてみてください!

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BLUES & SOUL RECORDS NO. 149
2019年08月25日発売
定価: ¥1,600+税
https://bsrmag.com/magazine/bsr149/

ブルース&ソウル・レコーズ 第149号
表紙 ドクター・ジョン

特集 ドクター・ジョンとニューオーリンズ

 ニューオーリンズに生まれ、半世紀以上に渡る音楽活動を続けたドクター・ジョンことマック・レベナックが、2019年6月6日に77歳の生涯を閉じた。ギタリスト、ピアニスト、シンガー、ソングライター、プロデューサーと八面六臂の活躍でその名を歴史に残したドクター。ニューオーリンズR&B/ロックンロールを象徴する曲を取り上げた1972年のアルバム『ガンボ』は、同地の音楽とアーティストを世界に知らしめ、ニューオーリンズへの深い愛を示した名盤であった。本特集ではドクター・ジョンの歩みと、彼が愛したニューオーリンズR&Bの巨人たちを紹介する。


★ 追悼 ドクター・ジョン─彼の心にはいつもニューオーリンズがあった
★ ドクター・ジョン 厳選アルバム・ガイド─キャリア重要作を14タイトル紹介
★ 永遠の“『ガンボ』経験”
★ マックを育てたニューオーリンズ時代─“ドクター・ジョン”以前のスタジオ裏方仕事
★ ドクター・ジョンが愛したニューオーリンズの巨人たち プロフェッサー・ロングヘア/ジェイムズ・ブッカー/ヒューイ“ピアノ”スミス/デイヴ・バーソロミュー/スマイリー・ルイス/ファッツ・ドミノ/アール・キング/アラン・トゥーサン/ポール・ゲイトゥン 他
★ ニューオーリンズの影の立役者─ビッグ・ネームを支えたギターの名手たち
★ ドラム・キットに息づいた伝統─歴史を作ったニューオーリンズのドラマーたち

【付録CD】No City Like New Orleans
ドクター・ジョンとも関係の深いアール・キング、ギターの鬼才スヌークス・イーグリン、ニューオーリンズR&B初期から活躍する名シンガー、トミー・リッジリー、そしてプロフェッサー・ロングヘアに師事したピアニスト、ヘンリー・バトラー。ニューオーリンズの巨人4人による名演を収録。(ブラック・トップ原盤)

1. EARL KING: No City Like New Orleans
2. SNOOKS EAGLIN: I Went To The Mardi Gras
3. TOMMY RIDGLEY: Let's Try To Talk It Over
4. SNOOKS EAGLIN: Travelin' Mood
5. EARL KING & ROOMFUL OF BLUES: There's Been Some Lonely, Lonely Nights
6. HENRY BUTLER: Baby, Let Me Hold Your Hand
7. SNOOKS EAGLIN: Lipstick Traces
8. TOMMY RIDGLEY: About My Past
9. EARL KING: I'm Still Holding On
10. SNOOKS EAGLIN: That Certain Door
11. HENRY BUTLER: C.C. Rider
12. EARL KING: Make A Better World

【その他の主な記事】
●[インタヴュー]ブルース・ハーモニカの現役最高峰ビリー・ブランチ、リトル・ウォルター・トリビュート・アルバムをリリース
●[インタヴュー]新作を携え再来日を果たしたルイジアナのブルース・シンガー、クリスタル・トーマス「私はブルースを忘れない」
●[インタヴュー]現役真っ盛りのシカゴ・ブルースマン、トロンゾ・キャノン「私にとってのシカゴ・ウェイ」
● 深化したアフロ・ビートの精気─シェウン・クティ&エジプト80を観て
●[モータウン60周年記念企画 6号連続掲載/第4回]
 *時空を超えて浸透するモータウンNo.1ソング
 *本誌ライターが選ぶ! モータウン・プレイリストD [高橋 誠]
 *モータウン重要“裏”人物伝C ジョー・ハンター
●[追悼]アート・ネヴィル
● 注目作をじっくり鑑賞する「語りたい逸品」コーナー
 *CD『JAZZFEST: THE NEW ORLEANS JAZZ & HERITAGE FESTIVAL』
 *CD『NEW ORLEANS SOUL 1962-66』
●[新作アルバム・リヴュー]クリスタル・トーマス/オージェイズ/ビリー・ブランチ&ザ・サンズ・オブ・ブルース 他

【連載】
☆ 好評連載 トータス松本 1本のカセットから 第33回 特別対談 ゲスト ジョンB、サンコンJr.(ウルフルズ) [前編]
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦
☆ 小出 斉の勝手にライナーノーツ「DAVE BARTHOLOMEW / New Orleans Jazz Band」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.77 「Watch」
☆ ゴスペル・トレイン「J.C.バーネット師」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.225/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルが流れる店/轟美津子/加藤千穂
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか
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