2005/9/17
ドクタージョン@ブルーノート東京 ブルース
Dr.ジョンの来日公演がブルーノート東京であったので、観に行ってきました。
土曜の夜ということもあるのでしょうが会場は超満員で、熱気ムンムン。来日は3年半ぶりとちょっとご無沙汰だったこともあるだろうけど、連日被災したニューオリンズの様子が報道されていることも、ライブにより多くの人の足を運ばせたのではないかと思います。
Lower 911という何だか意味あり気なバンド名ですが(ニューオリンズ市のLower 9th地区をもじったもの?)、メンバーが特に変わったわけではありません。前回の来日からは、ギタリストがジョン・フォールに変わっていますが、ベースとドラムスは同じです。Dr.ジョン以外のメンバーはニューオリンズ在住のはずですが、とりあえず元気そうで何より。
"Now That You Got Me"から始まったステージは、新旧織り交ぜてはいたけど比較的新しいもの中心の印象で、ドクターはいつものように殆ど語りも入れずに淡々とプレイしていました。"Tipitina"、"Right Place, Wrong Time"などの名曲では客席は大いに盛り上がり、"Big Chief"で締める頃には総立ち状態。
アンコールは、"Sweet Home New Orleans"。歌詞を一部変え「激しい雨で堤防が崩れて、、、お前はどこへ行ってしまったんだ」と歌うドクターに、思わずうるうると来てしまいました。ニューオリンズの街の地名などが出てくる歌詞を聞いていると、ハリケーンで街が壊されてしまったのがますます悲しく感じてきました。
ドクターは、曲の終盤に一言「僕らの美しいホームタウンのことを思ってくれてありがとう」。客席から大歓声を受けていました。ドクターがハリケーンのことに触れたのはこのときだけでしたが、状況が状況だけに、そのメッセージはとても重く感じられたのでした。
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