2013/3/5

78歳、まだまだ元気!ジェイムズ・コットン@コットンクラブ  ブルース

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1970年代には、ファンクやロックを大胆に取り入れ、飛ぶ鳥をも落とす勢いを見せていたジェイムズ・コットン。彼ももう78歳。大ベテランの領域だ。90年代の半ばに喉頭がんで歌えなくなってしまったときには、もう彼も終わりかと思ったが、その後もヴォーカリストを立てて、バリバリ活動している。

今回は3年ぶりの来日。70歳代になってからも、2006年、2008年、2010年、そして今回と定期的に日本まで来ているのは、それだけでもえらい。前回ヴォーカル&ギターを務めたスラム・アレンの代わりに、ダリル・ニューリッシュが入った。ダリルは、アンソン・ファンダーバーグ&ザ・ロケッツやロニー・アールのブロードキャスターズでの活躍で頭角を現したテキサスのハーピストで、コットンがヴォーカリストを立てるようになった当初から、一緒にツアーをしている仲だ。前回この会場(コットンクラブ)に出演した際(2006年)にも同行していた。

ドラムスも前回のケニー・ニールJr.から、名手ジェリー・ポーターに変わった。今回のバンドが非常に安定感のあるグルーヴを生み出していたのは、ポーターによるところが大きいのではないかと思う。

この5月には3年ぶりの新譜「Cotton Mouth Man」も出るコットン。老いてもスローダウンしないのは嬉しい限り。

バンドのみで3曲演ったあと登場した彼は、以前よりも割腹がよくなった感じだ。そのせいか、足取りは重く杖をつきながらゆっくりゆっくり歩く。以前のようにハープを吹きながらさっそうと登場とは行かない。冒頭のプレイでは、多少息切れ気味。衰えがないと言ったら嘘になる。しかし、バンド・メンバーに目をやりながら、茶目っ気のたっぷりな表情の見せながらプレイする彼は本当に楽しそう。プレイしているうちに徐々に調子も上がってきた。

特にHonest I Doで生音でピィピィ言わせるプレイは、しびれた。若いころほどの勢いはなくても、コットンは最高だ。定番Rocket 88でものりのりなところを聴かせてくれた。目新しい選曲はないがコットンはやはりコットン、そう思わせるサウンドだ。

お客さんもこんなライヴが展開されれば自然と盛り上がってくる。特に定番のGot My Mojo Workin'、Sweet Home Chicagoでは自然とみんな歌ってる。

前回のコットンクラブでは自らも1曲ハープを吹いてくれたダリルは今回はヴォーカルに専念していたが、しなやかな歌いっぷりで、しっかりフロントを務めた。

歳を考えるともう最後の来日になるかも、と思って足を運んだファンも多いのではと思うけど、そう思わせておいてまだまだ来そうな気がしている。

しかし、大変僭越ながら一言アドバイス。もう少しダイエットしましょう(笑)。

James Cotton
Cotton Club Tokyo
Fri., Mar. 2, 2013
第二部
21:00-22:13

(冒頭バンドのみで3曲: inst, Holland, Nealのvoで1曲ずつ)
Instrumental
Blow Wind Blow
Honest I Do
Got My Mojo Workin'
Don't Start Me To Talkin'
Rocket 88
Sweet Home Chicago
Strange Things Happening
You Don't Have To Go
Going Down Main Street
The Midnight Creeper

[Personnel]
James Cotton (hca)
Darrell Nulisch (vo)
Tom Holland (g)
Noel Neal (b)
Jerry Porter (ds)

公演日程
2013. 3.1.fri - 3.3.sun コットンクラブ(1日2回公演)
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artist/james-cotton/

【過去の来日公演レポート】
◆2008年公演について(James Cotton観てきましたよ)
http://black.ap.teacup.com/sumori/138.html

◆2006年公演について(ジェイムズ・コットン@コットン・クラブ, 2006/6/11)
http://black.ap.teacup.com/sumori/21.html
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