2013/5/2

英語の学び方  個人ニュース

全然音楽の話でないですが、英語の話をひとつ。

昨日の朝日新聞朝刊に掲載されていた論争記事がツイッターでちょっとした話題になっていました。

子どもたちの英語力をのばすため、大学入試にTOEFLを導入することを自民党の教育再生実行本部が安倍首相に提言したことについての是非に関するものです。

教育再生実行本部の本部長である遠藤利明氏は、今までの英語教育が実用的な英語を身に着けさせることに成功していないという現状を踏まえ、必要な対応を取るというスタンス、対して和歌山大学教育学部教授の江利川春雄氏は、導入により高校の英語教育は大幅な内容増強が必要となり、教育現場は破たんし、生徒も過密な教育で英語ぎらいになってしまうと警告しています。

(争論)大学入試にTOEFL 遠藤利明さん・江利川春雄さん
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201304300626.html

詰め込み型の教育では成果を出すのは難しいとは思いますが、せっかく英語を勉強してもあまり役に立っていない状況は改善する必要があると僕は思います。なので、英語の総合的な能力をはかることができるTOEFLをひとつ目標として取り入れるのは間違った方向だとは思わないです。

ただ、遠藤氏は、英語力を上げることがグローバル人材を育てることと短絡的に考えていると思われる発言を記事の中でしており、その点はとても疑問に思います。言語はあくまでも意思疎通の手段であって、その能力はあるに越したことはないですが、それを使って何をするのかの方がはるかに重要だと思うのです。それをまず議論せずして、英語力の強化を言っても説得力はありません。

本当に意思疎通能力のある人は、言語力がどの程度あるかに関わらず、身振り素振りや片言の言葉などを駆使してでも自分の土俵に相手を引き込み、意思疎通を果たしてしまうものだと思います。言語外のコミュニケーション能力や教養などを磨く中で言語力も…という話でなければ、あまり賛成はし難いです。

一方、ひとつの言語を習得するのは、かなりハードルの高いことであり、身になるものにするにはそれなりに高い目標設定が必要だと考えます。TOEFLを導入は、その方策として有効ではないかと考えるのです。

あとは、生徒が英語ぎらいになったり、教育現場が破たんしたりしないように、運用面で考えていけばいい話ではないでしょうか?

個人的な話ですが、僕は幼少期に計4年間米国ですごし英語を叩き込まれました。しかも2度それを経験しています。最初は2歳のとき。このときは、まだ物心がついていないので、すんなり英語で話すようになりました。逆に当時は日本語は苦手だったみたいです。しかし、4歳で日本に帰国したら、あっという間に英語を忘れ、数か月後には日本語しか話せない状況になってしました。その頃のことはなんとなく覚えています。幼い子どもの吸収力と忘れる力(とでも言うのか)はすごいなと自分の経験から実感しています。

2度目は11歳のとき。よく人から「前住んだことがあるのなら、すぐに英語も思い出すね」と言われましたが、そんなことはなかったです。全くいちから勉強しました。最初はろくに挨拶もできませんでした。

人間11歳くらいになると、だいぶ基礎が固まってきているのか、もうこのときはほっといても勝手に習得できるというものではありませんでした。小学校(普通のアメリカの公立学校です)では、他の生徒が社会や理科など他の教科をやっている間も、教室の片隅で小1レベルの英語のワークブックとひたすら格闘。先生や同級生が交代で僕の面倒をみてくれました。

中学に上がると、外国人向けの英語のカリキュラム(ESL=English As A Second Language)が用意されており、一日の半分はESLクラスで勉強しました。毎日毎日英語漬けで、正直かなり苦しかった。でも、人間追い込まれると無理だと思われることもできるものです。最終的にはそれなりに話せるようになっていました。

言語は必要となれば、覚えられるものだと思います。必要性も感じられないまま詰め込みをするのは逆効果。日本で学ぶ高校生たちにどうやって、その必要性を感じさせるかが難しいところであり、教育現場の知恵のしぼりどころですね。

僕は、あのとき苦労したおかげで今英語が使えて非常によかったと思っています。

日本の英語教育も改善されて、多くの生徒が実のある語学力を習得できればよいなと感じています。
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