2014/10/9

キャンディ・ステイトン来日、再び  R&B/ソウル

熱烈な歓迎の中で行われた初来日公演から2年。早くもキャンディ・ステイトンが再び日本にやって来てくれました。

その間、彼女が出演した映画「黄金のメロディ〜マッスル・ショールズ」が封切られ、久々のマッスル・ショールズでのレコーディングを含む新譜「Life Happens」もリリースになっています。

2夜4回の東京公演両日の2部を見ました。バンドはコーラスが1人増えているものの、ほぼ前回と同じ編成。しかし、メンバーは全て入れ替わっています。

2回とも、セットリストはほぼ同じ。前回は多くのファンが聴きたかったフェイム時代の曲より後のレパートリーに重きが置かれていて若干淋しさを感じましたが、今回は曲目を入れ替え、フェイムやや多め、新曲も加わりバランスの良い内容だったと思いました。

新曲は、冒頭で演った"Where I'm At"は力強くファンキーでフェイム作品と並べても遜色ないし、語りかける様に歌ったバラード"Even The Bad Times Are Good"は、深みのある歌声にぐっと来ました。

フェイムの曲からは、前回やらなかった"Sweet Feeling"をやってくれたのも嬉しかったですが、"How Can I Put Out The Flame"を歌ってくれたのは感無量。不覚にも涙腺が緩み、うるうる来てしまいました。個人的にはキャンディの一番好きな曲ですが、まさかやるとは思いませんでした。70年代を最後にやってなかったものの、何でもFacebookやEメールで「来日した際には是非歌ってほしい」とリクエストを受けたので、応えたのだそう。キーは下げていましたが、堂々たる熱唱には心底見に来てよかったと思いましたよ。

"Suspicious Minds"では2日目は、お客さんに歌わせたりもしてましたね。初日はさらっとやってましたが。同じ曲でも、毎回内容は結構違う様です。

ライブ終盤は、やはりこの曲、ワーナー時代のヒット曲"Young Hearts Run Free"を。途中ゴスペル・メドレーやメンバー紹介も挟み、賑やかに展開しました。

アンコールの"You Got The Love"は1986年の作品で、ヨーロッパでは一番人気だそう。前回はやりませんでしたが、これで締めるのが彼女にとっては自然なのかもしれませんね。

2日目は、初日と1曲だけ演目が異なりました。初日中盤でやった新曲"She's After Your Man"を外し、代わりにフェイムの"I'm Just Your Prisoner"を入れたのです。新曲もいいけど、やはりこれは嬉しい選曲でした。この曲は前回の来日でも2日目だけやったんですよね。これを入れると演目12曲中半数の6曲がフェイム。これは、古くからのファンにもなかなかいい感じの割合ではないでしょうか。

しかし、キャンディの若々しさには驚くばかりです。颯爽と歩く立ち回りは、とても74歳とは思えません。スタイルもキープしているし、ぴょんぴょん跳ねちゃうし。その出で立ちには、まだ若い頃の可愛らしさが残っていると思いました。

声は出にくいところもあり、若い頃と同じとはいきませんが、まったりとした声質、歌い回しは昔と殆ど変わりません。それだけに生で聴くと感慨深いものがありました。

今回の来日では、東京公演のあとに初めての大阪公演も組まれました。ただ、キャンディは大阪では喉の調子が悪かったそうで、声がよく出ていなかったとのこと。東京ではとても調子がよさそうだっただけに残念。でも、また来てくれますよね?

因みに今回のバンドのメンバーは、ドラマーのマーカスとコーラスのカサンドラはキャンディの子だそう。2人とも、最初の夫との間の子の様です。キャンディによると、マーカスはビリー・ポールとプレイした経験があり、プリンスのドラマーにドラムスを教えたんだそうです。

ギターのアンソニー・ロケットは、キャメオで活躍した人でした。ベースのサムはマイケル・ジャクソンやウィットニー・ヒューストンなどのバンドでもプレイしていたことがあるそう。そんな強者が揃っただけあってサポートには安定感が、あったと思います。

ライブの時間は75〜80分程度と長くはなかったのですが、充分満足の行く内容でした。

ひとつ残念だったのは、前回と比べてお客さんの入りが今ひとつだったこと。二度目ということで新鮮味には欠けますが、これだけ充実したショウを見せてくれたのに勿体無いです。

今度また来てくれたら、みんな是非行きましょうね!

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【セットリスト】

Candi Staton
Billboard Live Tokyo

※Sat., October 4, 2014, 2nd set
21:02-22:17 (encore 22:08 - )

♯Sun., October 5, 2014, 2nd set
19:31-20:50 (encore 20:42 - )

1. Where I'm At
2. Sweet Feeling
3. I'd Rather Be An Old Man's Sweetheart
4. Even The Bad Times Are Good
5. Nights On Broadway
6. She's After Your Man※
6. I'm Just Your Prisoner (Of Your Good Lovin')♯
7. Stand By Your Man〜Stand By Me
8. How Can You Put Out The Flame (When You Keep The Fire Burning)
9. In The Ghetto
10. Suspicious Minds
11. Young Hearts Run Free
-encore-
12. You Got The Love

---

[Personnel]
Candi Staton - vocals
Monica Josette - background vocals
Tony Hightower - background vocals
Cassandra Hightower - background vocals
Xavier Gordan - keyboards
Anthony Lockett - guitar
Sam Sims - bass
Marcus Williams - drums

【公演日程】
2014年
10月4日(土)18:00 / 21:00 ビルボードライブ東京
10月5日(日)16:30 / 19:30 ビルボードライブ東京
10月7日(火) 18:30 / 21:30 ビルボードライブ大阪

【初来日公演セットリスト】
http://black.ap.teacup.com/sumori/1387.html
2
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2014/10/14  15:12

投稿者:sumori

oyecomovaさん、コメントありがとうございます。
アレサの新譜も楽しみですね。一度生で見てみたい人ですが、なかなか難しいですね。しかし、キャンディもほんの2年前まで、生で見られる日が来るとは思っていなかったので、願えば叶うと思って待つ事とします。

2014/10/11  10:21

投稿者:oyecomova

あ、すみません、文章が変になりました・・・
「新作含めバランス良かった」のはキャンディ・ステイトンの方です(^^;

アレサ御大は、カバーアルバム(!)ですもんね

2014/10/11  10:18

投稿者:oyecomova

セットリストのアップありがとうございます。わからないものもありましたので感謝いたしております。
私も初日の1stに行っておりました。
そうですね、Stand by Your Man 〜 Put Out the Flameの流れで号泣してしまいました(^^)
ところで、アレサも新アルバム(!)出るようで動画もあちこちに出てますね。この世代の人達のパワー恐るべしですね。
新作も含めバランスも良かったかなと・・・

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