2014/12/14
町田謙介、W.C.カラス@バイユーゲイト ブルース
バイユーゲイトが延焼被害で営業を停止して5日目となった12月12日の金曜日。町田謙介(マチケン)&W.C.カラスのライヴが開催されました。元々バイユーゲイトでの通常ライヴとして組まれていたもので、お店が使えなくなった以上、当初は中止されると思われましたが、マチケンの「どんな形になってもやろう」という強い思いから、「バイユーゲイト通常営業再開を応援するチャリティライブ」として実現したのです。
しかし、店内は未だ電気も通っておらず、雨もりも続いている状態。お客さんを招き入れることは、とてもできません。
そこで、お店の入り口で生音の弾き語り、路上ライヴ形式で行われることとなりました。とは言え、お店の前には駅前の様に人が集まるスペースはなく、人の通行を妨げることになれば、いつ中止になるかもわからない危険な橋を渡る開催でもありました。
しかし、蓋を開ければ特に大きな問題も発生せず、1時間あまりのライヴは無事終了。集まったお客さんは30人くらいでしょうか。皆周囲に迷惑がかからないよう気を使いながら楽しむ大人の対応で、スタッフが注意をしなければならないような事態も発生しませんでした。
19:30を少し回った頃、マチケンの"Many Rivers To Cross"で幕開け。その声は道を挟んだ向かいの高層マンションのてっぺんへ抜ける様に力強く寒空の下に響きました。マイクもないのに、これはすげぇ。
町田謙介
ライヴはマチケン、カラスそれぞれ2、3曲で交代するというイレギュラーな形式で続きましたが、これは短時間しか見られない人がいても、また途中でライヴが中止にさせられても両者を見られる様にと、演奏する2人が直前に決めたものでした。
W.C.カラスは、さすがに声量こそマチケンに及ばないものの、持ち前のキャラと車道ギリギリまで出ての熱演で楽しませてくれました。心に響くものが確かにありました。お子様も多く通る路上でも爽やかに”Hot Dog Blues”も歌ってのけたし(笑)。
W.C.カラス
車道を挟んだ離れた位置からの鑑賞となったお客さんは、状況が状況だけに反応もおとなしめではありましたが、"Crazy Love"などお馴染みの曲では自然とコーラスがわき起こりいい雰囲気に。
通りを挟んでバイユーゲイトの方を見つめるお客さん
ラストは2人で歌い終了。僕が終演後投げ銭の缶を持って廻りましたが、非常にお金の集まりはよかったです。やはり皆お店を支援したいという気持ちが強いのでしょうね。中には、ライヴには間に合わなかったけどお金だけ入れてくれた方もいました。
開演前には、中野ブライトブラウンのミキさんが金曜日の忙しい中、駆けつけて「寒いライヴだから」とカイロをカンパしてくれました。お客さんの中にはChihanaさんの姿も。
まだまだ、この先お店再開までには厳しい道のりが待っていると思いますが、ここにいた人たちに悲壮感はなく、前向きな雰囲気だったのもよかったと思います。店主の上田君も、「当初店を開いたときよりも、お店の看板となるミュージシャンがいて、お客さんがいる今の方がずっと状況はいい」と語っていたのは印象的でした。どのような形であれ、きっとそう遠くない時期にお店は復活を遂げる、そう思わずにはいられませんでした。
しかし、あえて今までやるはずもなかったバイユーゲイト前での路上ライヴ。意外とやれば出来るもんなんですねぇ(笑)。
なかなか渋いカラスさん
ラストは2人で歌って締めました
しかし、店内は未だ電気も通っておらず、雨もりも続いている状態。お客さんを招き入れることは、とてもできません。
そこで、お店の入り口で生音の弾き語り、路上ライヴ形式で行われることとなりました。とは言え、お店の前には駅前の様に人が集まるスペースはなく、人の通行を妨げることになれば、いつ中止になるかもわからない危険な橋を渡る開催でもありました。
しかし、蓋を開ければ特に大きな問題も発生せず、1時間あまりのライヴは無事終了。集まったお客さんは30人くらいでしょうか。皆周囲に迷惑がかからないよう気を使いながら楽しむ大人の対応で、スタッフが注意をしなければならないような事態も発生しませんでした。
19:30を少し回った頃、マチケンの"Many Rivers To Cross"で幕開け。その声は道を挟んだ向かいの高層マンションのてっぺんへ抜ける様に力強く寒空の下に響きました。マイクもないのに、これはすげぇ。
町田謙介
ライヴはマチケン、カラスそれぞれ2、3曲で交代するというイレギュラーな形式で続きましたが、これは短時間しか見られない人がいても、また途中でライヴが中止にさせられても両者を見られる様にと、演奏する2人が直前に決めたものでした。
W.C.カラスは、さすがに声量こそマチケンに及ばないものの、持ち前のキャラと車道ギリギリまで出ての熱演で楽しませてくれました。心に響くものが確かにありました。お子様も多く通る路上でも爽やかに”Hot Dog Blues”も歌ってのけたし(笑)。
W.C.カラス
車道を挟んだ離れた位置からの鑑賞となったお客さんは、状況が状況だけに反応もおとなしめではありましたが、"Crazy Love"などお馴染みの曲では自然とコーラスがわき起こりいい雰囲気に。
通りを挟んでバイユーゲイトの方を見つめるお客さん
ラストは2人で歌い終了。僕が終演後投げ銭の缶を持って廻りましたが、非常にお金の集まりはよかったです。やはり皆お店を支援したいという気持ちが強いのでしょうね。中には、ライヴには間に合わなかったけどお金だけ入れてくれた方もいました。
開演前には、中野ブライトブラウンのミキさんが金曜日の忙しい中、駆けつけて「寒いライヴだから」とカイロをカンパしてくれました。お客さんの中にはChihanaさんの姿も。
まだまだ、この先お店再開までには厳しい道のりが待っていると思いますが、ここにいた人たちに悲壮感はなく、前向きな雰囲気だったのもよかったと思います。店主の上田君も、「当初店を開いたときよりも、お店の看板となるミュージシャンがいて、お客さんがいる今の方がずっと状況はいい」と語っていたのは印象的でした。どのような形であれ、きっとそう遠くない時期にお店は復活を遂げる、そう思わずにはいられませんでした。
しかし、あえて今までやるはずもなかったバイユーゲイト前での路上ライヴ。意外とやれば出来るもんなんですねぇ(笑)。
なかなか渋いカラスさん
ラストは2人で歌って締めました
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