2019/6/18
Tedeschi Trucks Band来日公演レポート (2019) ロック
2019年、テデスキ・トラックス・バンドの来日ツアー、東京ドームシティー・ホールでの最終公演 (2019/6/16)をみました。
彼らを見るのは3年ぶりでしたが、やはりデレク・トラックスのプレイは圧巻でした。しかし、これだけの大人数のバンドで度々来日している彼らは偉いと思います。この半分でも十分バンドとしては成り立つわけですが、音の厚みは、この編成だからこそ出せるもの。
コフィ・バーブリッジの後任、ゲイブ・ディクソンは前半は控えめに感じましたが、中盤でソロをとってから、後半ではBound for GloryやMidnight In Harlemなどで大いに活躍。コフィが亡くなってしまったのは残念ですが、バンドとしては後退した印象はありませんでした。
毎日セットリストを変更してくる彼ら。この日のセットでは新譜のタイトル曲からスタートしつつ、新旧織り交ぜた選曲を堪能しました。前日までやっていなかったAngel from Montgomeryを「父が好きだったこの曲を父の日にやる」とスーザンが言ってやってくれました。
圧巻は、アンコールのWith A Little Help from My Friends(ジョー・コッカー・バージョン)。スーザンのヴォーカルはこの日一番の力の入りようでした。思えば、3年前、東京とニューオーリンズで見た際もこの曲が締めだったのでした。
一方、マイク・マティソンは、最終日のせいか、かなり声が疲れていたんじゃないかなぁ。もともとハスキーな声の人ではありますが、それにしても声が潰れていて聴き苦しい感じでした。そのせいか、過去の公演より存在感を感じなかったのはちょっと残念。
Midnight in Harlemは、満月を映し出す演出もあり、非常に美しかった。最後に月が沈んでいくのもにくい!
次回は、3年も待たせないでね。
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Tedeschi Trucks Band
Sun., June 16, 2019
Tokyo Dome City Hall
16:00-18:10
[Setlist]
1. Signs, High Times
2. Part of Me
3. Right on Time
4. When Will I Begin?
5. Keep on Growing
6. Key To the Highway
7. Swamp Raga
8. Midnight in Harlem
9. I Want More
10. Leaving Trunk
11. Volunteered Slavery
12. Hard Case
15. Angel from Montgomery
14. Sugaree
15. Bound for Glory
〜Encore〜
16. Made Up Mind
17. With A Little Help from My Friends
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